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それでも私たちは、こんなエンジニアと働きたい

私たちは、毎週金曜日に金融ITの現場で感じていることや、考えていることをストーリーとして書いています。ここまでのストーリーで、単純なプログラミングだけでは厳しくなること金融ITの立ち上がりで大変なのは技術以外の部分であること私たちがフルリモート前提にしていない理由について書いてきました。読んでいただいた方の中には、「じゃあ、結局どんな人を求めているのか?」と思われた方もいるかもしれません。今回は、そこを正直に書きたいと思います。私たちが一緒に働きたいエンジニア像私たちが探しているのは、スキルが高い人よりも、現場で信頼を積み上げられる人です。具体的には、こんな方です。分からないことを、その...

私たちが「フルリモート前提」にしない理由

私たちは、毎週金曜日に金融ITの現場で感じていることや、考えていることをストーリーとして書いています。「フルリモートは可能ですか?」採用活動をしていると、この質問を最初にいただくことがあります。結論から言うと、私たちは「原則フルリモート前提」にはしていません。今日は、その理由を正直に書こうと思います。フルリモートを否定しているわけではありません最初にお伝えしておきたいのは、フルリモートそのものを否定しているわけではないということです。実際、フェーズによってはリモート中心の案件もあります状況に応じて柔軟な働き方を取ることもありますただし、それを「最初からの前提条件」にはしていないというのが...

金融ITの立ち上がりで、一番大変なのは「技術」ではありません

金融ITの立ち上がりで、一番大変なのは「技術」ではありません私たちは、毎週金曜日に金融ITの現場で感じていることや、考えていることをストーリーとして書いています。今回は、SESとして、すでに動いている金融ITの現場に参画する際の「立ち上がり」について書いてみたいと思います。金融ITの立ち上がり=難しい実装、ではありません金融ITというと、高度な技術が必要そう難しい実装が多そうそんなイメージを持たれることが多いかもしれません。ですが、途中参画の立ち上がりにおいて本当に大変なのは、技術そのものではありません。一番大変なのは「立ち上がりの1ヶ月」ですSESとして、すでに動いている現場に入るとき...

「単純なプログラマ」の次に来る仕事は何か

私たちは、毎週金曜日に、現場で感じていることや、考えていることをストーリーとして書いています。前回のストーリーで、私たちはこう書きました。「単純なプログラマ」の寿命は、あと3〜5年だと思っています。少し強い言葉だったかもしれません。ただ、これは不安を煽りたかったわけではありません。今回はその続きとして、「では、その次に来る仕事は何なのか」について書きたいと思います。AIが奪うのは「仕事」ではなく「役割」です生成AIの進化によって、プログラミングの世界は確実に変わり始めています。既存コードの修正単体テストコードの生成定型的なレビュー仕様理解の補助こうした作業は、すでに人より速く、安定してこ...

「単純なプログラマ」の寿命は、あと3〜5年だと思っています

少し刺激的な言い方かもしれませんが、私たちは本気でそう考えています。ここで言う「単純なプログラマ」とは、次のような役割を担っている人のことです。要件は誰かが決めてくれる設計書どおりに実装する単体テストを作って、消化するなぜその仕様なのかは深く考えないこうした、“作業としてのプログラミング”を主な役割にしている人です。「でも、うちの現場はまだAIを使っていない」そう感じている方も、まだ多いと思います。実際、生成AIの活用を前面に出している現場は、今のところ一部です。ただし、ここで一つだけ強調しておきたいことがあります。問題は「今使っているかどうか」ではありません。「使える状態が整った瞬間に...

「上流工程」とは、偉くなることではない── 私たちが考える、本当の上流の仕事

「上流工程に行きたいです」エンジニアの方と話していると、この言葉を聞くことがあります。ただ、その中身を掘り下げていくと、人によってイメージしているものは大きく違います。実装をしなくてよくなること現場から離れること指示を出す側になることもしそう思っているなら、それは私たちの考える「上流工程」とは少し違います。私たちが考える「上流工程」とはクラウン情報テクノロジーが考える上流工程とは、仕事の意味と責任を引き受ける工程です。このシステムは、誰のためのものか何を変えるために作るのか変えてはいけないものは何か仕様書を書く前に、こうした問いに向き合い続ける仕事だと考えています。技術よりも、判断が問わ...

「ただレンガを積む仕事」は、もう終わりにしませんか―― 私たちがエンジニアに求めている“視点”の話

エンジニアとして働いていると、「言われたものを作る」「仕様通りに実装する」そんな仕事が当たり前になっていくことがあります。目の前のタスクはこなしている。でも、この仕事は何のためにあるのか?誰の役に立っているのか?そう考える余裕が、いつの間にかなくなってしまう。私が社員に、いつも伝えていること私は、社員にこんな話をしています。「このプロジェクトは何のため(誰のため)に役立っているのか。カットオーバーの前と後で、何が変わるのかを意識してほしい」システムは、作って終わりではありません。リリースされたその先で、誰の業務が楽になるのかどんな判断が早くなるのかどんなリスクが減るのかそこまで考えて、は...

「何でもできる」は、何にもできない。金融IT×上流工程で“偏差値50”から伸びるエンジニアへ

「うちは、何でもできます。」IT業界では、よく聞く言葉です。ですが正直に言うと、私はこの言葉にずっと違和感を持ってきました。特に、私たちのような10名にも満たない小さな会社がそれを言った瞬間、「結局、何が強みなのかわからない会社」になってしまうからです。だから私は、こう考えています。「何でもできる」は、何にもできないのと同じ。これは挑発でも否定でもありません。専門性を持たないまま年齢を重ねることの怖さを、現場で何度も見てきた人間としての、率直な実感です。「フルスタックエンジニア」という言葉への違和感もう一歩踏み込んで言うと、私は「フルスタックエンジニア」という言葉にも、少し慎重です。フロ...

“まだ若いから大丈夫”は、本当に大丈夫でしょうか

「まだ30代だし、今はそこまで心配しなくてもいい」「現場も回せているし、評価もされている」そう思っている方にこそ、今日はあえて 少し厳しいかもしれない話 をしたいと思います。年齢を重ねると、確実に変わるものがあるIT業界は、若いうちは実力以上に評価されやすい世界です。体力がある新しいことを覚えるスピードが速い無理がきく20代・30代前半までは、「手を動かせる」こと自体が大きな価値になります。しかし40代、50代になると、状況は少しずつ、しかし確実に変わっていきます。長時間の作業が体力的につらくなる新技術のキャッチアップに時間がかかる若手と同じ仕事を、同じ条件では求められなくなるこれは能力...

なぜ私たちは「金融ITの上流工程」にこだわるのか

はじめまして。株式会社クラウン情報テクノロジー代表の増井です。私たちは、金融系システムを中心に、要件定義・基本設計といった上流工程を主軸としたITサービスを提供しています。今回は、なぜ私たちが「金融ITの上流工程」にこだわり続けているのか、その背景をお話ししたいと思います。技術だけでは、長く活躍し続けることは難しいIT業界は変化が早く、扱う言語やフレームワークは数年単位で入れ替わっていきます。もちろん技術力は大切です。しかし、技術だけに依存したキャリアは、年齢を重ねるにつれて選択肢が狭まっていく現実もあります。私自身、長く金融系システムに携わる中で実感してきたのは、「業務を理解し、システ...