サイバー・バズの営業を担うSMM(ソーシャルメディアマーケティング)事業部では、直接クライアントに提案する部署と、広告代理店経由で提案する部署に分かれています。
後者の代理店本部で責任者を務めているのが齊藤 瞬さんです。「ソーシャルメディアマーケティングNo1の会社」という目標に向かい、事業拡大にコミットしております。
管理職として現場をリードする上で大切にしていることや、今後の展望について齊藤さんに聞きました。
略歴
齊藤 瞬(サイトウ シュン)
SMM事業部代理店本部 本部長
2017年にサイバー・バズへ新卒入社。
広告代理店経由でSNSマーケティングを提案する代理店本部へ配属される。
社内最速で2年目にマネージャーへ昇格。
その後も2021年10月に局長、2022年8月には本部長へと昇格し、若手管理職として
現場を率いている。
クライアントの“相棒”としてSNSマーケティングをサポート
──まずは現在の担当業務について教えてください。
私は2017年にサイバー・バズに入社し、6年ほど営業部に所属しており、現在は主に大手広告代理店経由で、クライアントに対してSNSマーケティングやプロモーションの提案を行っています。
最近では、広告代理店と同列で仕事させてもらう機会もあり、案件によってはクライアントの現場に選抜メンバーを常駐・出向させ、クライアントの担当者と共に伴走するケースも増えています。
私の考えとしては、横で肩並べる「パートナー」として組むのではなく、「相棒」という形で一緒に汗を流しながら、SNSマーケティングにおける効果最大化を模索していくことが大事だと捉えています。
──掲げている組織のミッションはどのようなものでしょうか。
組織のミッションとして据えているのは「多角的な視点で新しい価値提供をする」ということ。
SNSマーケティングの市況は、めまぐるしくトレンドが移り変わっています。
最初はインスタグラマーやブロガーのキャスティングといった施策単位の案件が多かったのが、近年ではさまざまなSNSのプラットフォームが台頭し、SNSごとのユーザー層や好まれるコンテンツの傾向、UGCから生まれる口コミ、複数のメディアを横断させるクロスメディアの考え方など、多様化が非常に進んでいます。
業界トレンドが早いこともさることながら、複雑化している状況なゆえに、勝ちパターンの体系化がしづらくなっており、SNSマーケティングの上流設計をする際も、時流や業界トレンド、ターゲット属性など、多面的な角度から提案することが必要不可欠になっています。
私自身も責任者という立場ではありますが、プレイングマネージャーとして現場とマネジメントは7:3くらいの割合で仕事を行っています。
現場に出てクライアントと対話することで今の市況感を確認し、「サイバー・バズならどう勝てるか」を考え、それをチーム全体にシェアしています。
サイバー・バズならではの「強み」を磨き、選ばれるサービスを目指す
──サイバー・バズにおけるSNSマーケティング事業の成長スピードについてはどう思われていますか。
SNS業界は年々120~130%の水準で市場規模が広がってきており、その潮流に乗ってサイバー・バズも成長してこられたと思っています。
さらにコロナ禍でデジタルシフトが急速に進んだことで、今後より一層SNSマーケティングの需要は拡大するだろうと予測しています。
しかしその一方で、SNSに注力する総合代理店も増加していることから、市場が激化しているとも言えるでしょう。
これまでサイバー・バズがユーティリティプレーヤーとしてやってきたような、InstagramやTikTokが流行れば、スピード感持ってSNSマーケティング施策に取り入れるだけでは、競合と差別化しづらくなっていて、勝機が見出せなくなってきている。
つまり、競合他社にはない専門性や優位性が求められていると言っても過言ではない状況なんです。
そのため、今取り組んでいるのは主に2つのことが挙げられます。
1つ目は多角的に行えるツールやダッシュボードを提供し、サイバー・バズならではのデータの利活用を促していること。
もうひとつは自社の持つアセットだけではなく、メディアと組むことです。
後者に関しては、クライアントにコスメ系のブランドが多いこともあり、有力な雑誌媒体やWebのバイラルメディアと提携し、サイバー・バズでしかできないSNSマーケティングの提案ができるようなスキームを構築しています。
座組みを作るにあたっては顧客、ユーザー、メディアのバランスが非常に大事で、どれかに寄りすぎてもうまくいかず、「Win-Win」の関係性が作れるかが鍵を握っています。
このように、サイバー・バズの強みを磨き、顧客に選ばれるようなサービスとして昇華させるために、創意工夫しながら取り組んでいます。
クライアントの課題解決に対し、営業が向き合えているか
──自社サービスでブラッシュアップすべきこと、営業組織に求められているのはどのようなことでしょうか。
顧客のニーズも相まって、いい意味で実績を出してこれていますが、多様化する今の時代においては、さらなるブラッシュアップが必要だと捉えています。
プロダクトひとつとっても、どんな課題があって、それを解決すればどのような価値を出せるのか。という風に考えていかなければなりませんし、もっと言えば「営業がクライアントの課題解決に向き合えているか」が問われている。
これまで市場から求められてきたSNSマーケティングだからこそ、単にトレンドに合わせた提案ではなく、クライアントごとに最適なソリューションを見つけ、どれだけ満足度を向上できるかが重要になっています。
こうしたなか、組織のマインド面として大切になるのがビジネスライクになりすぎず、クライアントと仲良くなること(フラットであること)です。
人対人の付き合いになるので、腹を割って話せる良好な人間関係を作るのが基本になってくる。そう考えています。
加えて、営業以外の部署からもクライアントに対して定性アンケートを定期的に送っていて、営業の態度やサービスの満足度、プロダクトの改善点などをヒアリングするようにしています。
「サイバー・バズに任せたら一番売れるよね」と言われたい
──齊藤さんは社内も社外も「突き上げ」が大事だと言います。
SNSは多様化してきて、クライアントのリテラシーも上がってきているため、自分の力だけで何とかしようとするのではなく、チームで課題解決していく巻き込み力や多動力が大事になります。
また、どんな困難に見舞われても逃げ出さず、投げ出さないマインドも必要です。
責任感をまとって問題と向き合い、最後までやり通せる行動力が大切で、社内の「突き上げ」があってこそ、組織の成長も見込めると思うんです。
そして社外に目を向けても、クライアントがテレビCMやOOH(屋外広告)、Webマーケティングなどで思ったような成果が出せずにいる状況を、SNSマーケティングを実施することで打破し、クライアントの期待以上の成果を出せるかが求められています。
結果が伴ってくれば、メンバーの抜擢や昇格のチャンスも広がります。
突き上げの姿勢を持つことで、さらなる飛躍につながると私は考えています。
──最後に今後の展望や営業組織の目指すビジョンについて教えてください。
「ソーシャルメディアマーケティングNo1の会社」
現在はSNSに絞って注力していますが、より広義な”ソーシャルメディア”という
先行的に投資をしている市場で、まずは堂々の1番を取りたいです。そのために、ソーシャルメディアマーケといったらバズというような想起率を上げることや、優秀な人材を育成することはもちろんですが、マーケティングで最も売上を上げ、「サイバー・バズに任せたら一番売れるよね」と言われるようになりたい。
また、「サイバー・バズの営業って優秀だよね」と呼ばれるような強い営業チームも作りたいですね。
サイバー・バズを卒業して外に出ても活躍できるような人材が育つ環境を目指し、自分自身も精進していければと考えています。
これからも私が背中を見せながら、メンバーの可能性の広がりを信じ、最強の組織を構築できるように尽力していきます。