Vision Baseには、Baseメンバー(新人エンジニア)を伴走するトレーナーSさんがいます。
未経験入社から現場デビューを果たした自身の経験を軸に、今日も “あの頃の自分” に語りかけるようなコードレビューを届けています。
そんなSさんへ、レビューの際に意識していることを聞いてみました!
コードレビューで意識していること
エンジニアの育成に関わる中で、特に新人メンバーへのコードレビューでは、過去の自分の経験を思い出しながら接することを意識しています。
1. 自分がしてほしかったコードレビューをする
私は未経験からエンジニアになりました。社内カリキュラムに取り組み、トレーナーからレビューを受ける中で、一番辛かったのは「レビューがなかなか返ってこないこと」でした。ときには3週間かかることもあり、モチベーションの維持が難しかったのを覚えています。
その経験から、レビューはなるべく早く返すことを心がけています。スピードは技術的な内容以上に、相手のやる気に大きく影響するからです。
また、「なぜその修正が必要か」をセットで伝えることも大切にしています。ただ「合っている・間違っている」ではなく、「より良い書き方」や「なぜそうすべきか」を理由とともに伝えることで、理解が深まりやすくなると思っています。
さらに、気軽に質問できる雰囲気づくりも意識しています。対面やオンラインでの相談がしやすいように、話しかけて大丈夫な空気を出す。これだけで、困ったときに声をかけやすくなるものです。
2. 現場で活躍できるエンジニアに近づくために
レビューを通して単にコードの正しさを確認するだけでなく、「この先も現場でやっていける力」を少しずつ身につけてもらえるように意識しています。特に以下の3つを大切にしています。
- 自走力(自分で課題を見つけ、調べて、ある程度解決まで進める力)
 - わからないことをそのままにせず、まずは自分で調べる
 - 解決できないときも、状況を端的に言語化できる
- 自分でできることは自分でやる
 - 動作確認や要件チェックなど、最低限の確認は自分で行う
 - 一度指摘されたことは繰り返さないよう意識する
- 素直さ
 - お礼や謝罪など、基本的なコミュニケーションができる
 - 指摘に対して前向きに受け止められる姿勢
レビューは一方通行ではなく、お互いに学び合う時間でもあると感じています。チームとして一緒に成長していける関係性を築いていけたら嬉しいです。
「未経験からでも本当に大丈夫かな?」
Sさんも、私たちも、最初は同じ場所に立っていました。
Vision Baseでは、あなたの“初めて”を一緒に喜び、つまずいたら一緒に考える仲間とトレーナーがいます。スキルは後から伸ばせる。挑戦する気持ちさえあれば、ここで必ず成長できます。
一歩目を踏み出す勇気だけ持って、安心して飛び込んできてください! 🚀
 
 
