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Green Beansの根幹を担う顧客フルフィルメントセンター(CFC)の開発、建設、オペレーション。最新のAIやロボット技術を駆使した施設は、人の関わりから創られる
建設部/山中寿幸 建設部長 ・ 小峰 渉 建設担当
開発部/白神龍史 開発マネージャー
CFCオペレーション部/三木政人 新CFC担当マネージャー
最先端の大型物流拠点‐CFCの開発、建設と運用:三部門の連携による革新
CFCオペレーション部 ・・・三木
イオンネクストは独自の“ハブ&スポーク”モデルで商品をお届けしています。顧客フルフィルメントセンター(CFC)を“ハブ”とし、中継地点の“スポーク”を設けて配送を行うモデルです。CFCはパートナー企業であるイギリスのOcado Solutions社の最新技術を搭載した大型物流拠点で、24時間稼働しています。誉田CFCでは最大1,000台のピッキングロボットが秒速4mで移動し、6分間で50個の商品を集めることが可能です。これは人間の約10倍の効率です。この効率化は、最新のAIやロボット技術を駆使し、注文受付から在庫管理、物流、アフターフォローまでの一連のプロセスを担う中核プラットフォームOSP(Ocado Smart Platform)によって実現されています。CFCの建設を行う際、CFCオペレーション部は、安全かつ効率的なオペレーションが行える庫内デザインを担当しています。パートナー企業であるイギリスOcado社のデジタル技術が多く使われているので、Ocado社と綿密に連絡を取り合い、開発部と建設部の間にも立って様々なタスクの調整を行なっています。
イオンネクストの「ハブ&スポークモデル」
開発部 ・・・白神
開発部は、“ハブ”であるこのCFCや中継地点の“スポーク”を建設するための土地を探すこと“が仕事です。現在ある誉田CFCは敷地面積で7万2000㎡超、建築延床面積4万8000㎡の地上3階建という規模です。この巨大なCFCを建設できる土地を探し、CFCを増やしていくことで、Green Beansの配送エリアが拡大していくので、事業にとって重要な役割を果たしている部署です。
建設部・・・山中
建設部は、CFCの建物計画、設計、協力建設会社、関連企業との協業・管理を担当しています。また、OcadoのOSP(Ocado Smart Platform)の導入から実装までを担っています。OSPは、パートナー企業であるイギリスのOcado社が開発したもので、同社のノウハウや技術をパッケージ化し、Web画面での商品注文、決済、発送手配、ご自宅への配送までをワンストップで完結できるプラットフォームとなっています。さらに、Ocado社はヒューマンタッチを含むサービス面でアジャイルな改善を行い、各国パートナーからのフィードバックに基づいて月に33回以上のアップデートを実施しているのが特徴です。
CFCは最新の技術が詰まった最先端の物流拠点。つまり日本では
類を見ないオリジナルの建設を手がけるということ
CFC オペレーション部・・・三木
CFCは、これまで人が行なっていた作業、例えば、従業員が棚の間を歩いて、指定の棚に行き、商品をピッキングするのではなく、商品が格納されているコンテナが自動的に、独自のピッキングステーションに排出されます。従業員は1歩も動くことなくピッキングを行う、こうした作業が自動化されています。とても先鋭的で作業効率の高いデジタル技術が結集されています。一般的な倉庫とはまるで別物と言っていいかもしれません。ですから実際に建築するには、多くの確認や調整が必要です。通路の幅や高さ、使用電力、法的な申請書の必要性など、考慮すべき点が多岐にわたります。これらの重要事項はCFCオペレーション部だけでは決められないため、開発部や建設部の皆さんと協力しながら、時にはご無理をお願いしつつ(笑)、作業を進めています。
建設部・・・山中
確かにCFCの建設は、一般的な倉庫と質が違うと思います。最大5万品目以上の商品を品揃えができ、注文に応じて自動で商品がピッキングされ、出荷準備が完了します。この仕組みを作り上げるために、イオンネクストのメンバーはもちろん、Ocado社のメンバーもイギリスから約30名が日本に1年ほど常駐し、一大プロジェクトとして建設が進められていきます。誉田CFCは、アジアではイオンネクストが初めて建設したものになります。私も建設業に長年携わってきましたが、このCFCの建設に関われていることを誇りに思います。
