グループ会社代表|教育現場の「やりがい搾取」を終わらせる。指導者に正当な対価を還す、TOiRO代表の7年越しの革命。
こんにちは!HR戦略本部の加藤です。
今回はムーバーグループのTOiRO株式会社代表(以下TOiRO)のS.T.さんにお話を伺いました。
S.T. さんは、新卒から一貫して人材・教育という仕事に関わり続けてきました。ムーバーへ入社後はTOiROの前身であるキャリアクリエイト事業部を立ち上げ、その後TOiROの設立でもご活躍されています。
インタビューでは、TOiROの事業やキャリアの軸についてお話を伺いました!
目次
▮入社経緯
▮事業について
「やりがい搾取」を終わらせる仕組みづくり、"updraft"
▮ムーバーグループの強み
多様なバックグラウンドが生む「新規事業の種」
一人では見えなかった景色への到達
▮ムーバーの成長環境について
「なんとかする」力が育つ場所
▮今後のビジョン
人生のすべてのステージに関わるインフラへ
▮ムーバーへ興味を持っている方へ
▮入社経緯
―前職では体育会学生の就職支援を行っていたとのことですが、どうしてその仕事に就こうと思いましたか?
私はムーバーへ入社する前に2社経験していて、新卒から一貫して人材や教育に関わる仕事をやってきました。
もともと、学生時代はずっとスポーツをやっていて、本気でプロサッカー選手を目指していました。結局プロの道はあきらめてしまったんですが、高校の頃には「指導者か先生になりたい」という意思を持っていました。その一方で、大きな怪我をした時に復帰まで支えてくれたトレーナーさんとの出会いも私のキャリアにすごく大きな影響を与えています。
そんな経緯もあって、大学はスポーツ科学の学部へ進学しました。大学時代には80人くらいのメンバーを抱えるトレーナー集団を立ち上げてトレーナーとしてのキャリアを強く意識していました。しかしある時、「トレーナーとして支えられる範囲って限定的だな」と気づいたんです。 それで、やっぱりまた「教育」という方向にシフトしようと決めました。
こうした学生時代のいろんな経験を経て、「アスリートのキャリア支援」に興味を持ったのが前職を選んだ理由です。 これが、今のキャリアにも繋がる僕の原点になっていますね。
―MOVER&COMPANY(以下ムーバー)へ入社した経緯を教えてください
私はリファラル採用でムーバーへ入社しました。 最初のきっかけは、当社が運営している「MiraiShip」というインターンシップに外部講師として参加させてもらったことでした。
MiraiShipについて:https://mirai-ship.jp/
そこでムーバーの人たちと関わっていくうちに、「なんかこの会社楽しそうだな」っていう直感が働いたんですよね。 そこからさらに惹かれた魅力が2つありました。
1つ目が、これまでやってきた「人に関わる仕事」をそのまま活かせると感じたこと。 2つ目が、レベルの高いコンサルタントが集まる会社の中で自分のやりたい事業ができることに魅力を感じました。 「ここなら自分のやりたいことをやれる」、そう思って入社を決めました。
▮事業について
「やりがい搾取」を終わらせる仕組みづくり、"updraft"
―updraft事業を立ち上げた経緯について教えてください。
ムーバーに入社した当初は当時あった「キャリアクリエイト事業部」という部署に配属されました。 そこで、事業部長の眞野目と一緒に事業を大きくしていき、子会社として「TOiRO株式会社」を立ち上げました。そしてそのTOiROの中で、私のやりたい事業として立ち上げたのが「updraft」です。
updraftについて:https://updraft-sports.jp/
updraftはスポーツ選手のキャリア教育を手掛ける事業なのですが、特徴的なのはその選手を育ててきたチームや学校のコーチ、トレーナーまでさかのぼって利益を還元していく点です。
私には、先ほどもお話しした学生時代から前職までの経験を通じて、「先生や指導者の社会的地位が低い」という強い課題意識があります。 具体的に言うと、そもそも教育者たちの給料が低すぎるという大きな問題があるんですよね。学校の先生であれスポーツの指導者であれ、本来は良い教育を提供した分だけ正当に給料として還元されるべきです。 でも、現実はそうなっていません。その結果、多くの先生が「安定」だけをモチベーションに働かざるを得ない状況になってしまっている。これはスポーツの指導者にも同じことが言えます。
この事業構想に至ったもう一つの要因は、前職での経験にあります。 前職では体育会学生向けの就職支援エージェントで営業に従事してきて、そこでは紹介料をエージェント会社が全額受け取る仕組みでした。 でも、その学生を育ててきた背景にはコーチやトレーナーなど、10人以上の恩師がいるはずなんです。それなのに、その人たちには一切還元されず、紹介会社だけが利益を独占している。その状況にものすごく強い違和感を覚えました。
こうした業界の「悪しき習慣」を壊して、指導者へ正しく対価が還元される文化を社会に作りたい。そう思って立ち上げたのが「updraft」です。7年かけて取り組んできて、指導者へさかのぼって還元するこの独自の仕組みづくりはもうほとんど出来上がりました。目標へ着実に近づいているという確かな実感がありますね。
―ムーバーの中で事業を立ち上げた理由は何ですか?
