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【代表インタビュー】次なる大きな挑戦を見据えて。挑戦するための土台が整った、武内製薬の現在と未来

武内製薬は2025年1月現在で総従業員数が98名となり、組織として大きく成長を続けています。この一年で働く環境や制度がさらに整備されたり、より風通しの良いカルチャーが醸成されたりと、良い方向へ変化し続けていることを日々実感しています。そこで今回は2023年9月に代表取締役に就任した小倉社長に、社長就任後一年間の振り返りと、武内製薬の現状、そして今後見据える未来についてお話を伺いました。

プロフィール
小倉 由渡/武内製薬株式会社 代表取締役
新卒で楽天へ入社し、計1000社以上のECコンサルティングと広告営業を担当。その後、外資系コンサルティング企業に転職し、戦略コンサルタントとして活躍。
2023年1月に武内製薬の取締役に就任し、同年9月に代表取締役に就任。武内製薬のほか関連会社3社の代表取締役も務める。


長く健康的に続いていく会社にするために

―代表に就任されて一年以上が経過しましたが、振り返ってみていかがですか?

そうですね、一言でいうととにかく一瞬でした。(笑)
というのも、僕が代表に就任してからやりたかったことは「武内製薬をこの先長く続いていく会社にしていく」ことでした。それを実現させるため、この一年で会社としての課題を解消したり、我々の中枢を担う部分をしっかり整えることができて、今までの0→1や1→10のフェーズから、10→100のフェーズで大きな挑戦をしていくための土台作りができたと感じています。この一年を振り返ると僕の中でそれらをいくつもスピーディーに進めてきた感覚がちゃんとあるからこそ、一瞬で過ぎていったように感じるんだと思います。

他にも、部長制度が機能してきたことに対する実感が得られた一年でもありましたね。23年の4月頃から本格的に部長制度を取り入れたのですが、各部長に更なる「責任と権限と自由」を与えたことでそれぞれがより主体的に動くようになり、さらに強い組織に成長してきたなと思います。部長ひとりひとりが、各部がひとつの”小さな会社”であるという意識を持ち、どのようにしたらその”会社”を最大化できるかという視点を持っています。その達成のために必要な仲間集めを進めているからこそ、一緒に働く”人”がたくさん集まってきてくれました。

そして人が増えることによって、福利厚生や各種制度など働きやすい環境づくりにより重きを置く必要があると思い、環境整備にもかなり力を入れてきました。最近ではフレックスタイム制度や夏季休暇の導入を行い、より柔軟な働き方が実現できるようになりました。一年前とは別の会社かと思うくらい働く環境としては、良い方向に変わったと思います。

―たしかにさまざまな面で体制が整い、会社としてひとつ上のステージに上がった感覚があります。小倉さんが普段感じている変化はありますか?

会社の雰囲気がより明るく、風通しがさらに良くなったと思います。おそらくこの一年間、バリューをベースにした採用を徹底してきたことが一番大きく影響していますね。24年は採用人数が一気に増えましたが、採用の最終意思決定者である僕と副社長の塚越でわが社のバリューにマッチした人材かどうかをしっかり見極め、その結果、我々が求める経験値やスキルを持っていて、尚且つバリューにマッチした明るいメンバーが増え、良い化学反応が起きたんじゃないかなと思います。

環境を整えて挑戦できる土台が出来上がっても、誰も挑戦しようと思わなかったり、それに躊躇する環境になってしまうと意味がないので、バリューをもっと体現してもらうべく、ミーティングや日常の中で年次・役職問わず話しやすい雰囲気をつくることも意識しました。

あとは、ネガティブな退職がほぼなくなったことも大きな変化だと思います。先ほどお話ししたバリューをベースとした採用を徹底したことで、カルチャーフィットした人材が集まっているのもありますし、そもそもネガティブな退職理由になり得る要素も少なくなってきたと感じています。福利厚生などの社内制度がしっかりと整っていて、経営陣や上司が社員一人一人のキャリアをしっかりと考えていて、各々が成長できる環境もあります。仕事が楽しくて、将来のキャリアも描けて、福利厚生などの社員にとっての補助制度が整っていたらその会社を辞める必要がないと思うんですよね。

これからも引き続き社員が長く働き続けられる環境を整えていきたいと思いますし、数年後にはさらに成長した武内製薬のなかにもっとたくさんのキャリアの選択肢があり、在籍しながらジョブチェンジできるような環境も作れるのではないかなと思っています。

―前回のインタビューで「頼られる存在になりたい」とお話しされていましたが、その目標は達成できましたか?

