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26歳、新卒スタートアップ育ち、初ブランド立ち上げ物語 代表視点ver.

現在 2024.5.30 17:30
新生ブランドディレクター町からnoteの下書きの、2回目の確認(5割程度のもの)があがってきた。公開予定は2024.5.31 の午前中。やっぱりちょっとギリギリだ。
苦手な作業はあとに回しがちだから、早めに共有してね、と伝えていたので、想定よりはちょっと早い。

一旦下書き提出してほっとする町


そんな町ちゃんは自分の言葉を赤裸々に伝えるのは苦手みたいだ。いつも最初のアウトプットは、借りてきた猫みたいな、よそ行きの文章があがってくる。

本当の彼女は素直でエネルギッシュで、情に厚くて、時々抜けている。みんなが知ってることを知らなかったり(最近は「YOASOBI」って3人組ですか?と言っていた。)、いつも独り言がうるさくて、口笛がうまい。納得していないときはすぐに分かる、そんな感情的でチャーミングな人であるのに。

持論だが、思いを言葉にするのが苦手ではない人はだいたい繊細(メンヘラ)なのだと思っている。完全に偏見、というか自分のことである。中高生の頃、前略”リアル”に毎分メンヘラポエムを書き出していたからという理由でしかない。
(※現在は卒業しております。)

メンヘラの真逆にいる素直で快活な彼女にとっては、苦手意識があるのだろう。

ほぼひとりで彼女はここまで全部やってきているので、なにかの役に立てればと思い、悩む彼女を横目に、ブランド立ち上げストーリーと、彼女のここまでについて書いてみることにする。ていうか、ちょっと間に合わないんじゃないかと思って、私も書いてみる。笑

この文章がたくさんの人の元に届き、多くの人に応援されるブランドになったら嬉しいし、一人で奮闘する彼女の仲間ができたら嬉しい。


いつだか忘れた、けど、彼女のnoteの下書きを見るに、わたしは「事業を作るつもりでブランドを作ってほしい、企画書をもってきてくれ」と伝えたらしい。なんと伝えたかは覚えてないけど、絶対にいける!と思ったことがあって、彼女を呼び出して、そのゼロイチをやってほしいことを伝えたのが2023年の11月末日だったかな。

もともと、彼女がうちの会社に入社したのは、コロナが蔓延したばかりの2020年8月。ほぼ新卒での入社だった。
会社のメンバーはまだ、共同創業者とふたりとインターンだけ。探していたのは経験のあるメンバーだし、何度か3人目のメンバーが入るもうまくいかなくて、すこし採用に臆病になっていた。

そんな心配を吹き飛ばすように、彼女は入社したその日からずっと、めちゃくちゃ優秀で、真面目で、大人びていた。新卒で最初に入社した会社での出来事が関係しているのか、達観しているというか、冷めているというのが正しいのかわからないけれど。
(※諸事情で彼女は新卒で入った会社を入社4ヶ月で離れている。)

めちゃくちゃ優秀だ、サイコー!と思ってたけど、初めての出張のとき、寝坊して品川駅で30分待たされて新幹線を逃したし、突然クライアントの前で”この条件で握ってましたよね?”とか言い始めて焦った。そのあと影に隠れて、”握る”なんてお客さんの前では言っちゃだめだよ、と伝えたのも今では笑い話。

初めての出張、暑すぎてボロボロの二人


もちろん新卒なので知らないこともあれこれあっただろうが、それでも大活躍の日々だった。

そして、たくさんの時間を一緒に過ごすうちに、冷めているように見えた彼女は、本当は誰よりも情に厚くて、熱のある人間だということを知った。

それから時が経ち3年。私の未熟さで、組織が滑らかに回らず、悩んでいた時があった。彼女は次の日、ランチの予定で外出していた。あとから聞いたのだが、わたしたちには何も言わず、前職の人事の方に相談しにいって自分にできることは何かを聞いてくれていたらしい。


気づけばただの”優秀ないちメンバー”ではなくて、いつのまにか組織の中心人物として、一緒に未来を描く仲間になっていた。とても頼もしくて、日々助けられてばかりだ。

あのとき、たくさんの応募の中から町ちゃんと出会えたことが会社を大きく前に進めてくれる自慢のできる意思決定だなと、振り返って思う。

話を戻す。まず、このプロジェクトが始まったのは試験的に販売していたソファが想定したよりも反響があったからで、市場を見てもチャンスを感じていた。市場については、“一人掛けソファ”、”ビーズソファ”で検索してもらえるとその理由をわかってもらえると思う。

