「私の人生、本当に“どん底”の連続だったので。だから、最後は絶対に幸せになってやる、って決めてるんです」
そう言って朗らかに笑うのは、BeFreeで活躍する赤平凪沙さん。彼女の過去を紐解けば、そこには「波乱万丈」という言葉では足りないほどの深い谷があった。しかし、彼女は今、そのすべての経験を糧に、未来を見据えている。
設立間もないBeFreeにジョインした彼女は、一見すると自由奔放で、親しみやすい笑顔が印象的なキャラクターだ。しかし、その胸の内には「40歳でFIREして、不動産王になる」という壮大な野望を秘めている。
「人生谷ありでも最後に幸あれ」。
これは、彼女がインタビューの最後に、自らの人生につけたタイトルだ。仕事では「安定」を、私生活では「刺激」を求め、「40歳で不動産王になる」という壮大な夢を追いかける彼女。その独特な価値観と力強い生き方は、BeFreeというステージでどのように花開いたのか
◆ 音響の夢から一転。私が「安定」を求めるようになった理由
ー本日はありがとうございます! まずは、凪沙さんのこれまでのキャリアについて教えていただけますか? BeFreeに入社される前は、全く違うお仕事をされていたとか。
はい。もともとは音響の専門学校に通っていて、ピアノを弾いたり、ライブハウスでミキサーをしたりしていました。中学生の頃から音楽が好きで、将来は音関係の仕事に就きたかったんです。
でも、ギリギリまで悩んだ結果、現実的に「これで生活していくのは難しいな」と思って。親からの仕送りもなく、一人で生きていくには、もっと安定した仕事に就こう、と。音楽は完全に趣味として楽しむことにして、人と話すのが好きだったので、新卒ではお台場の大型施設でインフォメーションの仕事に就きました。
ー大きな決断だったんですね。インフォメーションのお仕事はいかがでしたか?
水色の制服を着て、外国人のお客様をご案内したり…貴重な経験でした。忙しい毎日を送る中で、心身ともに健やかに働ける環境の大切さを実感し、「仕事には安定や心の平穏を求めよう」という気持ちが強くなりましたね。
◆ 会社の成長と自分を重ねて。私がBeFreeを選んだ、もう一つの本音
ーなるほど。そこから未経験の営業職、しかも設立間もないBeFreeに転職されたのは、どういった経緯だったんですか?
転職エージェントの方に「よく喋るから営業やってみたら?」と勧められたのがきっかけです。正直、最初は「私が営業?」って感じでした(笑)。でも、人生経験として一度やってみるのもいいかな、と。
BeFreeに決めたのは、できたばかりの会社だったからです。社会人としてスタートラインに立ったばかりの自分と、生まれたての会社を重ねて、一緒に成長していけるんじゃないかなって。古参メンバーとして、会社の成長に貢献したいという思いもありました。
ー実際、他にもっと大きな会社のWebコンサルからも内定をもらっていたそうですね。
そうなんです。でも、やっぱり「新しいことに挑戦できる環境」に惹かれました。あとは、社長(皆川)との距離が近く、親しみやすい人柄に惹かれたのも大きな決め手です。物腰が柔らかくて、いつもニコニコしていて。直感的に、この人たちと一緒なら面白そうだって感じました。
◆ 多様な経験が力に。仕事が「楽しくて仕方ない」私の現在地
ーBeFreeでのスタートは順調でしたか?
いえ、最初は大変でした。成果が出てきてフルリモートの案件にアサインしたこともありましたが、これが全く合わなくて…。一人で家に籠って仕事をするのが精神的にも体力的にもキツくて、やっぱり私は出社して人と話しながら仕事をする方が向いてるんだ、と痛感しました。
ーそれが今では、毎月目標を達成し続けていると伺いました。何か転機があったのでしょうか?
今アサインされている建築系のプロジェクトが、自分にとって大きな転機になりました。実は私、プライベートで銀行から大きな融資を受けて家を建て、不労所得を得るという不動産計画を進めていて。その興味と仕事内容が完全にリンクしたんです。だから今、仕事が楽しくて仕方ない。自分のプライドにかけて「絶対に毎月達成してやる」って思っています。
そして、その融資審査の時に、BeFreeの成長を肌で感じる出来事がありました。審査では当然、勤め先も見られますよね。設立して間もなかった会社が、今では何十人も社員が増えて、しっかりした組織になっている。その会社の成長と信頼が、私の人生をかけた挑戦の後押しになったんです。本当に嬉しかったですね。
入社当時は、会社の成長フェーズということもあり、様々な案件を経験しました。その経験があったからこそ、今の自分があると感じています。会社が成長し、質の高い、大きな会社と取引できるようになった。電話をかけるだけでなく、チームで「どうすればアポが取れるか」と作戦会議をしたり、自分の成長を実感できるんです。これは、会社の成長を肌で感じられる嬉しい瞬間ですね。
ー会社の成長をポジティブに捉えているんですね。
はい。メンバーがどんどん増えて、会社の急成長を日々肌で感じています。それだけ会社が前に進んでいる証拠なので、私も負けていられないな、と刺激をもらっています。
◆ 自分の気持ちに正直に。BeFreeは、あなたの「なりたい姿」を応援してくれる場所
ー最後に、これからBeFreeの仲間になるかもしれない求職者の方へメッセージをお願いします。
私みたいに、仕事に「安定」を求めつつ、プライベートで「不動産王になる」みたいな夢を追いかけるのだってアリだと思うんです。BeFreeは、そういう多様な働き方や価値観を受け入れてくれる土壌がある会社だと感じています。
だから、これから入ってくる方には、自分の気持ちに正直でいてほしいですね。仕事をしていると、絶対に気持ちの浮き沈みはあると思います。でも、すぐに「辞める」と決めるんじゃなくて、まずは半年、一年と続けてみてほしい。合わなかったらその時考えればいい。
ー悩んだ時は、凪沙さんに相談しても…?
もちろんです! 人の相談に乗るのも好きなので(笑)。会社の「お悩み相談室」として、いつでも頼ってください。自分の気持ちを溜め込まず、周りをうまく頼りながら、一緒にバランスを取っていきましょう。
◆ 編集後記
インタビューを終えて、赤平凪沙さんという人物を一言で表すなら「したたかなリアリスト」だと感じた。
音響の夢と現実の間で葛藤した過去。自らの力で人生を切り拓く覚悟を決めた彼女は、仕事に「安定」という確かな土台を求め、BeFreeという設立間もない、可能性に満ちた環境に飛び込んだ。そこで会社の成長を肌で感じながら、着実に自らのスキルと居場所を確立していく。
その一方で、私生活では「40歳でFIRE」「不動産王になる」という刺激的な夢を追い、虎視眈々と未来への投資を続ける。彼女にとってBeFreeは、単なる所属組織ではない。自らの人生を豊かにするための、最高の「ステージ」なのだ。
その潔いほどの割り切りと、目標に向かうブレない軸。私たちは、こんなにも魅力的な野心家と共に働けることを、心から刺激的に思う。
この記事を読み終えたあなたは、今、何を思っているでしょうか。仕事と人生、あなたにとっての理想のバランスとは、一体どんなものですか?