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【メンバーインタビュー#4】「元同期と挑む モラルのある熱狂」 元銀行員がスタートアップで見た景色とは

こんにちは、株式会社リチェルカの立崎です。今回は、11月より人事マネージャーとしてジョインした髙橋さんに代表の梅田との丸秘エピソードや、リチェルカの文化などについて語っていただきました。

プロフィール:
髙橋俊介。35歳。新卒でみずほ銀行に入社し、板橋支店で法人営業を経験。その後、みずほ証券で資産運用ビジネスの商品企画、さらにグループ傘下の運用会社で経営企画に従事。再びみずほ銀行に戻り、デジタル人材の採用を統括。その後フリーランスを経て、現在は株式会社リチェルカの人事マネージャーを務める。口癖は「稲葉くん、弁当買い行こ」。

新卒研修で出会った梅田とのエピソード

- 代表の梅田さんとは、みずほ銀行で同期だったとか?

そうなんですよ!新入社員研修からの付き合いです(笑)。当時の新入社員は、入社式が終わるとそのままバスに乗せられ、1カ月弱の合同研修に突入しました。その研修のクラスが梅田と同じで、毎日一緒に過ごしていましたね。

- 当時の梅田さんの印象は?

典型的な陽キャタイプで、クラスの中心人物でした!同期が何百人もいる中で、40人くらいのクラスに分かれて座学やケーススタディに取り組むんですが、梅田はとにかくエネルギッシュで、自然とみんなを巻き込むリーダーシップがありました。野心家で情熱的なところがあって⋯周囲のモチベーションを高める存在でしたね。内定者時代から仲の良い同期に囲まれて、常に輪の中心にいるタイプでした。

- 今とあまり変わらないと⋯

そうですね、基本的にはあのままです(笑)。私たちのクラスを担当していた教育係の方が熱血指導系だったのですが、その「舎弟感」がすごかったですね(笑)。おしゃべり好きな女性の同期と「なぜ雨が降るのか」みたいな謎の議題で半ばキレ気味で熱く討論していた姿が印象に残っています。とはいえ、12年も前の話ですから、細かいところまでは覚えていませんが(笑)。

- 当時と比べて変わったところはありますか?

幹の部分は全く変わらないですね。ただ、当時の梅田は、持ち前の熱量やバイタリティが一番の武器という印象で、「頭が良い」とか「冷静な分析が得意」といったタイプではなかったんです。でも今の彼は、本当に賢いと思います。頭の回転が速くて、経営や事業に関するドメイン知識も深い。ワークスアプリケーションズさんやAI insideさんで、タフな経験を積んだんだなと感心しています。

”刺激的な存在”だった梅田との再会

- その後、梅田さんとはどんな付き合いを続けていましたか?

定期的に会う5人組のうちの1人でした。男2人でサシ飲みをしてアツい話をしたこともあります。二人ともお酒は飲めませんが(笑)。彼が新天地で活躍する姿に刺激を受けましたし、誇らしかったですね。新卒研修の時から「コイツはデカい事しそうだなぁ」と一目置いていましたので(前職で言う”先見の明”)。

- 前職でも、梅田さんの話をされていたとか?

そうなんです。学生から「銀行に新卒で入ったら、器用貧乏になりそうで不安です!」という相談を受ける事が結構有って。その時に「銀行に新卒で入って、その経験を活かしてスタートアップでCROを任され、会社を上場させた人がいるよ」と梅田の話をよくしてました。彼のキャリアは、銀行出身者にとって一つのロールモデルになると思っています。

- リチェルカに参画された経緯を教えてください

梅田が会社を立ち上げたことは知っていて、シード資金を調達したニュースリリースを見た際、「飯食おうぜ」と誘いました。そこで久しぶりにお互いの近況を話していたところ、梅田から「一緒にやろうよ」と声をかけてもらったのがきっかけです。

- その場で入社を決められたんですか?

いえ、めちゃくちゃ悩みました(笑)。まず、スタートアップ特有のスピード感に自分がついていけるかが不安でしたし、ERPやSCMに関する知識が全くなかったので、事業理解が追いつくのかも心配でした。でも、挑戦しないことの方が後悔につながると考え、最後は「エイヤー」で決断しました。

リチェルカでの仕事と挑戦

- 現在のお仕事は?

リチェルカの1人目人事として、人事業務全般を担当しています。具体的には、採用活動がメインですね。求人媒体の選定や管理、候補者のスクリーニング、そして入社対応まで、一連のプロセスを任されています。前職でデジタル人材の採用経験があるとはいえ、スタートアップで知名度や採用予算が限られる中での採用は「痺れる闘い」という感じです。ただ、リチェルカには候補者に訴求できる独自の魅力があると思うので有り難いですね。

- と言いますと?

