小川祐司さん/DX事業部 副部長
― まず初めに所属されている部署や、主な業務も含めて自己紹介をお願いします。
DX事業部副部長を務めています、小川祐司といいます。DX事業部は8月から始まった新しいチームで、セールスユニット、空間データユニット、アプリチームユニット、ハードウェアユニットなど様々な部署から集まったメンバーで構成されている事業部です。このチームの目的として、第一にCalTa株式会社の「TRANCITY」を盛り上げるということを掲げています。DX事業部はソフトウェアと空間データを盛り上げていくためのチーム構成になっていて、スマート保安事業部と技術開発部から集まった事業部です。その中でも私は、元々アプリケーション開発部の部長として、スマート保安事業部と技術開発部の両チームを統括していて、2つの事業部を組み合わせて推進できるような実行部隊としてのDX事業部の副部長の役割を担っています。
実際の業務として、各プロジェクトの管理を行っていて、新しい企画の立ち上げ、営業先での売り込み、一番多くはCalTa株式会社との業務や請け負っている案件の調整がメインになっています。
― DX事業部は8月に発足したばかりとのお話がありましたが、どのような流れで発足に至ったのですか?
DX事業部の発足は急でしたね。部長メンバーで、よりCalTa株式会社の「TRANCITY」を盛り上げるためにはどうしたらよいかという方針を決める会議を開いた際に、技術開発部のアプリチームとスマート保安事業部にあったデータ解析部が組み合わさった方がいいのではないかという案が出ました。ただ今は規模感が小さいので、どちらかの事業部に移行した方が良いのではという見方もありました。しかし、ここはアプリチームとデータ解析部が独立して両面から盛り上げた方がいいと話がまとまり、DX事業部が立ち上がりました。
私の今までの経緯として、一番初めにアプリ開発部を担当し、独立して事業戦略室に入って、そこの名前がスマート保安事業部に変わり、DX事業部に統合されたという流れになりますので、社内で一番部署を渡り歩いていると思いますね。仕事としては開発から営業、企画、採用や広報など色々な業務を経験させてもらいました。
― とても幅広いですね。では続いて、Liberawareに入るまでの経緯をお聞かせください。
前職は千葉大学発ベンチャーとして発足した株式会社ACSLという会社で現在Liberawareの社長である閔さんと一緒に働いていました。その前は三菱の航空宇宙の分野に携わっていました。そこからACSLに転職して、閔さんが独立して面白そうな事業をするという話を聞きました。当時私に声は掛からなかったのですが、すぐに閔さんに電話して話を伺いたいと伝えたのがきっかけです。元々ACSLも上場前で落ち着いてきていて、面白い仕事がしたい、ベンチャーの立ち上げに参加したいと思ったのが大きなきっかけです。あとは閔さんと一緒に仕事をしたいと思ったのも大きなポイントです。
― ゼロから会社を立ち上げて作っていくのは大変でリスクもあったと思うのですが、どういう所に惹かれて一緒にお仕事したいと思ったのですか?
閔さんとは大学時代からの付き合いで、大学当時から閔さんがきっかけで花開いた経験もあります。また、ACSLに入ったことやLiberawareの立ち上げも閔さんがきっかけでした。大学以降の人生のターニングポイントにおいて閔さんの影響が大きかったですね。
― なるほど。そういった経緯で入られて、最初は少人数から始まって色々な経験をされたと思います。Liberawareで働く中で、大変だったことや思い出に残っているエピソードはありますか?
立ち上げ当初は人数も少なくて、ある意味大変ではありましたが、楽しく仕事ができた時期の一つだったと思います。皆で各自好きな仕事を自由にやっていました。会社として一歩前進するためにも、外部の風をいれて新しい方を採用するという流れになった時に会社っぽくなったなと感じました。しかし一方で新しく人が入ったことで、今まで通じていたものが説明をしないと通じないといった、コミュニケーションの壁を感じることもありました。出資をもらってより大きな仕事をやれるようになった後も、色々なタイミングで新しい風を入れながら新しい事業部を立ち上げる際は大変でした。DX事業部の立ち上げの際にもDX事業部部長の林さんに全面的にサポートいただいたので、軽減はされていますが、やはり立ち上げの際は大変だったという印象が強いですね。
― もう一方で、仕事のやりがいを感じるのはどういった点ですか?
この会社の特色として、色々なことができるという点があります。何も無いからこそ、何でもできるというのは面白い点だと思います。例えば、余力があれば技術開発部の人が広報を手伝ったり、採用に積極的に携わったりなどができます。ルールや縛りが何も無いからこそ、自分が今までやったことがないことでもチャレンジできるのはやりがいに繋がる、非常に大きなポイントかなと思います。私もその点はとても魅力的に感じています。
― 現在、社内の人数も増えてきて、次の成長フェーズに進んでいる段階かと思います。会社の立ち上げから色々な変化を見ていて、今現在のLiberawareはどのような状態にあると考えていらっしゃいますか?
