はじめまして、2025年8月に社員数10名規模のAIスタートアップ「リチェルカ」にPdM(プロダクトマネージャー)として入社した淺見です。
「なんで給料下げて、フルリモートも捨ててベンチャー行くの?」と、彼女や友達や同僚など、会う人全員に同じことを聞かれました。
このnoteでは年収と働きやすさという「分かりやすい物差し」を捨ててでも、なぜリチェルカという挑戦を選んだのか。その理由と、入社後のリアルな日々についてお伝えしたいと思います。
挑戦やこの先のキャリアの方向性に悩んでいる方にとって少しでも参考になれば嬉しいです。
そして、少しでもリチェルカに興味を持ってくれたら更に嬉しいです!
目次
自己紹介
心のどこかで感じていた渇き
リチェルカとの出会い
決断の前に、乗り越えた困難
なぜリチェルカに決めたのか
実際に入社してみて
最後に
自己紹介
僕はLINEヤフーとNTTドコモという最高の会社・最高の環境で仕事をさせてもらえていました。人間関係、仕事のやりがい、ネームバリュー、待遇どれも恵まれていたと思います。
僕のキャリアはエンジニアからスタートし、スクラムマスター、テックリード、プロダクトマネージャーと幅広く経験させていただいています。プロダクト開発に軸足を置き、ポジションは違えど、何を何故どう作るかを常に考え続けてきました。
心のどこかで感じていた渇き
とても恵まれた環境に居ながらも心のどこかで満たされていない感覚がありました。それは、大学時代に友達と物販ビジネスをやっていた時の体験が忘れられずにいたからだと思います。朝から晩まで働き続けて一緒にお風呂に入り寝食を共にして、まさに青春という感じでした。
直近では本気で打ち込めるものを探りつつ、物作りが好きだし技術のキャッチアップやAIの活用に遅れるとマズいという危機感から個人開発もしていました。しかし、本業である程度稼げているとそこまで本気になれない情けない自分もいました。
リチェルカとの出会い
そんな中、ある日Linkedinで幸田さんから繋がり申請とメッセージが来ました。そのメッセージにリンクされていたリチェルカのホームページを見て、何を(サプライチェーンマネジメント)なぜ(難解/煩雑/属人的)どうやって(AIを駆使して)解決しようとしているのかを知り、とても興味を持ちました。
うえさか貿易の業務
転職活動は全くしていませんでしたが、AIというメタトレンドに乗ることの重要性を肌で感じていたので、アンテナを張るという意味でも最先端を行っている企業の話を聞けるのは貴重な時間だと思い、カジュアル面談や実際にオフィスにお邪魔させていただきました。
決断の前に、乗り越えた困難
1つは、ドコモの上司や周りの人達にとても恵まれていたことです。面接の時からお世話になったこの人たちに何の恩も返せないまま抜けることへの罪悪感がとてもありました。
やめる時も「いつでも戻って来ていい」と背中を押してくれました。本当にありがたい反面、中途半端な状態で戻るわけにはいかないとも思っています。
なので、リチェルカで成果を出しまくって、「ドコモでも使ってもらえるプロダクト磨き込み、NTTグループ全体の生産性向上に寄与したい!」くらいの意気込みを持っています。そういう形で恩返しができたら嬉しいです。
2つ目は、自分がリチェルカでバリューを発揮できるかどうかです。サプライチェーンマネジメントのドメイン知識がない上に、高い目標を掲げているこのフェーズのスタートアップに足手纏いが入ってしまったら大迷惑になってしまうという漠然とした恐怖がありました。
この不安と挑戦したい気持ちを天秤にかけた結果、今こうしてこのエントリを書いている訳ですが、あの時ビビってやめていたら確実に後悔していたと思います。
なぜリチェルカに決めたのか
入りたい要素が沢山ありすぎて当時は上手く言語化できず直感で決めました。今思い返すと、メンバー > 市場 > 期待役割の3つに魅力を感じたからだと思います。
特にメンバー(カルチャー)に強く惹かれていました。オフィスにお邪魔したときに、平尾さんや野田さんという方が代表の梅田さんにいじられている構図や、幸田さん野田さん梅田さんのバランス感覚みたいな、言語化しずらい人間関係の部分にも魅力を感じていました。
メンバー紹介
ホームページのメンバー紹介ページにもカルチャーが滲み出ています。僕は個性豊かなリチェルカのメンバーが大好きです。
失敗してもRECERQA Songとして歌に昇華させていじってくれます笑
※Apple Music, Spotify, YouTubeミュージックでも絶賛配信中です。
市場の観点では、とても強い競合(SAPやオービック)がいる状況で、何年もプレイヤーが入れ替わっていない状況です。難易度はとても高いが僕はそこに勝算があると思いました。
ウォークマンとiPod、ヤフオクとメルカリなどのように、成熟した企業は次のパラダイムシフトに対応できないイノベーションのジレンマに陥る傾向にあると本に書いてありました。
リチェルカは、大手企業が真似できない圧倒的なスピードを武器に、顧客業務への深い理解を、マニュアルレスなUI/UXという価値に変えて届けられる優位性を持っているので、伸びると思いました。
そして最後に期待役割の観点ですが、リチェルカのプロダクトマネージャーには、重い責任と高い期待が寄せられています。 まず、お客様が抱える課題を「具体」的に深く理解する。次に、その本質を「抽象」化し、他の企業や他の業界にも応用できるか水平展開を試みる。そして再びプロダクトの機能として「具体」に落とし込む。この思考の深さと広さが、常に求められます。 さらに、私たちはマルチプロダクトを展開しているため、「どのプロダクトの、どんな機能として実装すれば、ユーザー価値とビジネス価値を最大化できるか」という視点も不可欠です。 だからこそ、リチェルカでPdMとして働くという決断は、自身のキャリアを数段レベルアップさせるための、最高の挑戦だと感じました。
僕にとってこの決断は「転職をするかしないか」というより、ちょっと良い普通の人生で終わらせるのか、最高の人生を取りに行くかの判断でした。
結果がどうなるか誰にも分かりませんが、「この仲間達とこの目標に向かって全力で走り抜けた経験は僕の人生の大事な1ページになる」そう信じて入社しました。
実際に入社してみて
入ってみてギャップはなく、日々新しい契約の話や採用の話で会社の成長を感じられて、毎日とても楽しいです!
プロダクト開発としては、お客様と打ち合わせをしたその日に、機能改善の要否を判断〜実装・リリースまで済ませてお客様に連絡を入れることがあるレベルのスピード感で開発をしています。
お客様の業務や課題の理解が深まるごとに責任感や貢献したいという欲求が強くなっていきます。
PdMとして難易度の高いことを期待値高く任せてもらえて、非常にストレッチの効いた環境に身を置けていると感じます。
大企業にいた時はあまり意識できていなかったコストや投資効果を意識できるようになったことにも成長を感じています。
健康経営Day みんなでジムに行く日
最後に
まだ入社して1ヶ月ですが、本当にリチェルカに入って良かったと思っています。人生は1度しかない。これからも悔いが残らないように全力でやってみようと思います!
そして、リチェルカは全方位で仲間を積極募集中です!!!ここまで読んでくれた方はきっとリチェルカに合うはず!