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近頃、SDGsとならんでよく耳にする「ESG」。
みなさんは率直に、どんなイメージを持っていますか?
「環境を大切にする、みたいなこと?」
「ESG投資とか、ESG経営とか、いろんな言葉があるけど…」
ESGとは、Environment・Sosial・Governance(環境・社会・企業統治)の頭文字。
気候変動をはじめとした環境の変化や人権問題など、さまざまな社会課題がある中で、この3つの視点を持って企業活動を行うべきだ!という考え方です。
そうした考え方が主流になってきたのに合わせてか、実際に、事業内容が環境保全とは直接 関係なくても、CO2削減の取り組みなどを外部に発信する企業が増えてきています。
ESGに限らず何にでも言えることですが、大切なのは「なぜやるか」という理由の部分。
求職者のみなさんからしても、なぜその取り組みを行っているのか、どんな想いがこめられているのかが伝わってきたほうが、共感できるのではないでしょうか?
北こぶしリゾートは、ESGに当てはまる取り組みを数多く行っていますが、
環境に配慮することがそのまま社会・地域への配慮に直結し、企業統治の面でも密接につながっている…という点では、なかなか特殊な企業かもしれません。
北こぶしリゾートがあるのは、北海道の知床半島という、世界自然遺産に登録されている場所。
その中でも、ウトロという人口1200人ほどの小さな地域です。
「世界遺産になるほど価値のある生態系や自然環境」という大きなアピールポイントは、ウトロ地域に観光客を呼び込み、経済的に町を活性化させる意味でもとても有効です。
しかし、その魅力的な自然は、そこに住む人々が守り伝えていくことで未来へと続いていくもの。
守り伝える人がいなくなってしまったら、自然遺産として存続していくことは難しいかもしれないのです。
そして、北こぶしリゾートで働くスタッフたちは全員が、知床の魅力を「守り伝える者」。
ホテルそのものが数々のPRやアクティビティを通して、自然に触れ、環境に関する知識を増やし、その大切さを体感してくれる人を増やすという役割を担っています。
そんなホテルで長く働き続けることができるスタッフを増やすことも、大きな視点で見れば「自然を守り伝える」ことにつながる、大切な責任です。
だからこそ北こぶしリゾートは、働くスタッフの生活ややりたいことを支え、働きやすい環境をつくる取り組みに注力しています。
自然を守ることと、人を大切にすることは、この場所では強く結びついているのです。
北こぶしリゾートが「環境を大切にする」というメッセージを発信し、さまざまな取り組みを実践しているのは、それがただ世界的に注目を集めているテーマだからではありません。
知床に住んで暮らす人々にとって、まさに生活や地域の未来と直結する、身近なテーマだからなのです。