どんどん普通の会社になってきているかなと思います。おかしな言い方かもしれませんが、人数が増えて色々な変化を経た分、できる仕事の規模感が大きくなったと感じています。以前は数人で1、2年かけていたものが1年以内にできるようになりましたし、さらに新しい領域にチャレンジできることも会社が成長した結果に基づいていると強く感じています。今まで私たちが手を付けられなかったことも、新しいメンバーが手を付けてアプローチできるのは、開発や営業、管理部、採用などが非常に強くなってきたからだと思います。
― 会社や事業部、個人といった視点で、これから先、どのような形で成長していくことを目指していますか?
まずDX事業部として、新しいことを先駆けとしてチャレンジできる体制にしたいと思っています。会社全体が少し保守的な考え方になってしまっている部分もあるので、なるべく新しいことにチャレンジして、それが会社の力になることであれば積極的にできるような部署にしていきたいです。
世間一般にもDXという言葉が広がってきている中で、新しいアイデア、新しいアプローチも必要だと思うので、力を入れていきたいというのは会社としての基本方針の一つの軸かなと思っています。そこをチャレンジングに進めていきたいという思いが根本にはあります。
また、個人においては「面白いことをどんどんやりたい」という思いが、私の中では一番大きな部分としてあります。Liberawareであれば、色々なことにチャレンジでき、社内や現場など様々な人と密に関われますし、事業部自体もコンパクトになっています。DX事業部が唯一他の事業部と異なるのは、開発だけでなく、お客様と関わる実業務や営業面のサポートも行っており、部署単位で分かれておらずコンパクトにまとまったチームになっていることです。その強みを活かしていきたいと考えています。
― 会社全体としても成長していく中で、DXという視点で未来を見て新しいことに突き進んでいくためにはDX事業部はとても重要な事業部ですよね。そういった中でこんな人と働きたい、こんなチームを作っていきたいというのはありますか?
まずは、新しいことをやる先進的な考え方も必要ですが、やりたい、やり切るといったやる気のある、パワーがある人と一緒にお仕事したいなと思います。言われたことをやりますという人よりは、失敗するかもしれませんがどんどんやってみたいという意志がある方々と一緒にお仕事できればと思いますね。
― 挑戦心のある方や、挑戦することに抵抗が無い方が来てくださるといいですよね。そういった意味では、自走できる方がイメージに近いと思ったのですが、実際のお仕事では個々での仕事が多いのですか?
実際は個々の力が強いのもありますが、完全に個々というよりはチーム内の個人がそれぞれ尖った強みを持っていて、それを束ねるPMがいて、それがチームの大きな軸になっているというイメージを持っています。尖っている部分を持つ一人が欠けてしまったら、一つのサービスにならないと思っています。悪い意味ではすごく尖っているチームなのですが、それを活かしてまとめ上げる方もいて、そこが一つのサービスとして強い理由になっているという印象がありますね。
― チーム内で尖った強みがそれぞれありながらも、チーム全体として底上げして成長していくのは難しくもあり、とても成長を感じられそうですよね。採用で新しく入ってきてくださる方には、そういったチームをまとめるスキルも求められますか?
今各チーム、尖っているユニットリーダーがいるので、その下のベースを強くしていきたいという思いがあります。なので、尖った人に来てほしいというよりは尖ったメンバーを支えて、より尖らせるような促進、調整役といった「縁の下の力持ち」の役割ができる方が来てくださるといいと思います。尖った人がたくさん入ってくださるのもありがたいですが、尖った人のフォローをする力に長けている人もいると思います。そういった人がフォローして支えることで、メインの尖った人が新しいことにチャレンジできるのであれば、そういった人材も大切だと思います。
― 仕事の後や休日など、プライベートのお話もお聞かせください!
仕事の後はよく社内の人とお酒を飲みに行ったり、休日だとゴルフに行ったりしています。また、仕事の後に他の会社の方々とバスケットボールやフットサルなどをすることもあります。これは、ちょっと…華やかな面なんですけども(笑)。普通の時は家に帰ってゆっくり休んだり、漫画を読んだりすることが多いです。休日でバスケットボールなど体を動かす予定が無ければ、バイクに乗ってお出かけすることが多いですね。20代の時は休日も勉強をずっとしていましたが、ここ最近はお付き合い用のゴルフの練習などに充てることが多くなっていますね(笑)。
― 社内や社外のイベントなどでの交流も活発なんですね。
そうですね。ここ最近多くなってきていますね。営業先や取引先で、自分と同年代の人と会うことが多くて、バスケットボールやサッカーをしましょうというのが最近多いですね。
― 仕事をする上での関係構築という面でも大切ですよね。
ベンチャー企業の中ではスポーツしている方なのではないかなと思いますね。
― お仕事もされつつ、アクティブなこともかなり行っていらっしゃる方が多くてすごいなと思います。
お酒を飲むことが好きな人も多くて、定期的な社内でのイベントも多いですが、心を許せるメンバーが増えてきたかなと思います。技術開発部の人とはスポーツをしたり、スマート保安事業部の人とお酒を飲みに行ったりなど、他の部署の方との交流もあります。
― ベンチャー企業で色々なお仕事も経験されつつ、そういったプライベートの部分でもパワフルに過ごされているんですね!貴重なお話をありがとうございました。
次回の記事もぜひ楽しみにお待ちください!