“頼られる”とは少しニュアンスが異なるかもしれませんが、大変有難いことに社外の方からの相談を受けることが増えましたね。武内製薬は幅広い事業を行っているので「なぜそんなに多方面で挑戦ができるのか」といった質問をいただくようになりました。従業員みんなが頑張ってくれて、武内製薬の価値そのものが上がってきているからこそ、僕に対しての問い合わせが増えてきていることはとても誇らしいですね。

社内で言うと、個々のメンバーから直接の相談を受けることは減ってきました。これは決してネガティブなことではなく、むしろポジティブな変化で、部長陣・リーダー陣のマネジメントがしっかりできてきている証拠だと思います。部長陣が真剣に武内製薬の将来を考えていて、経営に対する意識が上がってきたなと感じますし、それによって部署内でも前向きなディスカッションができて、僕にいちいち頼る必要がなくなったからこその変化だと思います。

新たな挑戦のため、次なるステージへ

―現在、小倉さんが感じている武内製薬の強みと課題を教えてください。

事業としての強みは、OEM・卸・EC・SNSといった他社では主軸になっているような事業をいくつも持っていて、ほとんどの工程を自社のみで完結できていることだと思います。それぞれの事業が他社と比べて弱い部分もまだありますが、これらすべての事業をひとつの会社が行っていることはほとんどないんですよね。デザイナーや処方開発もインハウスで設けており、外部委託をすることが少ないからこそ、武内製薬には色々な知見やノウハウが集積していて、それをもとに各事業に取り組めていることは武内製薬ならではの強みです。

その一方で、当然課題もあります。そのうちのひとつは、現状では他社に比べてそれぞれの事業がまだ完全に優位性がある状態とは言えないので、それぞれの事業部単体でその領域の競合他社に勝てるぐらい強くしていく必要があると思っています。また、先ほどお話しした強みの部分もまだまだ活かしきれておらず、その強みを最大化するためにはもっと部署を跨いだ連携を強化する必要があると思っています。例えば、EC事業部と卸事業部とがそれぞれの知見を活かして実店舗でもECサイトでも売れる商品開発を行い、OEMのノウハウを活かして高品質な商品をコストを抑えて製造し、SNSの力で世の中に発信するとか。これをすべての部署が他社に負けない力で行えば、おそらくどこにも負けないブランドや商品が作れるんじゃないかなと思います。

―すごくワクワクするお話しですね!では、組織としての強みや課題感はいかがでしょうか。

強みは、社員一人一人の強さですね。武内製薬のバリューであるSuperSpeedy、Ownership、Positiveをそれぞれが体現できて、スキルや知見・経験を持ち合わせている優秀なメンバーが揃っています。
バリューを言語化し、そのバリューをベースとした採用を徹底したことで、採用人数が一気に増えてもブレずに、バリューに共感したメンバーがジョインしてくれるようになりました。

実は面接の中でも、バリューに対する話や質問にかける時間が一番長いんですよ。例えば、キャリアプランついて質問したときに、多くの方が「3年で独り立ちできるようになって、5〜7年目でマネジメントができるようになって、スピード感を持って成長したい」という風におっしゃるんですよね。そのスピード感は僕や会社の価値観からすると遅いのでその温度感を正直にお伝えして、武内製薬でのキャリアパスを具体的に説明し、スピード感のすり合わせを行っています。もちろんどの社風が合っているかは人それぞれなので、会社のカルチャーや求めていることを事前に齟齬なくお伝えすることで、結果的に武内製薬が目指す方向とご自身のビジョンがきちんと重なった候補者に入社してもらえているなと思います。

