「この会社、好きだな」
そう心から思える職場は、どれくらいあるのでしょうか。
成果主義・報酬重視・組織力——
それぞれ異なる強みを持つ企業を経験する中で
どこにも“理想”を見出せなかったという副社長。
その違和感こそが
「働く人が胸を張って好きと言える会社をつくりたい」という想いにつながりました。
今回は、副社長の井上さんと入社10ヶ月の新卒エンジニア 大谷さんによる
対談インタビューをお届けします。
会社の立ち上げ背景から、実際に働く若手のリアル、そしてこれからの挑戦まで。
“組織で働く意味”を改めて考えさせられる内容となりました。
「好き」と言えない違和感が、すべての始まりだった
——まずは、会社を立ち上げたきっかけを教えてください。
副社長
relationは14年前に立ち上げた会社で、
「人と人とのつながりを大切にしたい」という想いからスタートしました。
ただ最初から明確な答えがあったわけではなくて、これまでのキャリアの中で感じてきた“違和感”の積み重ねが原点なんです。
——違和感、というのは?
副社長
これまで3社経験してきたんですが、それぞれ極端だったんですよね。
1社目は成果主義で、数字がすべての世界。
やりがいはあるけど、どこかで「この働き方でいいのか」と感じていました。
2社目はIT企業で、“お金で人を集める組織”。
でもリーマンショックで一気に崩れて、「組織はお金だけじゃ続かない」と痛感しました。
3社目は逆に組織力が強すぎて、今度はルールに縛られる感覚があったんです。
——すごく対照的ですね。
副社長
そうなんです。
その中で気づいたのが
「どの会社でも心から“この会社が好きだ”と思えた瞬間がなかった」ということでした。
だからシンプルに、
“働く人が自然とこの会社、好きだなと思える場所をつくりたい”
それがrelationを立ち上げた理由です。
異業種からITへ。通用しなかった現実
——キャリアの中で印象的な挫折はありますか?
副社長
一番はIT業界に入ったときですね。
それまで建設業で4年働いていたんですが、ITに来た瞬間に何も通用しなくなりました。
文化も知識も違って、本当にゼロからのスタートでした。
——どう乗り越えたんですか?
副社長
正直、自分一人では無理でした。
周りの同僚や上司、エンジニアの方に支えられて。
「個人で頑張る」ではなく、「チームで仕事をする」ことで乗り越えられた感覚です。
入社10ヶ月。新卒エンジニアのリアル
——大谷さんは入社10ヶ月ですが、率直にどうですか?
大谷さん
入社前はかなり不安でした。
大学でプログラミングはやっていましたが、実務は別物だと思っていたので…。
副社長
実際入ってみて、その不安はどう変わった?
大谷さん
かなり減りました。
一番大きいのは、周りの方が本当に優しいことです。
質問もしやすくて、「一人で抱え込まなくていい環境」だと感じました。
副社長
技術より環境の影響が大きかった?
大谷
そうですね。
スキル面の課題はまだありますが、「やっていける」という感覚は持てています。
「いい意味で裏切られた」ギャップ
——入社前後でギャップはありましたか?
大谷さん
いい意味でありました。
「社員満足度80%以上」と聞いて、正直ちょっと疑っていたんですが…。
副社長
そこはまぁ、そうなるよね(笑)
大谷さん
はい(笑)
でも入ってみたら、本当にその通りでした。
特に印象的だったのは、社員アンケートの透明性です。
良い意見も悪い意見もオープンになっていて、
「ちゃんと声が届く会社なんだ」と実感しました。
働きやすさの裏にある“難しさ”
——働きやすい環境の一方で課題もありますか?
副社長
ありますね。
優しさだけだと、どうしても“ぬるさ”になってしまう危険があります。
そこはすごく難しいバランスです。
——若手の成長については?
副社長
正直、まだ課題ですね。
エンジニアは経験が重要なので、最初はどうしてもインプット期間が長くなる。
そこをどう短くして、早く活躍機会を作るかは会社としてのテーマですね。
大谷さん
僕も、もっと成長したい気持ちはあります。
ただ今はまだ、与えられた業務の中で精一杯で…。
そこからどう貢献を広げるかは模索中です。
副社長
そこはこれからだね。
経験に関係なく活躍できる仕組みは、今まさに作っているところです。
新卒に期待するのは「若さ」
——新卒に期待していることは?
副社長
一番は“若さそのもの”ですね。
僕らにはない発想や、SNSの感覚。
そういうものは若い世代にしか出せないと思っています。
だから遠慮せずにチャレンジしてほしい。
機会は自分で取りにいっていいし、そこは全力でサポートします。
社会人になって感じた変化
——社会人になって良かったことは?
大谷さん
3つあります。
1つ目は、お金の自由が増えたこと。
2つ目は、仕事以外の時間も楽しいこと。
3つ目は、業務を通して成長を実感できることです。
それぞれのこれから
——今後挑戦したいことは?
大谷さん
社内向けの知識共有サイトを作りたいです。
新卒の「わからない」を減らせる場所にしたいと思っています。
副社長
僕はやっぱり自社プロダクトですね。
クライアントワークの強みはあるので、
そこに加えて“自分たちのプロダクト”を世の中に出していきたいです。
編集後記
「会社を好きと言えるかどうか」
そのシンプルな問いの裏には、
理想と現実、優しさと厳しさ、安心と成長のバランスがありました。
副社長と新卒、それぞれの視点が交わることで、
relationという会社の輪郭が少しずつ立ち上がっていきます。
次回は、また違った角度からこの会社の“今”を切り取っていきます。
ぜひ引き続き、ご覧ください!