既存製品には課題も多く、この「いける!」という気持ちに、いてもたってもいられなくて、彼女を呼び出して、ブランドを作ってくれと、企画書を持ってきてくれと伝えた。
彼女はうちで唯一の商品ディレクターだったが、彼女に任せたのはそれだけが理由ではない。(きっとここまでの話で伝わると思い、割愛。)

そこから彼女の奮闘ストーリーは始まった。

まずは、誰に向けて、どんなものを作るのか。すでに試験的に販売している商品からわかっていたこともあるが、その言語化からだった。
マクロ、ミクロでの市場調査からはじまり、ユーザーインタビューを繰り返し、彼女の中で作りたいものが明確になったようだった。
彼女もってきた企画書を一目見たとき、「絶対にいける」、と確信した。みんなに見せて自慢したいくらい、本当に最高の企画書だった。

資料を作ったときは25歳だった町 / いつか機会があれば公開したい。


これまでに何度も失敗してきた。主語が自分ではなく、「よさそうだ」「誰かにはハマるだろう」と思って意思決定したものは何もうまくいかなかった。でもそのときは彼女の言葉にも熱を感じて、それに応じてわたしもなんだか心が熱くなっていた。多分お互いに、同じ気持ちだったのではないかと思う。本当にいいプロダクトには体温が宿るのだな、と実感した瞬間だった。


それから、理想の仕様を追い求め、サンプル制作が始まった。
1stサンプルがあがったときにはすでに当初のスケジュールより遅れ始めていた。それも鑑みて彼女が新しく提示したスケジュールはかなりバッファを持ったものだった。プロジェクトオーナーとして、円滑で事故のない進行は大事だが、わたしたちのような小さな会社ではスピードも命だ。そのスケジュールを見て、このスケジュールを1ヶ月縮めてほしい、とオーダー。
だからといって商品の品質を落とすことはできない。商品の開発と同時にモノづくり以外における爆速進行が始まった。


5/21に全ての最終サンプルがあがり、そこから撮影、その他リリースコンテンツの作成や仕込みまで9日間で(土日を除けばもっと短い。)こなした。最終的には当初のスケジュールよりもオーダー通り1ヶ月巻いてのリリースとなった。

ちなみに、プレスリリースを出す日の朝、朝派のメンバーが7時に出勤したら、すでにそこに居て(帰ってないだけ)、その気合でみんなをびびらせていた。

ゆいちゃんも起きるの早すぎ ※普段はちゃんと帰ってます^^;


帰宅を推奨されるが帰らない町


その準備の甲斐もあり、リリース前にはXで2万いいねを獲得し、そして販売当日中には最初に用意した先行予約価格100台分が即完した。


いまは頼もしいリーダーであり、ブランドの責任者。
彼女の魂を込めたプロダクトはすでに多くの人に届き始めている。

とはいえ、まだスタート地点。さらにたくさんの人にプロダクトを届けるべく、たくさんの仲間が必要だ。

代表というポジションながら、町ちゃんのチームで働けるの、羨ましいな、と思って見ている。そしてわたしの担当してるサブスクリプション事業に彼女がほしいけど…。

これを書くことも、公開することも、特に本人には伝えていない。このソファの立ち上げにおいて、うるさく口出しをしていただけで、あまり何もできていないので、少しでも力になれればと書いています。許してください。
なんだか上から目線になってしまったが、そんなつもりではなく、ただわたしたちの未来の仲間に届くことを願って書きました。

追記

現在 5.31 11:57
金曜の午前中にnoteを出す、という予定だったはずが、今最終チェックがまわってきた。あと3分で世間的には午後なのに。彼女は常にギリギリで生きている人である。最高水準の突破力、行動力が搭載されているが、たまに詰めが甘く、無計画なのである。最終修正をして公開されたのは12:30。金曜日の午後は伸びないんだよね〜って、だから金曜午前中がマストだからね、と言ったじゃないか。

だから早く、苦手なことをわけあって、さらにみんなで事業を大きくしていく仲間を増やさなくちゃね。

このnoteは、わたしたちの未来の仲間を探すためでもあるし、これからもよろしくね、と 彼女へのラブレターでもある。

リリースおめでとう!


将来ブランドを立ち上げたい人
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