開発部・・・白神
イギリスで生まれたCFCを日本仕様にアレンジしての導入ですから、大きな苦労が伴いました。でもそのおかげで、文化の異なる人たち同士がチームワークを組んで、CFCを日本で初めて導入する、というスケールの大きいビジネスに関わることができたのです。私自身、初めて経験することばかりで、視野を大きく広げられました。これもイオンネクストに入社したからこそです。
建設部・・・小峰
日本とイギリスの商慣習の違いは少なからずあり、一つ一つを確認しながらの作業のため手間も時間もかかりますが、その分やりがいもあります。 そして2023年の7月に誉田CFCで行われたGreen Beansのオープンセレモニーの時は、それまでの苦労が一瞬で吹き飛ぶほどの感動を味わいました。この達成感と経験は、イオンネクストの建設部でしか得られないと思います。
建設部・・・山中
CFC建設は巨額の予算が動きます。責任も伴いますが、金額が大きい分、建設業界での経験値も格段に広がります。もしも当社で建設業務を経験できれば、独自性の高いスキルが得られると思います。
開発部・・・白神
山中さんが言われるように、CFCはこれまでの日本には無かった建築物です。私が開発部に着任した当初は、“大きな倉庫を建てたいのですが、土地はありますか?“って、不動産会社に電話をしていました。当然、「そんな土地はありません」って断られることが多かったです(笑)。本当に当初は、これがスタートでした。私も経験がなかったので大きな倉庫を建てる、という認識でいたものの、CFCの詳細を深掘りしていくと、土地の利用区分の確認も必要ですし、土地だけではなく電気も水も必要。そして建築基準法に合う仕様設計も求められます。重要なのは、私が気づかないミスを防ぐことです。私が気づかないようなミスをしたまま進めてしまうようなことは、絶対にあってはならない。ですから、建設部には毎日のように質問・確認をさせてもらっています。
建設部・・・山中
土地は買ったけど、後々に「ここではCFCが建てられない」なんてミスはできないですからね(笑)
建設部・・・山中
私たちの3部署は、計画準備段階から施工・完成まで、特に密に連携を取り合い、チームワークで進めています。企業として利益やコストを追求する計画は不可欠です。そのため、3部署間で検証を重ねながら計画を立てています。
新拠点開発
目線を合わせて共に歩みを
建設部・・・小峰
現在、東京八王子と埼玉の宮代町で新しいCFCの建設準備が進んでいます。その最前線では、ゼネコンをはじめ関連の従事者の方々が数百名規模で動くのです。ですから、業務の細部まで把握し、常に最善策を導いて業務を進める必要があります。責任ある仕事を任される中で、自分の経験や考えを活かしながら意義ある仕事ができていると感じています。
当社を目指す方には、自分の個性を活かして思いっきり活躍してほしいです。そして、チームワークの中で仕事が進むため、コミュニケーションを大切にしていただきたいですね。経験が浅い部分は、私をはじめ周りのみんなが快くサポートしますので安心してください。
あとイオンネクストは、去年社長が全社員にクリスマスプレゼントを用意して頂きました。転職したての私はこの出来事に感動しました。働きやすい社風も、こうした企業カルチャーがあるからだと思います。
建設部・・・山中
建設工事管理は、現場で作業をするわけではありません。大切なのは、あらゆるステークホルダーと良好な信頼関係を築くことだと思います。今後仲間として仕事してくれる方には、人それぞれの個性や考え方を理解した上でコミュニケーションを育み、円滑に業務を遂行してゆく能力を培ってほしいですね。
開発部・・・白神
開発部では、八王子や宮代町の新拠点を“ハブ”とし、“スポーク”となる中継地点の土地探しも行っています。スポーク拠点ができることで、Green Beansのサービスエリアが拡大されます。イオンネクストはスタートアップであり、普通では体験できないような新しい挑戦に携われるチャンスが多いと思います。ですから、これから当社を目指す方には、日々起こる新たな事柄に意欲的に取り組んでほしいと思います。
CFC オペレーション部・・・三木
デジタルで自動化されたオペレーションを構築していますが、その裏では必ず人と人との関わりがあります。ロボットと人が共存しているのです。皆さんと同じように、チームイオンネクストで共に歩んでいける方に仲間入りしていただきたいです。