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「共感が経済を動かす」新世界をつくる。代表・大社が語る、ファンとクリエイターの新しい関係性

「共感が経済を動かす、新しい世界をつくる」――。

このミッションを掲げ、ファンとクリエイター、そして企業との新しい関係性を築くのが、私たちシンセカイテクノロジーズです。

今回は代表の大社に、ミッションに込められた想いから、キャリアを貫く哲学、そして「MURA(ムーラ)コミュニティ」で描く未来の展望について、話を聞きました。

株式会社SHINSEKAI Technologies 
代表取締役社長 
大社 武


「出会いは心の背丈なり」―キャリアの原点にある、一貫した想い

──まず、大社さんのこれまでのキャリアについて教えてください。新卒で入社されたサイバーエージェントでは、どのような経験をされたのでしょうか?

サイバーエージェントでは、ゲーム事業部への配属を希望しました。ゲームプロデューサーとして、ユーザーにエンターテイメント体験を提供し、ユーザー間のコミュニケーションを最大化することで売上を追求する業務に従事しました。

──「ユーザー間のコミュニケーション」ですか。

はい。知らないユーザー同士がいかにして知り合い、繋がり、絆を深めていくかということが、ビジネスの成果に繋がると考えていました。その後、マッチングアプリのCMOを担当した際も同様で、一貫してインターネット上での「出会い」や「繋がり作り」に挑戦してきました。私の座右の銘は「出会いは心の背丈なり」でして。人生は出会いの積み重ねですし、人と人をつなげることを事業の本質としてきたんです。

──そこから独立され、ショートムービーの領域に挑戦されたのですね。

ええ。2017年に株式会社TORIHADAを創業し、当時急成長していたTikTokに注目しました。スマートフォン一つで誰もがクリエイターになれる時代が来る中で、インフルエンサーの事務所(MCN)事業や、TikTokを活用したマーケティング支援も行い、この事業は国内トップシェアまで成長させることができました。 ただ、事業を拡大させる中で、多くのフォロワーを抱えながらもマネタイズに課題を感じるクリエイターが増えていると感じ、クリエイターとユーザーが直接繋がれる『FANME(ファンミー)』というサービスも立ち上げました。


なぜ今、「共感が経済を動かす」のか?新ミッションに込めた現代へのアンサー

──そして2022年、シンセカイテクノロジーズを設立されます。ここでの新たな挑戦についてお聞かせください。

SNSが普及し、誰でもオープンにコミュニケーションが取れるようになった反面、炎上が起きたり、本音を発言しづらくなったりしています。共通の話題や好みは見つけやすくても、そこから深い「繋がり」は生まれにくくなっている。そんな現代において、よりエンゲージメントの高い「コミュニティ」を通じて、ユーザー同士が深く繋がり、新しい経済圏が生まれるような関係性を作りたいと思ったんです。

──新しいミッションとして「共感が経済を動かす、新しい世界を作る」を掲げています。この「共感」というキーワードには、どのような想いが込められているのでしょうか。

情報過多の時代だからこそ、人々は自分向けにパーソナライズされた、居心地の良い「温かい情報」を求めています。そして、あらゆるモノやサービスが溢れる中で、消費の第一歩となるのが「共感」だと考えています。

なぜその商品が存在するのか、どんな思いで作られているのか、といった「ストーリーテリング」が、機能や価格の優位性以上に重要になる。インフルエンサーマーケティングの世界でも同じです。「この人が言うから買う」という体験が生まれているように、「共感」こそが人の心を動かし、経済を動かす大切な指標になると確信しています。

クリエイターエコノミー2.0の鍵は「三方良し」。ブランド・クリエイター・ファンが繋がる未来

──現在のインフルエンサー市場の動向については、どのように見ていますか?

