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他者を尊重し、多様性を活かす組織。G-genならではのカルチャーの魅力とは

私たちG-genは、Google Cloud の認定をいただいているクラウドインテグレーターです。「クラウドで、世界を、もっと、はたらきやすく」をビジョンに、Google Cloud のプロフェッショナルとしてお客様に伴走し、お客様のビジネスの成功に寄与することを目指しています。

今回は、上級執行役員CROの黒須さんにインタビューを実施。クラウドビジネスならではの面白さや、組織づくりにかける思いなどをうかがいました。

 

【プロフィール】

黒須 義一:上級執行役員CRO/プラットフォームエンジニアリング本部 本部長

G-genにジョインするきっかけとなった「人」の魅力

――まずは黒須さんがクラウドビジネスと出会った経緯を教えてください。

ブラザー社での営業や新規事業開発業務、NTTPCコミュニケーションズ社での経営企画業務などを経て、富士ゼロックス社に転職をしたのですが、その際に初めてクラウドという存在を知りました。当時、クラウドを社内のシステム基盤として使う会社は珍しかった時代。私たちはまずAWSの導入支援に取り組みつつ、徐々に当時はアーリーアダプターだった Google Cloud も取り入れるようになりました。

実は、当社代表の羽柴と出会ったのもこのタイミングです。また、当社執行役員の鈴木とは、この会社でも一緒に働いた過去があり、クラウドのメリットを全国の販売会社にレクチャーするため、一緒に行脚をしたりしました。

その後、みずほフィナンシャルグループに移り、マルチクラウド導入と利活用の推進に取り組み、その後、縁があってグーグル・クラウド・ジャパン合同会社へ移籍しました。同社への転職が、中長期的に見て私のキャリアの分岐点となりました。


――なるほど、グーグル・クラウド・ジャパンではどのような取り組みをされたのでしょうか?

主にパートナーとのアライアンス関連業務に従事しました。また、日本初となる Google Cloud の公式エンタープライズユーザー会「Japan Google Cloud User Group for Enterprise <Jagu'e'r>」を立ち上げ、コミュニティマネジャーを務めました。

Jagu'e'を設立した理由は、Google Cloud をより多くの方に知っていただき、愛しつづけてもらう必要性を感じたからです。AWSとAzureが2強と言われるクラウド業界で、Google Cloud は3番手の存在です。コミュニティを通じて認知を高めれば、自ずとサービス全体が盛り上がるだろうと考えました。


――その後、2023年10月にG-genにジョインされました。その理由は?

直接のきっかけは代表の羽柴からの誘いです。キャリアを進めるにあたって、私のなかでは「人」が大きな判断軸です。残り限られた仕事人生において、何を大切に働こうかと考えたときに「誰と働くか」を最も優先し、G-genへの参画を決めました。

グーグル・クラウド・ジャパン在籍時は、外部の立場でパートナーであるG-genを支援していましたが、そのときからG-genは生き生きと働くメンバーが多い素晴らしい会社だと感じていました。

入社後も、そのような「人」の印象は変わらなかったですね。まさに Google の文化を体現している組織というのでしょうか。他者を理解したうえで尊重する姿勢や、ありのままの姿を大事に多様性を活かそうとする風土などが、とても心地よい組織だと感じました。年齢や性別、経験の壁もなく、心理的安全性が確保されたうえで、より良いコミュニケーションを生み出すカルチャーが当社ならではの魅力だと考えています。


合併を機にお客様にとっても最良の提案ができるように

――現在はCROとしてどのような役割を担っていますか?

一般的なCROは、顧客創造や収益アップの責任を担い、事業戦略を策定したうえで、実行する人たちを支えるポジションだと捉えています。

ただ、当社の場合は私が入社した当初から、営業側の鈴木とエンジニア側の杉村がそれぞれトップに立ち、既にうまく組織が回っていました。したがって私は、必要であるものの2人の手が回らない部分や、あらゆるスキマを埋める役割を担うよう務めています。


――G-genは2024年7月に旧トップゲート社と合併を行いましたが、どのようなシナジーが生まれていますか?

以前のG-genでは対応できなかった顧客ニーズを拾えるようになった点が、大きな変化です。例えば「アプリ開発もお願いしたい」「最速で Google Cloud の利用を伸ばしたい」「生成AIのワークショップを実施してほしい」といったお客様の要望に対し、提案の選択肢がかなり広がりました。

実際にソリューションエンジニアリング本部(旧トップゲートを母体とする組織)のメンバーに提案書作成を手伝ってもらったり、エンジニアリングの協力を依頼したりする事例も増えています。当社内のメリットだけでなく、お客様にとっても良いご支援ができる効果があったのではないかと思います。

旧G-genも旧トップゲートも、それぞれに歴史と成り立ちがあり、企業文化があります。合併し、違う風土や風習を持つ人たちと一緒になっても、相手を理解しつつ丁寧なコミュニケーションを行うことをメンバーにもお願いし続けてきましたし、我々経営陣もそうしてきました。結果、スムーズに融合が進んできているように感じます。

一方で、2つの組織が一緒になったわけですから、当然業務上ダブりが発生するケースもあります。今後も適切なタイミングや方法で、丁寧にコミュニケーションを図りつつ、1つずつしっかりと調整を進めていくことが私のミッションだと考えています。


Google Cloud 認定のクラウドインテグレーターとしての強みを発揮し、市場の発展に貢献したい

――黎明期からクラウドビジネスに関わってきた黒須さんですが、クラウド業界の市況感についてはどう捉えていますか?