創業者メンバーの実績、バイクレーサーなどの強烈なキャラクター、ピボット後1年足らずの資金調達など、いわゆる惹きつけの材料に困らないんですよね。採用広報的には凄くありがたい事です。ここにエッジの効いたアプローチを組み合わせて、認知を取りに行く事が当面の私のミッションだと思っています。実行中のものも有れば、頭の中でイメージしている戦略も有るのですが、試行錯誤しながら効果的な採用活動に繋げたいですね。

- 採用以外もご担当してますよね。

そうですね。労務周りも担当しています。この分野は未経験だったので、専門書を読み漁って法令知識や実務をキャッチアップしました。社員が10名を超えますし、各種規則の制定や人材評価の枠組など、制度面の基盤整備も着々と進めている状況です。

- 意識されていることは?

創業メンバーが体現する行動軸を、スケールする組織の中で、カルチャーとして根付かせる事も重要な役割だと思っています。「ユーザビリティ高いプロダクト」を創るために「健全なコンフリクト」が闊達に行われる状態を維持する。そのための手段として「オープンなコミュニケーション」「継続的なフィードバック」を率先垂範で徹底する。こうして、社会課題を本質的に解決し得る「パワフルでレジリエント」なチームを、誰一人として置いてけぼりにせず、みんなと一緒に創っていきたいと思っています。

人事が展示会で営業もする?

- イベントなどの展示会でも積極的に営業されてますよね。

もちろんです!人事に限らず、バックオフィスの付加価値は「フロントや現場の仕事をどれだけ理解しているか」にあると思っています。人事であれば、候補者に対するアピールや人材要件の整理においてドメイン知識が不可欠で、経営企画でもコレは同じです。「机上の空論振りかざしマン」では意味がないし、必要とされなくなる。フロントメンバーほどの深さは難しくても同じ目線と方向感で物事を語れるようにするために、現場を知ることは重要かなと。スタートアップ特有の「全員野球」的なノリもありますが、あくまで人事としての価値発揮に拘っているからこそ、お客さまと直接お話しする機会を大切にしたいという感じでしょうか。

入社して感じた驚きの3つのポイント

- 実際に入社して感じたことを教えてください。

シード段階のスタートアップなので、マッチョな働き方やスピード感は想定内として、それ以外で驚いた事をあげると以下の3つです。

愚痴を言わない

リチェルカで働く方々は愚痴や小言を一切言いません!仕事って、本音か建前かはさておき「マジきついわ〜」「ダルいっすね〜」みたいなプチ文句から始まる謎コミュニケーションが当たり前に有るものだと思っていたんですが、リチェルカの人は忙しそうでもネガティブな言葉を一切発しない!逆境や困難な状況にあっても弱音やネガティブな発言をせずに”楽しもう”とするマインドに精神的な強さを感じますね。

原体験を大切に

生の経験や直観(≠直感)を大事にする文化があるかなと。一般論を盲信せず、「それって本当にうちの会社に当てはまる?」と内省したり、なぜなぜ思考で議論したり。「常識」を疑う姿勢が根付いている会社だと思います。浅い思考で一般論を持ち出すと、ディスカッション好きの梅田がニヤニヤしながら近寄ってきますのでご注意ください(笑)。

モラルのある熱狂

梅田の性格が大きく影響していると思いますが、リチェルカでは「顧客本位」の考え方が根付いているような気がします。お客さまが抱える課題に対して、プロダクトがtoo muchなら押し売りはしない。トップダウンで案件を下ろす営業も極力しない。
少し毛色の違う話かもしれませんが、先日の展示会で面白い事が有って。弊社のプロダクトをご利用中のお客さまが弊社ブースにふらっと挨拶に来られたんですが、あいにく梅田がオンラインMTGに入る直前でバタバタしていて。即座に顔と名前が一致せずに適当に挨拶してしまったんです。首から下げた名刺をチラっと見てた私がMTG後に「さっきの人、○○の△△さん」と言った瞬間に「そうだよ!!そうだよ!!」と慌ててブースを飛び出ていきました。結局、お客さまは見つけられず、30分以上会場を走り回って悲しい顔をして戻ってきたのですが、梅田はそういう男なんです(笑)。
梅田・幸田を中心に死にものぐるいのハードワークを熟し、各人が泥水をすする覚悟を持ち、熱い気持ちで最速・最短の事業拡大を目指す。けれども義理や道義にも拘る。モラルある熱狂とでも言うんでしょうか。スタートアップ特有の熱狂と成熟した倫理観が両立している。ここがリチェルカのユニークさであり、私が惹かれているポイントでもあります。

最後に未来の仲間へ一言

- インタビューを読んでいる方に伝えたいことは?

ここまで真面目な話が多かったので、少し緩めにお伝えしますね。「ツッコミの得意な人」を募集しています!というのも、リチェルカは代表の梅田、開発責任者の野田、そして私、全員「ボケたがり」なんです(笑)。PdMの幸田が主にツッコミを担当しているのですが、明らかに負担が重い⋯。私たちのボケを回収してくださるツッコミの猛者、ぜひご応募ください!

もちろん、真剣に仕事に向き合える方も大歓迎です。リチェルカというユニークな会社で、一緒に働けることを楽しみにしています!

Invitation from 株式会社リチェルカ
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