 YouTuberの登場から始まったインフルエンサー市場の初期は、チャンネル登録者数に代表されるような「注目を集めること」が最重要でした。 しかし、TikTokの台頭で市場は大きく変わります。アカウントの強さ以上にコンテンツそのものが評価されるようになったことで、フォロワー数だけでなく、いかにユーザーの心を掴む「エンゲージメントの高いコンテンツ」を作れるかが重要になりました。

そして、クリエイターが投げ銭やサブスクリプションなどを通じてファンと直接繋がり、収益を得るという、新しい経済圏の形が生まれます。この流れは素晴らしいものですが、一方で企業やブランドが参入しにくいという課題がありました。そこで私は、これをさらに進化させた「クリエイターエコノミー2.0」のチャンスがあると考えています。それは、ブランド、インフルエンサー、ファンユーザーの三者が一体となり、全員が利益を得られる「三方良し」の関係性を築くことです。



──三方良しの関係性、ですか。

 はい。インフルエンサーのファン(ファンダム)は、特定の興味関心で集まった「界隈メディア」のようなものです。例えば、美容系インフルエンサーのコミュニティに、美容メーカーがタイアップする。そうすることで、ブランドは熱量の高い顧客層にアプローチでき、インフルエンサーは新たな収益機会を得られ、ファンはより専門的で信頼できる情報を得ることができます。この仕組みを実現するために開発したのが、コミュニティサービス『MURA(ムーラ)コミュニティ』なんです。



熱狂を生む「KOC」の存在。『MURAコミュニティ』が目指す、究極のファンエンゲージメント

──『MURAコミュニティ』は、具体的にどのような価値を提供するのでしょうか。

 SNSが「広く拡散する」場だとすれば、コミュニティは「深く繋がる」場です。『MURAコミュニティ』では、インフルエンサーの発信をきっかけに、ファン同士がより深い情報交換をする体験を設計しています。

盛り上がっているコミュニティでは、やがてファンの中から、自ら有益な情報を発信してくれるユーザーが現れます。私たちは、こうした存在をKOC(Key Opinion Consumer)と呼んでいます。インフルエンサーというKOL(Key Opinion Leader)だけでなく、熱量の高い消費者であるKOCの声が、他のユーザーの購買行動に繋がっていく。この熱狂的なエンゲージメントこそが、コミュニティが持つ最大の価値です。

──インフルエンサーにとっては、どのようなメリットがあるのでしょうか。

 多くのインフルエンサーは、プラットフォームのアルゴリズムに大きく左右されてしまう、不安定な環境にいます。先月は安定していた再生数や収益が、アルゴリズムの変更一つで今月は急減してしまう、といったことは日常茶飯事です。

だからこそ彼らは、プラットフォームに振り回されることなく、ファンと直接的につながり、自分たちのファンベースをしっかりと囲い込める仕組みを今まさに求めているのです。『MURAコミュニティ』は、その課題を解決するためのプラットフォームです。ファンとの直接的な接点を提供することで、彼らが安心して持続的に活動できる基盤を築く手助けをします。


未来のメンバーに期待することは?「共感」から始まる新しい挑戦

──最後に、この記事を読んでくれているであろう未来のメンバーに向けて、メッセージをお願いします。どのような方と一緒に「新しい世界」を作っていきたいですか?

何よりもまず、私たちの「共感が経済を動かす、新しい世界をつくる」というミッションに共感してくれる方、そしてその世界を本気で実現したいと思ってくれる方ですね。スキルや経験はもちろん大切ですが、それ以上に「なぜやるのか」という想いを共有できることが、私たちのチームの原動力だと信じています。

その上で期待したいのは、変化を楽しみ、自ら挑戦の波を起こせる人です。インフルエンサー市場やコミュニティの世界は、まだ誰も正解を持っていません。だからこそ、前例がないことを「チャンス」と捉え、「どうすれば実現できるか」を考え、失敗を恐れずに試行錯誤できる。そんな当事者意識を持った方と、ぜひ一緒に走りたいです。

私の座右の銘は「出会いは心の背丈なり」ですが、これは仕事でも同じです。これから出会う仲間との化学反応が、会社を成長させ、個人の可能性をも広げてくれると信じています。ユーザーやクリエイター、そして仲間に対して真摯に向き合い、新しい出会いや繋がりを価値に変えていくことに喜びを感じる方であれば、最高の環境だと思います。

私たちの挑戦はまだ始まったばかりです。この記事を読んで少しでも心が動いたなら、ぜひ一度お話ししましょう。一緒に、まだ見ぬ「新しい世界」を創っていける日を楽しみにしています。



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