障がい者社員インタビュー│障がい者採用でYouTubeパーソナリティに!【マーケティング社員インタビュー】
こんにちは! カインドライフ採用マーケティング部です。
この度、私たちが運営する住宅型有料老人ホーム 「ナーシングホーム悠ライフ」 の公式YouTubeチャンネルがスタートしました!
今回のストーリーでは、公式YouTubeチャンネル
【みんなで学ぼう! ナーシングホーム悠ライフ福祉チャンネル】 について、
そしてメインパーソナリティー 栗木大輔 のこれまでの歩みをご紹介します。
私たちがYouTube動画で届けたいこと、栗木がパーソナリティーとして伝えたいことに、
少しでも触れていただけたら嬉しいです。
・看護、介護、福祉業界でのお仕事に興味がある方
・施設をバックオフィスから支えたい
・会社やナーシングホームに興味がある
そんな方はぜひご覧ください。
栗木大輔プロフィール
26歳時、脳動静脈奇形が破裂したことにより、脳出血を起こし左半身不随に。
介護福祉の当事者としての目線から、社会福祉の情報や「悠ライフ」での現場の情報などをこのチャンネルを通して発信していきます。
目次
栗木大輔プロフィール
役に立つ情報や知識があれば救われることもある
YouTubeチャンネルについて
26歳、DJブースから病床に
「絶対に歩けるように」一歩目を踏み出したきっかけ
心のリハビリ体験を経て、YouTuberに転身
まとめ
役に立つ情報や知識があれば救われることもある
YouTubeチャンネルについて
Q.簡単な自己紹介をお願いいたします。
はじめまして! 栗木大輔です。
この度、株式会社カインドライフが運営する住宅型有料老人ホーム「ナーシングホーム悠ライフ」の公式YouTubeチャンネルで、メインパーソナリティーを担当させていただくことになりました。
もしかしたら見た目ではわからないかもしれませんが、実は左半身が麻痺しています。僕がこの体になったのは 2009 年、26 歳の時。 脳動静脈奇形(AVM)の破裂による脳出血を起こしたことが原因でした。肩は少し動きますが、肩より先の肘・手首・指先は、力がぐっと入り、うまく脱力・コントロールができません。
Q.YouTube チャンネルはどのような内容で展開されるのでしょうか?
このチャンネルでは、「役に立つ情報や知識があれば救われることもある」をモットーに、社会福祉とポジティブに向き合うための情報を楽しくお届けします。20代で障がい者になった僕にとって、社会福祉は支える側であり支えられる側でもあります。
明日はあなたが当事者になるかもしれない……そんな「もしも」に備えて、皆さんと一緒に、この課題にこの動画を通して向き合っていきたいと思っています。
26歳、DJブースから病床に
Q.26歳当時のことをお聞かせいただけますか?
2009年、26歳。僕は週末になるとクラブのDJブースに立っていました。自分が何者なのかわからずもやもやとして週末になると趣味に興じる、そんな毎日でした。
ある日、気が付くと病院のベッドの上でした。脳動静脈奇形( AVM )により脳出血を起こしたんです。
※脳動静脈奇形( AVM )……脳の中の動脈と静脈が繋がって塊となり、破れやすくなる病気
Q.当時はどのような心境だったのでしょうか?
治療を受けるも左半身に麻痺が残り、主治医からは「良くて車いす生活」と告げられました。もどかしい気持ちに反して左半身は思うように動かず、座っていても体が横に倒れてしまう、入浴にも介助が必要。悔しさや悲しさ、そして何より自分の身体が半分失われたような感覚に、心がついていきませんでした。
「絶対に歩けるように」一歩目を踏み出したきっかけ
Q.現在は杖を使って、お一人で歩かれていますよね。
はい。入院中のある時から、夜になると廊下に出るようになりました。長い手すりを使って、最初は立つ練習から。一人で立ち上がれるようになったら一歩踏み出す練習。次は二歩目に繋げること。歩く距離を伸ばすこと。
毎日退院する頃には、杖を使って歩くことができるまでに回復していました。
Q.とても根気がいることですよね。何かきっかけがあったのでしょうか?
車椅子に乗っていた僕に、隣の病室へ面会に来ていた方から「あなたはまだ右半身が動くからいいね!」と言われたんです。それまでは左半身のことばかりを考えて、「人生終わったな」「これからどうしていこう」と落ち込んでいました。でも、動く右半身に意識を向けてみると、「絶対に歩けるようになりたい」と思えたんです。
自分の本心に気づいてからは、その気持ちのままに練習を続けました。
心のリハビリ体験を経て、YouTuberに転身
Q.退院後はどのようにして過ごされましたか?
ボランティア活動や講演活動を通して、少しずつ社会との接点を取り戻していきました。
人と話し、伝え、耳を傾ける。そんな時間と人との関わりの中で得たものは、体だけではなく心のリハビリ体験でした。人と関わることは、心のリハビリでもある。誰かと笑い合ったり思いを共有したりするたびに、少しずつ、自分の中に光が差し込むような感覚がありました。
Q.障がい者施設で働いていた時期もあったと伺いました。ぜひその経緯も聞かせてください。
ほんの短い期間ですが、障がい者施設で働いていたことがありました。自分自身が中途障がい者となった経験から、「同じ立場の人たちにもっと寄り添えるはずだ」と思ったのです。理解できること、共感できることがある。そんな自負のようなものを持って入職しました。けれど、現実は甘くありませんでした。
まず体力的な問題。思っていた以上に、一日立ちっぱなしの業務が体に堪えました。そしてそれ以上に衝撃だったのが、「寄り添う」ということの難しさです。
言葉を発せない方、重度の障がいを持つ方とのコミュニケーション。目の前にいるのにどう寄り添えばいいのかが分からない。障がいを持った当事者として対面するハードルの高さを知りました。
Q.カインドライフに応募されたときの心境はどのようなものでしたか?
「自分の障がいを活かしたい!」という気持ちが、カインドライフに応募した一番の理由でした。
自分にできることは何か……そう思いながら仕事を探す中で、「SNSマーケティング」という文字に目が留まったんです。ここなら、講演活動やセミナーのSNS告知を行った経験を活かせるかもしれない。何より自分の障がいを活かせるかもしれない! といった気持ちでした。
Q.悠ライフの YouTube チャンネルにはどんな気持ちで挑まれていますか?
現在、42 歳。きっと、僕だからこそ伝えられることがあると思っています。新たなチャレンジです!
麻痺は今も残っています。肩は少し動かせるけれど、肘から先の力はうまく入らず、左の顔面も触れるとまるで厚い布越しのような感覚。でも今の自分を「不完全」だとは思っていないんです。
障がいを負った当事者としての視点。支えてくれた医療従事者や福祉の現場の方々への感謝。そして、情報や知識が「誰かの希望になる」と信じていること。
僕だからこそ伝えられることがある気がして、社会福祉に前向きな発信ができればと考えています。
Q.これからカインドライフへの応募を考えている方に対して、メッセージをお願いいたします!
カインドライフに入社し YouTube パーソナリティーという役割をいただいて、とても充実した毎日を送っています。失敗や力不足を感じることもありますが、それは全て「伸びしろ」。否定ではなく、改善案を一緒に考え支えてくれるメンバーと共にお仕事をしています。あなたのエントリーをお待ちしています!
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございました!
また、株式会社カインドライフ「悠ライフ」に興味がある方は、下記募集記事からエントリーをお待ちしております!
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