さらに、こうやってバリューを意識した採用を徹底したことで、すべての面接担当者が同じ目線で採用に対する判断ができるようになったり、新入社員だから何も出来ないではなくて、入社したばかりでもしっかりと活躍できて成果が出せているといったうれしい循環も起こっています。実際、2ヶ月ぶりに新入社員メンバーの近くに座ったら驚くほど成長がみられたり、入社したばかりなのに非常に解像度の高い資料を作成してくれていたり…。これまでバリューや評価制度をしっかりと整えてきたことが、結果として実って返ってきているのかなと思いますね。

なので正直、組織に対して課題を感じていることはあまりないんですよね…。強いて言えば、みんなにはある程度短期的な目標設定をしっかりと行いながらも、その先を見据えた中長期的な目線で大きな提案を是非してきてほしいなと思います。と言うのも、これまで大きな施策を提案してもらっても、規模や予算の問題で実行に移せないこともあったのですが、会社が健全に成長を続けていることで、ようやく大きな挑戦を行うための土台が整ってきて。今までは小さな施策を多く打つことで成長に繋げていたのですが、今後は既存の枠にとどまらない大きな施策を実行していきたいと考えているんです。

現在、すべての事業が着実に成長していますが、この移り変わりの速い世の中でもありますし、既存の考え方だけでは限界があると思います。今の段階から次なる挑戦の準備をしていかないと、2・3年後に飛躍的な成長をすることができないんじゃないかなと。大きくなった武内製薬でこの先どうしていきたいかを、全員がもっと自分ごととしてオーナーシップをもって考えられたら、より強固な組織になると思います。

―では小倉さん個人の今後の目標も教えてください。

前回のインタビューでもお話ししましたが、僕は自分より優れているところはみんな必ず持っていて、そこを真似したら最強の自分になると考えています。そして自分が経営者になってから、これは会社にも言えることなのではないかと思って。例えば、この事業はA社を参考に、この事業はB社を参考にというようにそれぞれを伸ばしていって、気づいたらそれが武内製薬のオリジナリティになっているところまで持っていきたいと考えています。もちろん個人的にも社内外問わずたくさんの人から学び続けて、もっともっと頼られる範囲を増やしていきたいと思っています。

武内製薬の代表としては、これから先も大きなゲームにどんどんトライしていって、結果として世の中に良いモノを提供することで、色んな人の人生に良い影響を与えていきたいですね。あそこにもここにも武内製薬の商品・サービスがあふれているような、そんな世界線をつくりたいです。

武内製薬は100名規模の組織へ

―もうすぐ従業員数が100名を超えますね。武内製薬がこの規模感に成長したことに対して、小倉さんはどのように捉えていますか?

大所帯になったなという実感がありつつ、その分きちんと全員に挑戦し続けられる環境を提供しなくてはいけないし、もちろん全員分の給与を担保しなくてはいけないし、責任をひしひしと感じています。

でも従業員数が100名に近づいてきたからひと段落という訳ではなくて、もっと武内製薬で活躍する人を増やしたいという気持ちもあります。現在も日本全国で武内製薬の社員が活躍していて、ひとりひとりが生み出すモノ・コトのインパクトを感じています。全国さまざまなところで武内製薬の商品だけでなく、活躍しているメンバーを見られるようにしたいですね。

―それを達成するために、今後どのような人材が武内製薬に必要だと思いますか?

自分自身で挑戦することを決められる人。つまり、自分でゴールを設定できる人だと思います。ゴールを設定して、ゴールと自身の現状や会社の差分を明確に感じることができれば、次のアクションに移せますよね。現状の課題からボトムアップ的に考えていくことも大切ですが、自分なりにゴール設定をして、その達成に向けた課題を発見して、それに対するアクションまで決めて実行に移せる人が集まった組織はやっぱり強いと思います。言われたことをただやるだけではなく、やることを見つけに行ける人が、今後武内製薬で活躍できるのではないでしょうか。
そして、武内製薬にはそんな方の挑戦を支援する環境が整えられているので、少しでもわが社に興味を持ってくださった方はぜひ一度お話ししましょう。

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