こんにちは、IT/ゲーム開発のフリースタイル 広報の川崎です
以前、フリースタイルの5つの行動指針についてこちらの記事でご紹介しました。
今回は、行動指針の成り立ちとフリースタイルの価値観について創業者の青野社長に話を聞いてみました。
■行動指針とは
行動指針とは、「企業が目指す姿を実現するために、従業員の規範となる行いを定めたもの」です。
フリースタイルでは以下の5つを行動指針として掲げています。
①愛する
②伝える
③続ける
④夢を叶えてあげる
⑤中庸
■フリースタイルの行動指針の成り立ち
――5つの行動指針をざっくりまとめると「自分のためでなく、相手のためを思って行動すること」を重要視していると思いますが、これを定めた背景を教えてもらえますか?
青野)「利他の精神」に則った企業の方針を示していると、よく「青野さんは根っからの善人なんだね」という誤解をされることがあります。
フリースタイルの5つの行動指針を定める上で基となったのは確かに創業者である僕の考えですが、僕の「地」の性格はこの行動指針とはまったく逆です。
簡単に言うと、他人の成功に何の興味もない。自分さえ良ければいいという考え方でした。だから、自分の成功のために努力はいくらでもするけど、それで得たものを周りに還元しようとはつゆほども思わなかったし、自分が頑張って手に入れた知識をやすやすと人に渡してたまるかと思っていました。
そうやって「地」の自分を貫いて生きてきた結果、20代半ばで一気に転落し、地獄を見ました。それまで状況が良かったので気づかなかったけど、悪くなったときに自分には味方が一人もいないことを思い知らされました。自分が他人に対してしてきたことがそっくりそのまま返ってきたというわけです。
大きな失敗を経て、自分の「地」の生き方は間違っていたんだと認めざるを得なくなりました。そこでこれからは全く逆の考え方、行動をしていこうと決意しました。
フリースタイルを起ち上げた際に、何かの拍子に自分の地の部分が出てきてしまって会社が間違った方向に進まないようにするため、この5つの行動指針を設定しました。
そうすれば、例えば会社が成長してうまくいっている時に僕が権力を振りかざして利益を独り占めするようなことが起ころうとしたときに、行動指針に反した行動をとったことを罰せられ、代表の座を追われることになるだろうと思ったからです。
また、こういった指標を示すことで、この行動指針に共感する人=得意な人が集まってくるんじゃないかという狙いもありました。
■集まった人たちから見えてきた価値観の共通点
ーーその点は狙い通りでしたか?
青野)これは狙いとは少し違った結果になりました。中には得意な人もいますが、そうでない人もいます。では共通点は何かというと「成長したい」「自分に足りない何かを見つけたい」という想いを持っていることです。
僕はこれまでの経験の中で失敗も成功も経験しましたが、成功体験を通して学んだことは、成長を追い続けている限り、今より幸せな未来を必ず手にすることができるということでした。
それをロジカルに、深く理解することで、自然と成長したいと思えて行動につながってくるというのが僕の考え方です。
この「成長=成功」という考え方に共感する人がたくさん集まってくれました。
そして「成長したい」という想いを持っている人は、得手不得手はあれども行動指針に沿った行動をしようとしている人が多いです。
相手を思いやり、困っていることや望んでいることを考えて行動することは、いずれ自分が助けを得られるチャンスを増やすことになり、自らの幸せにもつながることだと納得しているからでしょうね。
■価値観の判断基準は 「自分の現状に不満があるか?」
ーー価値観が合うというのは会社選びをする上で重視される人が多いと思いますが、フリースタイルの価値観に共感する人に共通する考え方はどいうったものでしょうか?
青野)フリースタイルの考え方に共感できる、好きだという人の共通点は、現在の自分に満足していないというところです。
それぞれが「自分に足りない何か」を探しつづけ、理想の姿に向かって一歩一歩近づいていく。そんなお互いの姿に刺激を受け、励まされ、高めあっていく中で仲間意識や絆が生まれています。
反対に現状の自分に満足していて、もうこれ以上新しいことは何もしたくないという人にとっては、フリースタイルは居心地が悪く、つまらないと感じるでしょうね。
「何か足りない」と感じている人は、フリースタイルにその答えを探しにきてほしいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ご興味お持ちいただけたら一度会社ページの方もご覧ください▼
株式会社フリースタイル's job postings