「自分らしさ」と「チームワーク」の両方を手に入れた場所。
「ここなら、自分は自分のままでいられる」
「みんなの個性が光るように、自分の立ち回りを考えるようになった」
そう語るのは、SOZOWスクール生の中学2年生、コダックン。
彼は現在、「SOZOWスクール(オンラインフリースクール)」での活動に加え、「SOZOWパーク(オンライン習い事)」も利用しています。
学校に行けなくなって、少しずつ元気を取り戻し始めた頃に出会ったSOZOW。
今回は、スクールとパーク、2つの異なる環境が彼にどのような変化をもたらしたのか、その成長の軌跡をインタビューしました。
1. 大好きな「コダック」が、緊張をほぐすお守り
——まずは自己紹介をお願いします。
「中学2年生の14歳、コダックンです。好きなことは、アニメや本、ゲーム。そして何より、『コダック』です。SOZOWに入ってから、家の中にどんどんコダックのグッズが増えていて、今すごく好きになっています」
ニックネームの由来にもなっているポケモンキャラクターの「コダック」。
実は彼にとって、コダックはただの好きなキャラクター以上の意味を持っていました。
「スライド発表とかって、どうしても硬い感じになっちゃうじゃないですか。だから自分の好きなコダックを入れて雰囲気を柔らかくしようとか。あとは、自分が発表する時に緊張をほぐすためにもスライドに入れています。」
(SOZOWスクールでは、自分自身で作ったスライドを使って発表をする活動があります。)
▲コダックンの実際の発表スライド
——なるほど!自分らしくいるための工夫だったんですね。
スライド作成一つとっても、自分の好きなものをうまく取り入れ、自分自身だけでなく周りもリラックスできる環境を作っているコダックン。
そんな彼が、次に挑戦したのは「自分ひとり」ではなく「チーム」での活動でした。
2. 「個」から「チーム」へ。パークで見つけた新しい成長
コダックンは、スクールでの活動に加え、SOZOWパークでの活動にも参加しています。
SOZOWパークとは、 マインクラフトを中心としたオンラインの習い事です。創造力を発揮して建築をするコースや、プログラミングを使ってマインクラフトの世界を改造するコースがあり、楽しみながらスキルを育みます。
各々が好きを探求するスクールとは違い、ここでは好きをきっかけとしたチームでの連携が求められます。
——スクールとパーク、活動の違いをどう感じていますか?
「どっちも安心できるのは変わらないんですけど、安心の種類が違うというか……。やっぱりパークでの活動は、チームで協力して何かをするので、『周りとのバランス』を意識するようになりました」
——バランス、ですか?
「はい。みんなそれぞれ個性があるじゃないですか。そこで自分が『コダックが好きだ!』って主張しすぎるとバランスが崩れちゃうから。みんなの良さが出るように、誰かが行きすぎず、自分がどういう立ち位置で動けばその場がうまくいくのかを考えるようになりました」
スクールで「自分の個性を出すこと」を学んだ彼は、パークという集団活動の中で「他者の個性を尊重しながら、チームとして機能すること」を学び始めていました。
「最近、パークの活動で起承転結の4場面に分けて建築をして、お芝居の動画を作るっていう活動があったんです。自分が意識して主張したわけじゃないんですけど、周りのみんなが『コダックを主人公にしよう』って言ってくれて。みんなが自分の好きなものを大切に思ってくれているのが分かって、本当に嬉しかったです」
自分の意見を押し通すのではなく、チームのために引くことを覚えた結果、逆に周りが自分を受け入れてくれる——。
そんな温かい循環が、そこには生まれていました。
▲パーク活動での実際の発表(一部抜粋)
※パークでの活動:コダックンは、5~7名の子ども達がチームになって、担当スタッフが見守りながらマインクラフトでともに建築していくコラクリに参加しています。
3. 親とも先生とも違う。「第2の居場所」をつくる信頼関係
インタビューの終盤、コダックンが語ってくれたのは、SOZOWという場所、そしてそこにいるスタッフへの想いでした。
——コダックンから見て、SOZOWのスタッフはどんな存在ですか?
「親とはまた違った尊敬を抱いています。親は育ててくれているからもちろん尊敬しているけど、SOZOWのスタッフさんは……なんて言うか、自分たち子どものことを本当に考えて、支えたいと思ってこの仕事を選んでくれているのが伝わってくるんです」
「人生の少しの時間かもしれないけど、その時間を僕たちSOZOWに通う子どものために当ててくれていることが、本当に嬉しいなって思います。裏表がなくて、信頼できる大人たちです」
——そう思ってくれているなんて、嬉しいです。
「不登校になってから少し元気になったくらいの時期に入学したので、最初はやっぱり不安もあって。でもSOZOWは、自分が自分のままで、気持ちよく過ごせる場所だと感じました。本当に『第2の居場所』というか、そういうふうに感じています。」
信頼できる大人がいて、ありのままの自分でいられる。
その安心感が土台となり、彼は「自分の好きを表現しても大丈夫なんだ」という自信を得ていきました。
「スクール活動で1人で発表をした時、準備期間も本番も、スタッフさんやみんながたくさん褒めてくれたんです。頑張ったことを認めてもらえると、やっぱり自分に自信が持てるようになります」
▲実際のやり取り
スクールで周りに応援されながら自己肯定感を育み、そのエネルギーを持ってパークでのチーム活動に挑む。
スタッフとの信頼関係と、そこから生まれる安心感が、彼の挑戦を支えています。
4. 編集後記:2つの場所で育む、立体的な成長
今回のインタビューで印象的だったのは、コダックンが場所によって「成長の質」を使い分けていることでした。
- SOZOWスクール
- 自分の「好き」を全開にする場所
- 安心できる大人に見守られ、自己肯定感を高める
- SOZOWパーク
- 他者と協働し、役割を果たす場所
- 客観的な視点を持ち、社会性や調整力を磨く
「スクール」で心を充電し、「パーク」で社会への実践力を磨く。
この2つのサイクルが回っているからこそ、彼は今、これほどまでに生き生きと楽しい生活を送れているのでしょう。
「コダックをもっと広めたいし、知らない人にもSOZOWを知ってもらいたい」
そう語る彼は、自信に満ち溢れていました。
これからもコダックンが、自分らしく、そして仲間と共にどんな世界を作っていくのか、楽しみでなりません。