国内のクラウド利用状況は、年々2桁%以上で伸びています。ただ、本格的に活用していない企業も7〜8割にのぼるなど、まだまだ十分に浸透していない現状があるでしょう。

特に、現在の日本は人口が減少し地方の過疎化が進む状況下で、人の手に頼らないサービスや事業運営が求められています。IoTなど、人の動きが可視化されるツールが進化する過程では、支えるネットワークやアプリケーションの基盤が必要となります。その際に、クラウドサービスの選択が大きなポイントとなりますし、市場としてもさらに拡大していくことが想定されるでしょう。


――なかでも、Google Cloud の強みはいかがでしょうか?

Google Cloud は、AIの技術が非常に強いという特徴があげられます。また、現在使われている先進的なクラウドサービスの元となる技術は、Google が発祥であるケースが多いため、テクノロジーとしての強さが圧倒的だと言えます。

Google検索や Google MAP、YouTube、Android などの Google が提供するサービスは、いまや世界で毎日10億人以上の人に利用されています。担保されているセキュリティの強さや、トランザクションを捌くマシンパワー・ネットワークパワーは他の追随を許さないでしょう。そのような意味でも、Google Cloud の市場ニーズもより高まっていくと考えています。


――お話にあがった Google Cloud の特徴を踏まえ、G-genの事業にはどのような優位性がありますか?

繰り返しになりますが、日本では Google Cloud の利用企業数がまだ少ない状況です。特に地方に行くほどその傾向が顕著であり、そもそもクラウドを使っていなかったり、デジタルコミュニケーションが普及していなかったりといった現状があります。

そのような課題に対し、明確に強いプロダクトを提案できる商品力の高さがG-genの強みです。また、Google が持つ社会的ブランド力の高さを考えても、「Google Cloud の認定をいただいているクラウドインテグレーター」としての誇りは大きいでしょう。

現在、プロフェッショナル集団として Google Cloud を扱えるベンダーは限られていますので、「Google Cloud の支援会社といえばG-gen」と第一想起される会社になれるよう、さらに認知度を高めていきたいと考えています。


社員一人ひとりの声を吸い上げ企業文化を作り上げる

――G-genの組織風土や働く環境についてはいかがですか?

そもそも企業風土とは、働く人たちの背景や育ってきた環境などが集まって形成されたものだと思います。そしてそれらを慣らしたうえで、作り上げていくのが企業文化です。

ですから、私自身は社員一人ひとりの考えや思いをきちんと吸い上げることを大切にしています。実際に、3か月に1回、全社員と30分程度の1on1を継続的に実施しています。そのなかでみなさんの近況を知ることはもちろん、会社に対して思うことや仕事で困っていること、どんな仕組みがあると仕事がしやすくなるかなどを教えてもらうようにしています。会社として不足する部分や改善点がたくさん見えてきますし、社員のWILLは、お客様や市場のWILLでもあるんですよね。実際に、1on1から得たアイデアを具体的な施策に移したケースも多々あります。

ちなみに、私がオフィシャルな場で社員のみなさんと話をするときは、必ず丁寧語で話すように意識しています。それは、心から一人ひとりの社員をリスペクトしているから。とはいえ、フラットな関係性でいたいと考えていますので、気軽に話しかけてもらいやすい雰囲気づくりを心がけていますね。


――今後、どのような人材と一緒に働きたいですか?

自ら自己開示をしつつ、丁寧なコミュニケーションを行うことができる方や、礼節を重んじられる方にジョインしていただきたいですね。

当社はフルリモートワークの導入や、フレキシブルな働き方の推奨など、外部から見てもおそらく自由な社風に映るのではないかと思います。また、多様性を尊重し、立場や年齢に関係なく自由に意見が言える雰囲気も魅力だと感じてもらえているようです。

一方で、自律と自由奔放は異なります。一緒に働く仲間たちには、同じ目的に向けて、礼節をわきまえながら自律的に動けるようなマインドを持っていただきたいと考えています。


――今後のキャリアに悩む求職者のみなさんへメッセージをお願いします!

私もたくさん転職を繰り返してきましたが、今振り返るとそこに明確なキャリアプランはなかったように感じます。大事なのは、まずは置かれた場所で一生懸命取り組み、今の仕事でしっかりと爪痕を残すことだと思います。

そして、未来をあれこれ悩むよりも、ちょっとでも気になったらまずは扉を叩いてみるとよいでしょう。当社に対しても、少しでも興味をお持ちいただけたら、ぜひ選択の1つに加えていただけると嬉しいなと願っています。


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