フリーランスデザイナーからキャリアをスタートし、現在は株式会社スケールメイトで支援企業のCMOを務める宗安和人さん。ショート動画広告を活用したリード獲得で業界トップを目指し、年間数十億円規模の予算を牽引していますが、ここに至るまでの道のりは決して平坦なものではありませんでした。
CMO就任直後に事業が赤字、代表からの厳しいフィードバック、そして月商3億円という目標達成の裏で起きたチーム崩壊。
「過去に失敗した経験があるから、今がある」と語る宗安さんに、メンバーの成長と会社の成長を両立させるために考えていることを聞きました。
目次
事業の成果を最大化するために立ち上げたスケールメイト
壁にぶつかって気づいた「目標達成」と「メンバーの成長」の両輪
クライアントの成長にコミットし、業界ナンバーワンを目指す
事業の成果を最大化するために立ち上げたスケールメイト
── 宗安さんのこれまでのキャリアについて教えてください。
宗安:大学生の頃にフリーランスのデザイナーとして活動を始め、名刺やロゴ、チラシなどの制作をおこなっていました。
その後、自分でデザインスクールを立ち上げました。オンラインで約150人の受講生を抱える規模になり、ランディングページや広告の運用、教材の作成、営業活動まで、すべて一からやっていましたね。
スクールを閉じてからは、再び企業向けのデザイン受託を中心に仕事をしていました。
── 宗安さんはスケールメイトの立ち上げメンバーですよね。スケールメイトを立ち上げるまでの経緯を教えてください。
宗安:スケールメイトを立ち上げる前のお話をすると、もともとはグループ会社である株式会社HATCHからデザインの仕事を受けていたんです。そこから、東京へ拠点を移し、2023年の12月にHATCHが提供している『ウェブフリ』というサービスのCMOに就任しました。
スケールメイトを立ち上げた背景には、『ウェブフリ』だけでなく、グループ内のさまざまな事業を横断して支援するようになった経緯があります。複数の事業を横断して支援するなかで、個人で動くよりも、組織として対応した方が各事業の成果を最大化できると思ったんです。
また、メンバーが責任者に抜擢され、見違えるように成長していく姿を目の当たりにしたことも大きな理由の1つです。僕自身、マーケティングで事業を牽引できる仲間を一人でも多く増やしたいと考えるようになりました。
壁にぶつかって気づいた「目標達成」と「メンバーの成長」の両輪
── CMOとして組織を引っ張るなかで、印象深いエピソードがあれば教えてください。
宗安:印象深いエピソードは3つあります。1つ目は、HATCHでCMOに就任した直後、主軸としていた広告媒体が機能しなくなり、売上が立たず、事業が赤字状態に陥ったときのことです。
CMOに就任したばかりの頃は、正直、自分は仕事ができると過信していました。過去を振り返ると、常に自分軸で動いていて、舐めていた部分があったと思います。しかし、いざ事業がうまくいかなくなったとき、自分一人では何もできないことに気づかされ、周りのメンバーの存在に心から感謝するようになりました。
── 2つ目のエピソードも教えてください。
宗安:2つ目は、グループ会社の代表から厳しい言葉をかけられたときのことです。1つ目の失敗を経て、仲間の大切さを痛感し、メンバーの成長こそが第一だと考えるようになりました。
ですが、結果として売上目標が未達のまま走りつづけていたんですよね。結果を残していない自分に対して、代表から「メンバーの成長を口実にしているだけで、目標を達成していないのは責任者として失格だ」と指摘されました。
メンバーの成長を大切にしているつもりでしたが、責任者として事業を成長させなければ、結局はメンバーのキャリアの可能性を閉ざしてしまうことになります。目標達成に徹底的にこだわらなければならないと、思考が大きく切り替わりました。
── ぜひ3つ目も教えてください。
宗安:目標達成に強くコミットするようになった結果、月商3億円という大きな目標を達成することができたのですが、メンバーたちは疲弊しきってボロボロの状態になったことがあって。
退職者が出るだけでなく、自分自身はメンタル不調に陥り、余裕がなくなったことで、チームの雰囲気は最悪でした。
目標達成がすべてだと思い込んでいましたが、いざ達成してみると人が離れていく現実を目の当たりにしたんです。その結果、メンバーの成長から目を背けて、数字だけを追い求めても組織としては長く走りつづけられないことを学びました。
以降はメンバーの育成にしっかりと時間を割くようになり、メンバーと事業の成長を両立できるようになったのは、自身の成長としても大きい出来事でした。
クライアントの成長にコミットし、業界ナンバーワンを目指す
── CMOとして、今後やっていきたいことを教えてください。
宗安:まずは、ショート動画広告を活用したリード獲得の分野で、業界ナンバーワンの地位を確立したいと考えています。スケールメイトの強みは、ショート動画媒体とリード獲得の掛け合わせによる圧倒的なスピード感です。年間で数十億円規模の予算を運用している実績もあります。
そのなかでも重要視しているのは、クライアントに真に寄り添うパートナーであることです。
広告代理店の中には、目の前のリード獲得だけをおこない、その後の費用対効果まで責任を持たないケースが少なくありません。広告運用自体は得意でも、クライアントの利益率まで見据えて伴走してくれる代理店は非常に稀です。
極端な例を挙げれば、広告代理店だけが儲かり、広告費を投じたクライアントの事業が立ち行かなくなるという理不尽な構造も、業界内には確実に存在しています。
だからこそ、スケールメイトはクライアントの事業成長にコミットし、win-winの関係を築いていきたいんです。スケールメイトが業界のトップに立つことで、幸せになる人を一人でも多く増やせると確信しています。
── 宗安さん個人の今後の目標についても教えてください。
宗安:スケールメイトを「売上100億円以上の会社」にすることです。会社全体が大きく成長し、自分自身もスケールに見合った価値を提供しつづけるための目標として掲げています。
また、将来的には、より規模の大きなプロジェクトを手がけたいと考えています。デザイナー時代から抱いていた、企業の根本的なブランディングやリブランディング、さらには事業再生といった領域に挑戦したいですね。
現在の仕事を通じて、数十億円、数百億円という規模の事業に関わり、知見や経験を蓄積することで、将来新しく事業を立ち上げる際の解像度は劇的に上がるはずです。自分が本当にやりたかったことを、より大きなスケールで実現するために、今は目の前の仕事に全力で取り組んでいます。
── 最後に、スケールメイトに関心を持っている方にメッセージをお願いします。
宗安:スケールメイトの環境を信じてジョインしてくれたメンバーたち、そして今最前線で走り続けている仲間たちには、本当に感謝しています。仲間が成長していく過程に伴走することには大きな責任を伴いますが、同時に計り知れない喜びでもあります。
これから入社される方とも、一緒になって組織を大きくしていきたいと心から思っています。ぜひ最高の仲間たちとともに、業界のトップを目指しましょう!