自分の力だけで0から事業を立ち上げるという選択肢もありました。でも、ムーバーの中で立ち上げることにそれ以上の魅力を感じています。
具体的に言うと3つのメリットがあります。
1つ目は、資金や立ち上げに必要な人材が最初から揃っていたこと。 2つ目は、個人でやるよりもムーバーの中でやる方がより社会に大きな影響を与えられると思ったことです。
そもそも、updraftを運営するにあたって僕がこだわってきたのは「絶対黒字」で着地させることです。updraftでは、現役選手へのキャリアトレーニングという伴走型サービスを提供しています。このサービスを作るまでに「収益が出るのか、ビジネスとして成立するのか。」という内外からの声や疑問と向き合いながら事業構想を組み立てました。それらと向き合い続けた結果、今の事業モデルが確立されました。
3つ目の理由は、これを実現するためにコンサルティングのノウハウや先輩方の知見を借りたかったんです。
自ら資金調達して会社化するのではなくあえてこのグループにいるのは、ここの環境を使い倒して一人ではできない「より大きなこと」を実現したいからですね。
▮ムーバーグループの強み
多様なバックグラウンドが生む「新規事業の種」
―ムーバーの強みや特徴は何だと思いますか?
ムーバーの非常にユニークな点は「様々なバックグラウンドを持った人がいる」ということです。
特に面白いのは、メンバーそれぞれが経験してきた領域に新規事業の可能性が眠っていることですね。 ここには多様な経歴やコネクションを持った人がたくさんいます。その上に、個人の「やってみたい」というビジョンをビジネスの形に落とし込める優秀なコンサルタントも揃っている。 そんな環境なので、まさに「新規事業の種が山ほどある」グループですね。
これは他の会社にはない大きな特徴ですし、ここが将来の事業家たちの集まる場所になっていることの表れなんじゃないかなと思います。
一人では見えなかった景色への到達
―ムーバー内で事業を推進するメリットはなんですか?
常に多方面から知見や事例が自然と入ってくる。そんな環境で新しい事業を立ち上げられたことは僕にとって本当に大きな恩恵でした。
具体的に言うと、メンバーたちが常に「俯瞰的な視点」をくれるんです。「自分なりの視点や考えは本当に社会的に価値があるのか?」と、客観的に問いかけてくれる。 一人でやっているとどうしても情報収集が偏ったり、自分のやりたいことだけに突っ走ってしまったりしがちですよね。この環境のおかげでそういった独りよがりな状況を防げたなと感じています。
特に、過去にTOiROの事業が行き詰まりかけた時のことです。 代表の篠﨑やグループのメンバーたちが加わり色々な視点が入ってきたことで、事業が一気に加速して売上は200%成長しました。 あのままTOiROや私一人だけの視点で進めていたら決して到達できなかった結果だと思います。
―これからムーバーグループの中で生まれてくる新規事業をどのようにサポートしていきたいですか?
現在、TOiROは「人材教育のプロフェッショナル集団」を目指しています。
幼少期から学生時代、そして社会人1年目から管理職まで。人がどういう行動をとって、どういうプロセスを踏めば、どんな成長曲線を描けるのか。それを明確に示せるようになるために組織として着実に成長を続けています。
もし、このTOiROのノウハウを新規事業の立ち上げに活かすとしたらどうなるか。 採用や教育の目線に立って「メンバーが事業の中でどのように成長していけるのか」という部分を伴走しながら支援していくことができますね。
▮ムーバーの成長環境について
「なんとかする」力が育つ場所
―ムーバーにはどのような人が多いですか?
一言で言えば「なんとかする人」が多い集団ですね。 目標が高かったり、状況が困難だったりしても「なんとかする」と言ってやりきってしまう人が社内には多いですね。特にディレクターやマネージャー以上の人は例外なくその経験を持っています。
もしかしたら、僕のこの考えは時代と逆行しているかもしれません。でも、現代社会を見渡してみても、やっぱり修羅場で「なんとかしてきた」経験が多い人ほど活躍しています。
新卒でムーバーに入る価値としては、自立型人材になるスピードが圧倒的に速いことです。他社で3年かかる経験をここなら1年でやれる可能性があると感じています。 手を挙げれば様々な挑戦のチャンスがありますし、クリティカルな発想がちゃんと評価される。この環境はTOiROを含めグループ全体に浸透していますね。
▮今後のビジョン
人生のすべてのステージに関わるインフラへ
―今後のキャリアビジョンを教えてください。
まず大前提として、ムーバーから生まれた子会社ですから、まずはこの事業を確固たるものにするというミッションがあります。
ここをある程度達成できた後は、ムーバーの中で「同じ志を持って事業を立ち上げたい」という人の最強の伴走者になりたいんです。 経営の知見はもちろんですが、苦しい経験も味わってきた身として一番の理解者になりたいですね。
TOiROとしての目標で言うと、人々の「ライフステージ」のすべてに私たちのサービスが関われる状況を作りたいと考えています。 教育はもちろんですが、例えば保育園や塾といった新しい教育サービス、あとはスポーツを通じたコミュニティとか。 そうやって、人生の質(QOL)の向上に寄与するサービスを作り続けていきたいですね。
▮ムーバーへ興味を持っている方へ
―最後に、エントリーを検討している皆様へメッセージをお願いします
「迷ったら、一番きつそうな道」を選んでください。 そして、「人とは違う道を歩んでほしい」と思います。
日本での安心安全な生活をあえて「違和感」と捉えてみる。世界基準で本当に得たいものを手に入れられる人って、やっぱり常識とは違う道を選んでいると思うんです。私はその重要性をすごく感じています。
もし今、「自分の価値観が間違っているんじゃないか」と悩んでいる人がいるなら「その感覚、あってるよ」と伝えたいですね。 独自の価値観でも、突き詰めていけばいつかは社会の常識になる可能性がある。私自身、そうやってきましたから。
そうした悩みも共有しながら一緒に成長していきたい。そう考えている方と一緒に働けることを楽しみにしています。
MOVER&COMPANYでは、選考の前に「カジュアル面談」の機会を設けています。
選考ではなく、私たちと応募者の双方がフラットにお話しできる場として行っています。
この記事を読んで少しでも興味を持っていただけた方は、ぜひ気軽にご応募ください。お話しできるのを楽しみにしています。