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創造性を解き放つ。変数の大きいコーヒーの世界で
2025年1月、TYPICAのヨーロッパチームに新たなコミュニティマネージャーが加わった。10代の頃からコーヒー生豆のサプライヤーとして働くことを夢見ていた、アメリカ・ミネソタ州出身のジャクソン・ブースだ。アメリカの大学で国際ビジネスについて学んだ後、コロナ禍において期間限定のオンラインストアを5ヶ月ほど運営。その後、フランスの大学院でのMBA取得、日産自動車やフリーランスでのマーケティング経験を経て、TYPICAの一員となったジャクソンは今、4年ほど住んだフランスを中心に新規顧客の開拓、既存顧客との関係深化に努めている。高校生時代にコーヒー店でバリスタとして働く中で、コーヒーを取り巻く...
「最大多数の最大幸福」をあきらめない。たとえ板挟みになってでも
ベンチャー企業やスタートアップは、ある一定の規模や知名度を得ると大企業から人が流れてくる現象が生じる。伝統的な商習慣が根強いコーヒー業界に流通革命を起こすべく2019年に創業したTYPICAでも、ここ1〜2年、その動きが起こっている。そのひとりが、2024年3月に入社した品川亮太である。東京大学卒業後、コーヒー豆の対日輸入量のうち約3分の1を取り扱う丸紅のコーヒー部門で10年ほど働いたのちTYPICAに転職。現在は、コーヒーエキスパートとして中大手のロースターへの拡販を進めるとともに、オリジンチームにて最適なオファーをつくるべく力を注いでいる。なぜ品川は、安定的に航行を続けられる巨艦から...
可能性が閉ざされない世界を。WantとMustで理想を叶える
2022年11月、TYPICAにジョインし、責任者としてニューヨーク拠点の立ち上げを進めている萩森修平さん。並行して、コーヒー生産者とロースターがより密な関係を築くためのプロダクトチームの立ち上げも進行中だ。高校卒業後、保守的な価値観が色濃く残る地方都市を飛び出し、立命館大学に入学。1年間のワーキングホリデーやシェアハウスでの外国人旅行客との共同生活など、広い世界に触れる体験に自身をさらしてきた。2017年、新卒で「人とモノの可能性を広げたい」と転職、採用支援を手がけるベンチャー企業・ビズリーチに入社。当時から胸に温めてきた「グローバルなフィールドで挑戦したい」という志を実現すべく、TY...
人間味ある関わりを。誰も弾き出さないコーヒーの世界で
2022年1月、TYPICAヨーロッパチームのコミュニティマネージャーとなったサミュエル・ペレス・コレア。プラットフォームを通じた生豆の流通量を増やすべく、主にスペインとイギリスのロースターと関係を構築してきた。「自分は物静かで温厚。いわゆるラテン系ではない」と語るサミュエルの出身は「ヨーロッパの楽園」ことスペイン・カナリア諸島。2年間のメルボルン生活でコーヒーの魅力を知り、ロンドンのロースターで焙煎技術を磨いた後、フリーランスとしてロースターの卸売マネージャーやスペシャルティコーヒー協会(SCA)公認のトレーナーを経験した。コーヒーの世界で10年近く過ごしてきた彼はなぜ、生産者とロース...
「いつの間にか、ここにいた」重ねてきた“今”がひらいた未来
2022年1月に入社以来、韓国担当のコミュニティマネージャーとしてロースターとの関係構築に携わっているシン・ソイ。2019年4月、大学の交換留学で韓国から来日し、大学の授業とロフトでのアルバイトで日本語力を磨くこと10ヶ月。韓国に帰国後、日本語を使う仕事に絞って就職活動を行うも、思うようにいかない日々を送っていたなかでTYPICAから内定を獲得したソイの“現在地”とは。(文中敬称略)◆ 異色だったTYPICA「対面で面接ができないのであれば、採用できません」コロナ禍により、日本への渡航が認められていなかった2021年9月。最終面接まで進んだ日本の企業からそう告げられたとき、ソイは肩を落と...
助けを求める誰かのために。冷静と情熱で歪な世界を変えていく
同志社大学グローバルコミュニケーション学部を卒業後、2017年、新卒でP&Gに入社し、歴代最年少となる3年目で「セールス部門の登竜門」とされる営業企画部に配属。セールス部門の代表としてブランドを背負いながら、倍速の成長を遂げる。2022年1月、事業内容やビジョンに共鳴したTYPICAに入社して以来、日本でコミュニティマネージャーを務める藤原麻緒さん。前職の同僚からは不思議がられたキャリア選択の裏にある思いとは。(文中敬称略)◆ 自分の心に素直に生きる「アフリカや中南米のコーヒー生産者は、グローバル企業から不当に安い値段で買い叩かれています。生産者と適正な価格で取引し、持続可能な関係性を維...
「目の前のことに全力で関われていたらそれでいい」バックオフィスで続ける自分との“闘い”
バックオフィス/東 明代大学卒業後、交渉によって魚の値段を決め、売買する卸売市場の仲卸会社で10年間働いたのち、「もっと高みを目指したい」と転職。バックオフィスの責任者として、「実現しそうもないことを次々と実現させていく」TYPICAで後方支援を担う東明代の物語りとは。◆ 絶対負けない自信があった2019年夏。1年ほどかけて転職先を検討していた東は、何十社と見てきてはじめて「ここで働いてみたい」と思える会社と出会う。「会社説明会に参加して感じたのは、代表(後藤)が高みを目指して進んでいる人だということ。こういう会社で働けば、自分も一緒に高いところに登っていけるだろうと思って転職を決めまし...
「自分の給料は自分で稼ぐという考え方がしっくりきた」全国のロースターやコーヒー店をつなげる橋渡し役
TYPICA コミュニティマネージャー 藤井 優衣2019年4月、「コーヒーを淹れるのってかっこいいなというミーハーな気持ち」でカフェに興味を持ち、コーヒー豆を販売するHOOPのスタッフになる。2019年11月、世界のコーヒー生産者とロースターとのダイレクトトレードを手がけるTYPICA創業後は、新規顧客の開拓を担当。3年目の今は「自分を活かせる場所を探しているところ」だという藤井優衣の物語りとは。 ※文中敬称略◆ 留学先で見つけた「理想」もともとコーヒーに興味がなかった藤井がカフェに惹かれたのは、大学2回生の冬。大学のカリキュラムの一環として、4ヶ月間留学したニュージーランドでの体験が...