こんにちは。株式会社エス・ワイ・エスの採用担当です。
現在、採用に力を入れている当社ですが、制度や組織面にも力を入れております!
中でも今回は、当社の「男性育児休業」取得者に、取得前から復職後まで、上司や人事の反応など踏まえ、赤裸々に語って頂きました。
インタビューに協力してくれたのは、ビジネス部カスタマーサポートグループの小島さんです。小島さんは、1.5ヶ月(2024年10月~11月)ほど育児休業を取得し、将来的に子どもが1歳になる直前の1ヶ月においても2度目の育休を予定しています。
小島さんの自己紹介をお願いします!
2017年に新卒で入社をした旅行会社を退職し、2023年6月にエス・ワイ・エスに入社しました。前職はホテル勤務で、主に接客や電話応対、プラン作成やSNS管理等を行っておりましたが、ライフステージの変化に伴い、転職活動を開始しました。
SYSへは、ホテル勤務で使用していた予約システムという事もあり、また、「魅力的な商品の元で働ける事」と「ホテル勤務の経験を活かせる場所」という理由から入社を決断いたしました。現在は、施設様からいただいたお問い合わせや問題に対応し、マニュアルの整備や商品の説明会を実施するなど、カスタマーサポートグループに在籍しております。2024年10月に息子が生まれ、一児のパパとなりました。
育休期間をどのように決めたのですか?
妻と相談して、2回に分けて取得する形で、出生後1.5ヶ月、1歳間際で1ヶ月取得することでスムーズに決まりましたね。世間的には1ヶ月程度というと短い印象もあるかもしれないですが、自分としては仕事から離れすぎるのも少し怖い部分があったのと、しっかりと育児にも向き合いたい想いがあって、そのバランスを考えたときに、1ヶ月としました。
1歳間際で2度目の1ヶ月取得というのは、実は同じ部署の先輩ママからのアドバイスで決めました(笑)社内では、先輩ママとの会話が育児や子育ての話題で盛り上がったりして。その中で、「成長して、コミュニケーションが取れるようになった息子との時間も貴重」とのアドバイスをもらい、育休が取得可能な期間で、取得出来たらいいなという思いで、人事と上司に相談しました。
社内で1人目の男性育休取得。人事と上司はどんな対応でしたか?
育休が取れなさそう、という考えがあまりなかったです。日頃の社風から、ネガティブな反応をされるイメージが無かったので、社員からも「どうぞどうぞ!」となるんだろうなーと感じていて、相談もしやすかったですし、取得もしやすかったです。
初めに人事に相談をしたときに、「産休育休ハンドブック」が準備されていて、国の制度と会社の制度、報告の手順や申請方法などを教えてもらいました。自分で調べてわかっていたつもりもありましたが、改めて説明してもらい理解が追い付いたので安心感があったので覚えています。
上司にも伝えたときには「おめでとう」と言ってもらえました。1歳間際の2度目の取得についても、「全然かまいませんよ!」という反応で有難かったです。同じ部署のメンバーからも育休取得に関しては「どうぞどうぞ!」という反応だったので、上司や社員からも背中を押して頂いたこともあり、取得を決断しやすい雰囲気でした。
育休取得で得られた経験はなんですか?
まずは出産に立ち会えたこと。本当にかけがえのない体験でした。それに加えて、産後の夜泣きに妻だけが対応するような状況にならなかったことも大きかったと思います。これからの夫婦としての絆をより深く、強くしてくれる大きな一歩だったと感じています。
コロナのタイミングだったら立ち合いもできなかっただろうし、かけつけたけども間に合わないという話もよく聞くので、前職のホテル勤務だったら絶対に出来なかったと思います。リモートが可能な職場で良かったと本当に心から思いました。妻からも立ち会いは本当に心強かった、とも言われました。目の前のことで追われていたものの、しっかりと育児に向き合えて専念できたと思います。
仕事を離れてみて気付いたこともあって、仕事をすることは生活リズムを作る上で欠かせないものということがわかりました。例えば、会社での先輩方と他愛のない話が楽しく、それが自分自身の活力になっていることに気付いたり。
復職時のハードルはありましたか?
1.5ヶ月とはいえ、職場から離れていたのでもちろんハードルに感じることはありました。終わりの1週間は、戻ったときの立ち振る舞いや業務の事について考える瞬間は増えました。受け入れてもらえるかなという不安の中でしたが、復帰時には、周囲から「おかえり」「おかえりなさい」という声かけが多く、素朴だけども素直に一番嬉しかったのを今でも覚えています。それだけで会社に戻ってきた実感が沸いてきました。復職してからは、同僚との会話もそうなのですが、先輩ママとの会話が更に増えました。「今、うちの息子はね~」という話から、将来自分も同じようになるのかな、とか、そんな会話が増えたりしています。
改めて振り返ってみていかがでしょうか?
自分自身も妻も、育休を取得して良かったと思っています。世の中には制度があっても雰囲気が取りにくいとか、形骸化している、取得が推奨されない会社もある中で、取得できて本当に良かったと思います。
インタビューにあたり、奥様からもコメント貰えたらと要望があったので貰ってきました。(笑)「産褥期は身体的にも精神的にも不安定な時期になるので、夫がいてくれて助かりました。また、育児経験は夫にとっても父性の形成に繋がり良かったと思います。」
(人事)奥様にも本当に感謝ですね!ありがとうございます!