AWS認定資格は全13種。そのすべてを取得したエンジニアのインタビュー記事をお届けします!。
本格的に取り始めてから約7ヶ月で12冠を達成。
さらに翌年、新たに追加された13個目の資格も取得。
なぜそこまでやり切れたのか、13冠の先に何を見ているのか、
赤裸々に語ってくれました!
今、どんな仕事をしているんですか?
── 案件ではどんな役割を担っていますか?
大手エンタープライズ企業のクラウド基盤を支える現場に参画しています。
AWSのパートナー企業として国内でも上位に位置する企業で、主な仕事は、AWSに関する問い合わせ対応とアカウント支援。
お客さんから寄せられる技術的な質問を受けて、調査・回答する仕事です。
多種多様な問い合わせがある中で、技術系の問い合わせ対応のメイン担当として動いています。
AWSって200を超えるサービスがあるんですよ。
それだけ多いと、そもそもお客さんが何を言っているか分からないことがある。
資格を取り始めてから、内部会議についていけるようになったし、何を言っているかその場で分かるようになりました。
── 同じ現場にC4Cのメンバーが入れるようになったそうですね。
僕含めて3人で同じ現場に参画しています。
でも正直、嬉しいというよりも、責任感の方が強かったですね。
C4Cの人間が入ってくる以上、自分がちゃんとしてなきゃ!って。
3人ともプロジェクトは別チームで、一緒に仕事してるって感覚は薄かったですが、最近では一緒に仕事をする場面も増えてきて嬉しいです!
── 同じ現場で活躍する、C4Cのメンバー
小川
Power Automateなどのローコードツールを活用した社内業務効率化を担当。
非エンジニアのメンバーから課題を引き出しながら、対応範囲の見極めが難しくもやりがいを感じているそう。
シヌアン
セキュリティ系アプリ開発のプロジェクトに参画。
もともとセキュリティには馴染みがなかったものの、「知らないことを知るのが楽しい」と前向きに向き合っている。
どんなアプリを作るか、どんな検証をするか、自分で設計できる裁量の大きさも魅力のひとつ。
13冠を目指した背景とは?
── そもそも、最初から全冠を目指していたんですか?
いや、全然です。
最初はとりあえず難易度の低い資格を1つ取ろうかなって感じで(笑)。
今の現場に参画したタイミングで取り始めたんですが、入った理由もたまたまタイミングが合ったというか。
前の現場ではモダンな技術的なことがほとんどできなくて、悩んでいました...
亀山さんに相談した所、AWSで面白いことができそうな案件を紹介されて。
やりたいことを言ってたら、拾ってもらえた感じです...!
── 全冠しようと決めたのはいつ頃ですか?
転機になったのは、現場の先輩から言われた一言でした。
最初に資格を取ったとき、先輩から「おめでとう!」って言ってもらって。
それに加えて、「AWS認定資格の取得者をランキング形式で社内表彰しているんですよ」と。
パートナー企業の人間でも表彰対象になると知って、じゃあ頑張ろう!って思いました。
もう1つの動機としては、現場にわかりやすく貢献できると思ったからです。
技術力って、外からなかなか見えにくいじゃないですか。
入ったばかりで存在感を出しにくい中で、資格は分かりやすく現場に貢献できる証明になると思いました。
そこが、全部取ろうって思った1番の理由かもしれないです。
── 2025年1月に資格勉強スタート、8月2日に12冠達成。途中でやめようと思ったことは?
ないですね。目標が見えているときはやめようと思わないので。
めっちゃ落ちまくってたら向いてないって思ったかもしれないけど、幸い全部ストレートで通ったので...!
費用も、合格するたびにもらえる半額バウチャーを使い続けて、本来30万円前後かかるところを、総額10万円ちょっとに抑えられました。
会社の資格支援制度の対象となって受験費用を補填してもらえたので、実質自己負担ゼロ。
でも、一度落ちると次の試験は割引が使えなくなるので、それがちょうどいいプレッシャーになっていましたね(笑)。
資格を取得して変わったことは?
── 業務で「あ、活きてる」と感じた場面はありますか?
たくさんあります!!(具体的にと言われると、思い出すのは難しいですが...)
問い合わせの内容って、本当に幅広いんですよ。
AWSのサービス全般に関わるから、資格を3つくらい取得したあたりから、内部の打ち合わせでも会話についていけるようになってきて。
何を言っているかその場で理解できる状態になってきた、ってのは大きかったです。
── 周りの反応はどう変わりましたか?
現場のメンバーみんなからおめでとうって言ってもらえましたね。
で、気づいたら技術的に難しい部分を任せてもらえるようになってた。
自分からも積極的に「やりましょうか?」って言えるようになったのもあるけど、
頑張っている人には任せてもらえるんだなって実感しました。
社内のインフラ整備も担うように
── 具体的にどんなことをしているんですか?
今まではボタンを押してリソースを操作するやり方だったのを、コードでインフラを管理できる形に変えようとしています。
コード化すると、誰がやっても同じ環境が作れるし、属人化しなくなる。
例えると、ジャングルを整備して、いい森にしていく感覚です(笑)。
── やっていて楽しい瞬間はありますか?
整備されていないものを、1から作る。
影響範囲を考えながら動いてる瞬間が楽しいんですよ。
資格でインプットしたことを、実際にアウトプットとして形にできてる実感もあります。
インフラに関する知識を少しずつ深めてきたこともあって、社内で相談を受けることも増えてきました。
頼まれると、ちょっとヒーロー感があって(笑)。
それが率直に嬉しいです!
今後の目標
まず、社内のインフラ整備をやり切りたい。
コード化・標準化・コスト最適化の3つを完成させることが、当面のゴールです。
資格で得た知識って、ある意味まだ浅いと思っていて。
実際に手を動かして形にしていくことで、本当の意味で自分の力になると思っています。
最近、チームをまとめるとか、人を動かすとか、そういうことにも興味が出てきて。
やはり、1人で頑張るのには限界があって、チームで動けた方が会社にも大きく貢献できる。
技術は分かり続けていたいけど、プレイングマネージャーみたいな立場にも、いつかはなってみたいと思っています!
これからAWS資格取得を目指す人へ
正直、全冠を目指すことはおすすめしません....。
自分の場合は、現場に貢献したいっていう明確な目的があったからやり切れた。
でも、資格取得が目的になってしまうと、業務に関係のない知識を詰め込むだけになります。
大切なのは、『必要なタイミングで必要な技術を身につける』こと。
スキルアップしたいなら、実務経験の方が絶対大事です!!
資格はその補助線みたいなもので、手段として使えれば、十分だと思っています。
取材を通じて印象的だったのは、彼が一度も「自分のために」という言葉を使わなかったことです。
資格を取ったのも、インフラ整備を進めるのも、その根っこにあるのはいつも「現場のために」「会社のために」という気持ちでした。
責任感と使命感を自然体で持ち続けられる彼の目標はプレイングマネージャー。
その日が来るのを、密かに楽しみにしています...!