2022に初めての転職でJPX総研、フロンティア戦略部を選んだ理由と、仕事のやりがいについて、エンジニアのyuharaさんにお話を聞いてみました。
自分で手を動かしてモノを作りたい
ー 前職では何をしていましたか。
yuhara 新卒で、証券系の大手ITサービサーに就職しました。SI事業もやる会社ではありましたが、私はバイサイド(資産運用会社などの機関投資家)の会社が利用する、ファンド管理をするための自社サービスを開発する部署に入りました。元々バイサイドの業務に興味があり、プロダクトも面白く、一緒に働く方々の意欲など尊敬できる部分があり、やりがいを持って開発をしていました。
ー とても面白そうなお仕事ですね!そんな中で、なぜ転職を考えたのでしょうか?
yuhara ありがたいことに社会人2年目の途中で、新たな機能の開発リーダーに選んでもらえました。自分なりに設計や開発をもがきながら進めていたのですが、途中から開発規模の大きさに比例して、プログラマーやテスターの管理に回ることが多くなり、自分で手を動かしてモノを作るという機会が減っていきました。やっぱり自分で手を動かしてモノを作りたいという思いで、転職を考え始めました。
ー JPX総研、フロンティア戦略部に応募したきっかけはなんだったのでしょうか。
yuhara 同じ証券業界でモノをつくる、ということを軸に探して、エージェントに紹介してもらいました。JPXという証券取引所の中で、内製部隊で自社サービスを開発するポジションということで、面白そうと思いまずは話を聞きにいきました。
最初の面接で対応いただいた方々(今の同じチームの先輩と上司)が非常に面白そうにプロジェクトを語ってくださったこと、自分たちで開発を行なっている様子をお聞きして、ぜひ自分も一緒にはたらきたい、と思いました。
モダンな技術スタックを自分たちで取り入れられる
ー いわゆる大手SIerから事業会社、しかもマネージングのポジションから、手を動かすエンジニアへの転向で、不安はありませんでしたか?
yuhara 正直ありました。実際の手を動かすもの作りのスキルも、学生時代のインターンや研究、趣味の延長がほとんどで、仕事として通用するのか不安でした。しかし実際入社すると、先輩やチームのメンバーが優しくフランクにおしえてくださり、すぐにキャッチアップできたように思います。
研修を受けさせてくれたり、テック系のイベントにも積極的に参加させてもらえたり(ニューヨークやラスベガスでのイベントにも参加!)、日々slackでの技術的な情報交換なども活発で和気藹々と技術力をあげていっています↓(slackの情報交換チャンネルの様子。)
今では、自ら色々な技術スタックを取り入れながら、その時に最適な開発スタイルを作り上げることができるようになっているので、エンジニアとしても成長できていると思います。
JPXの立場で、業界全体へのシフトを促す
ー 実際に入社してみて、当社の魅力はどんなところだと感じていますか?
yuhara JPX総研は、JPXグループの中でも新しい会社で、今までのJPXにない風を証券業界に吹かせようとしています。フロンティア戦略部はその中で新しいデータサービスの開発や、新規ビジネスをどんどん切り開いていく役割があります。
証券業界の方の話を聞くと、JPXという中立的な立場だからこそできる、音頭をとりながら進めることができる領域がまだまだたくさんあるように思います。そこに、我々エンジニアがスピード感を持って対応して、業界全体がよりよくなっていく、ということを肌で直接感じることができるのがとてもやりがいを感じることができます。
ー 現在取り組んでいる仕事内容について教えてください。
yuhara ひとつは、データ配信サービス「J-Quantsシリーズ」の開発です。取引所にある配信可能なユニークなデータ自体の開発はもちろん、配信チャネルの拡充や、請求作業などの社内オペレーションを自動化してより多くのお客様に省オペレーションでデータをお届けできる仕組みを作る、社内DX的な取り組みもおこなっています。スクラムの体制で、エンジニア&ときどきスクラムマスターをしながら、開発サイクルをまわしています。
2つ目は、証券業界を横断的に実施するオペレーション省力化のPoCや事業化検討です。証券業界では、会社単体に閉じず、複数の会社(証券会社間、証券会社 - 信託銀行 - 資産運用会社 など)でのデータのやりとり、人手を使った複雑なオペレーションがまだまだあります。そこをJPXを中心に、どのような業務があるべき姿か、どのようなサービスがあれば効率的にまわるのかを検討、実装していく活動です。色々な方に話をききながら、実際にモノを作る、非常に面白い仕事だと思っています。
ー 転職時に考えていたやりたいこと、はできていますか?
yuhara はい。まさに自分たちで手を動かしながら、やりたい方法で証券取引所や業界全体に貢献できていると思います。エンジニアとしてもモダンな技術スタックに常に触れながら開発をできて、非常に満足しています。
ー 転職を考えている方に一言お願いします。
yuhara 自分で手を動かして、証券業界に新たな風を吹かせてみたいという方、ぜひお待ちしています!現時点でのエンジニアリング力はそこまで問いません。金融業界の知識も問いません。興味と学習意欲があれば一緒にチャレンジしましょう!