こんにちは、アイデアプラス採用担当です。
今回は、当社が自社開発しているクリエイティブ補助ツール「Comode(コモード)」の裏側と、プロジェクトをリードしたエンジニア・青木のストーリーをご紹介します。
「デザイン×AI」「企画段階から関わる開発」に興味のあるエンジニアの方は、ぜひご覧ください。
AIの力でクリエイティブの価値を守る
「デザインに集中したいのに、進行管理や調整の負担が大きすぎる…。」
そんなデザイナーの声が、私たちのシステム開発の出発点でした。
デザイン現場では長年、こんな課題が繰り返されてきました。
- デザイナーの意図が伝わらず、修正が無限ループ
- ディレクションや進行管理業務もデザイナーが担ってしまい、漏れや抜けが発生
- クライアントとの認識がズレて、「なぜ追加工数?」と不信感が生まれる
- 当初の見積もりから、度重なる修正で赤字化してしまう
クリエイターもクライアントも、お互いに疲弊してしまう構造。
この課題を解決するために誕生したのが、クリエイティブ補助ツール 「Comode(コモード)」 です。
"なんとなく"を仕組化するAIツールの誕生
Comodeは、デザインの現場における ヒアリング〜コンセプト設定〜ラフデザイン制作までの一連の流れを、AIの力で時短・仕組み化し、デザイナーとクライアントの間で共有できるようにします。
さらに、見積書・請求書の発行や、NFT発行などの事務作業も、同じフローの中で完結できるよう設計されています。
現場にあった本質的な課題は、とてもシンプルです。
本来は制作に集中すべきデザイナーが、慣れないディレクションや進行管理を手探りでこなしていること。
その結果、意図の伝達や情報共有に小さなズレが生まれ、それがやがて大きな誤解や無限修正につながっていきます。
Comodeは、この“コミュニケーションエラーの連鎖”を断ち切るためのツールです。
エンジニア青木が踏み込んだ、デザインの世界
このプロジェクトに企画段階から参加したのが、エンジニアの青木。
デザイン領域に携わるプロジェクトは、今回が初めてでした。
「デザインの話って抽象的で、関わったこともなかったので、最初は"ふーん..."って感じでした(笑)。
でもプロジェクトを進める中で、デザイナーさんから現場のリアルな声を聞くことができて。デザイナーさんの気持ちも、クライアントさんの気持ちも、前よりずっと想像できるようになった気がします。」
ツール制作ディレクター、デザイナー、そしてエンジニアの青木。
多様なスキルを持ったメンバーと進める中でも、特に印象に残っているのがデザインにおける細かな余白、感覚の修正でした。
「システムデザインのちょっとした余白感、スクロールの間隔に、メンバーのデザイナーから指摘が入りました。
最初は細かいな...と思いましたけど(笑)、その1pxがUXを変えるんだって理解できてからは見える景色が変わりました。」
業界を問わず、常に新しいものをキャッチしていくことが求められるエンジニアにとって、このプロジェクトは新鮮で良い機会になったと言います。
Comodeの仕組み――“感覚”を標準化する3つのポイント
Comodeは、ただ生成するAIではありません。
クリエイティブの基準を学習し、デザイナーの判断を再現する「補助ツール」です。
① 実際の制作現場をもとにしたプロセス画面
Comodeの画面構成は、デザイナーが普段行っている制作プロセスそのものをベースに設計されています。
与件整理、初回ミーティングの設定、見積作成、コンセプト設定、キービジュアル案の生成。
デザイナーが頭の中で順番に行っている流れを、UIとしてそのまま再現しました。
これにより、下記のメリットが生まれ、制作フロー全体がスムーズになります。
- デザイナーごとのやり方の差が減る
- 伝達漏れや抜けが減る
- クライアントとのミーティングでも画面を見ながら共通理解が取れる
② Yes/Noで感度を合わせる
AIが提案した案に対して、デザイナーとクライアントで「Yes/No」を判断します。
そのフィードバックを繰り返し学習させることで、 AIの出力が徐々に与件に近づいていきます。
③ 認識をそろえるための言語化
クライアントの想いやデザイナーのアイデアを入力し、 AIが文章としてまとめ言語化、ビジュアル化します。
また、記録として残ることでクライアントとの認識のズレや、説明コストを下げることにも役立てています。
これらの機能を支えるために、以下の機能を組み合わせ、システムを構築しています。
- テキスト生成AIによるコンセプト・コピーの言語化
- 画像生成・レイアウト生成AIによるラフデザインの自動作成
- プロジェクトごとの設定・履歴を管理するデータベース基盤
「どんなツールをどう組み合わせると現場の課題が改善されるのか」を、エンジニア・デザイナー双方の視点から設計していったプロジェクトです。
専門知識でチームの壁を乗り越える――推論時間を3分から30秒へ
プロジェクトでは、1ステップごとに社内レビュー会を設けていました。
ここにも、エンジニアリングとしての挑戦がありました。
「テキストを入力してからラフデザインの画像を出力するまでに、最初は3分かかっていました。社内レビューでその処理速度の遅さについて指摘を受けて、仕組みを作り直すことに。今では30秒での出力を実現しています。」
一度構築できたら、まずはユーザーにレビューしてもらう。
そして自分自身やプロジェクトメンバーも実際に使ってみる。
出てきた意見をすぐにシステムに反映させる。
そんなスピード感のある改善サイクルも、チームにエンジニアが近い距離で加わっていたからこそ実現できたことです。
“仕様書通りにつくる”では終わらない開発文化
青木が最も価値を感じたのは、エンジニアの意見が尊重される文化でした。
「通常のプロジェクトは、仕様書があって、それを作るのが正義。
でもアイデアプラスで関わるプロジェクトは、デザイナーやディレクターと
“どうすればもっと良くなるか”を一緒に考えられた。
これが一番の醍醐味です。」
「本当はこうしたほうがいいのに」を我慢しなくていい。
デザイナーもエンジニアも、ゼロイチで議論して、意見をぶつける。
そういう文化が、クリエイティブのクオリティを押し上げます。
エンジニア自身のキャリアも広がる
このプロジェクトを通じて得た知識や視点は、日々のシステム開発だけでなく、青木自身のキャリアにも新しい広がりをもたらしています。
「最近ロゴ制作の相談をされた時、Comode開発で学んだ視点が活きて、デザインの“手順”を踏まえて提案できたんです。
IT業界って常に新しい知識が必要。今回得たデザインへの理解も、自分の武器になりました。」
「領域を越えて学ぶほど、エンジニアはもっと面白くなる。」
そのことを体現した経験になりました。
新しい価値をつくりたいエンジニアの皆さんへ
最後に、アイデアプラスが目指しているのは、 「日本一のディレクション会社」 になることです。
クライアントの課題や“ありたい姿”にとことん向き合い、さまざまな力を持つメンバーがチームとなってアイデアをカタチにしていく。
そのプロセスの中で、エンジニアも“ただ作る人”ではなく、プロジェクトを動かす一人のディレクターとして関わっていきます。
アイデアプラスには、こんな環境が整っています。
- デザイン×AIなどの新領域にチャレンジできる
- 企画段階から開発プロジェクトに関われる
- エンジニアの意見が価値として扱われる文化
- ゼロイチで作り上げる経験ができる
- 自社が持つAIシステムで挑戦できる環境
もしあなたが
「AIで未来のクリエイティブをつくりたい」
「仕様書通りではなく、プロダクトやシステムそのものを考える仕事がしたい」
そう思っているなら、ぜひ一度、話を聞きに来てください。
私たちと一緒に、クリエイティブの未来を創りませんか?