「未経験からエンジニアになれるのだろうか」「現場に出たら放置されないか不安」
こんな声を、私たちはこれまでにたくさん聞いてきました。
BREXA Technology(以下、BREXA Tech)では、そうした不安を一つずつ解消するために、エンジニアが安心して働ける環境づくりに力を入れています。
そのカギとなるのが、採用担当と営業担当の密な連携。入社前から現場配属後まで、エンジニア一人ひとりに寄り添う体制が整っています。
今回は、西日本エリアで活躍する採用担当の宮崎さんと営業担当の林さんに、BREXA Techならではのサポートの仕組みについてお話を伺いました。
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宮崎さん(写真左) / 採用担当 / ITエンジニアリング事業本部・IT採用部 IT西日本採用課 係長
経営学部卒業後、飲食店勤務を経て、大手コンビニエンスストアに転職。副店長から店長、エリアマネージャーを経験する。人事・採用業務に関心を抱き、2019年4月に採用担当としてBREXA Techに入社。
林さん(写真右) / 営業担当 / ITエンジニアリング事業本部・西日本エンジニアリング部 名古屋システム課 主任
高校卒業後、大手化学メーカーに就職し、約8年間樹脂製造に従事。「人と話すことが好き」という強みを活かすべく、営業職を目指して転職活動を行う。2023年2月にBREXA Techに営業担当として入社。
エンジニアと企業をつなぐために。採用担当と営業担当の“密な連携”とは?
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──お二人の現在の業務についてそれぞれ教えてください。
宮崎:現在メインの業務は採用面接で、東海エリアで月に40件程度の採用面接を担当しています。
面接では候補者の「過去・現在・未来」を丁寧に振り返ることを意識しています。候補者がどのような意思決定をしてきたのか、価値観や関心事を一緒に整理します。お互いにとって、BREXA Techへ入社することでどんな未来が描けるのかをすり合わせていくイメージですね。
また、採用以外にも西日本採用課の係長として、九州エリアと四国エリアの採用管理や教育・育成のフォローも行っています。
林:営業担当として、既存・新規両方のお客さまからお話を伺い、ニーズに合ったエンジニアをアサインする業務です。
名古屋システム課には約400名のエンジニアがおり(2025年5月末時点)、私は40名以上を担当しています。担当しているエンジニアとは一人ひとりのスキルやキャリアの希望、現場での課題などを丁寧に把握しています。その内容を踏まえ、エンジニアにとってもお客さまにとっても最適な案件提案やフォローアップにつなげています。
また、エンジニアとお客様の契約対応など事務的な業務のほか、お客様との商談を担当します。商談では、契約の更新や条件の見直しなどを通じて、会社の利益を守りながら、より良い関係を築いていきます。
──採用担当と営業担当は、どのように連携を図っていますか?
宮崎:基本的には、市場やお客様のニーズ、今後需要が高まる分野を踏まえ、優先的に採用すべきポジションを設定し、そこに合致する人材を採用できるのが理想です。
そのため、求める人材を営業担当から定期的にヒアリングし、マッチする応募があった際には営業担当に伝え、場合によっては一次面接から一緒に入ってもらうこともあります。
候補者のスキルや経歴とともに、入社後のイメージも共有しながら選考を進めています。
──連携するうえで意識していることはありますか?
宮崎:候補者や内定承諾者の「キャリアの志向性」と「パーソナリティや雰囲気」を伝えることを大切にしています。
興味のある領域・分野はもちろん、成長のスタイルも人それぞれです。ゆっくりと着実に成長したい方もいれば、若いうちから役職を目指し、責任あるポジションで活躍したいと考える方もいます。
また、エンジニアの配属では技術力だけでなく「現場に合うキャラクター」も重要なポイントになるため、性格の特徴や本人が望む職場の雰囲気なども伝えるようにしています。
林:書類だけではわからないキャラクターを伝えてくれるのは、とてもありがたいです…!
実は、お客さまからはエンジニアの技術的な部分だけでなく「現場の雰囲気をもっと明るくしたい」「黙々と作業に集中できる方に来てほしい」など、チームの雰囲気や働き方に関するご要望も多くいただきます。そうした多様なニーズに応えるために、宮崎さんから共有された情報をもとに、お客さまに最適な提案ができるように動いています。
想像力を持って、エンジニアと向き合っている
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──宮崎さんは入社前の候補者から不安や悩みを聞く機会も多いと思いますが、どのように寄り添っているのでしょうか?
宮崎:自分が若い頃の気持ちを思い出しながら接しています。不安の多くは「わからない」「準備ができていない」ことから生まれるもの。何かアドバイスをするのではなく、候補者が主体となって一つひとつ不安を取り除いていく時間を大切にしています。私はその手助けをするイメージですね。
また、メリットとデメリットはセットで伝えるようにしています。たとえば、希望する職種にすぐに就けない時。特に未経験者の方は、システムエンジニアを志望する方が多いのですが、未経験からすぐに開発業務に携われるケースは少なく、多くの場合、運用保守や監視業務を経てから開発にステップアップしていく流れになります。
なかには、「想像していた“エンジニア”ではない」とキャリアを悲観してしまう方もいますが、運用保守や監視業務はキャリアの第一歩として非常に価値のある仕事です。
多くの場合、マニュアルに沿って完成されたシステムに触れるところから始めるので、実は挫折しづらいんですよね。ここで得られる製品知識やトラブル対応力は、今後設計や開発の仕事をする上で不可欠な経験になります。
しいて言えば夜勤や不規則な勤務形態がネックになる方もいるかもしれませんが、交代制で基本残業はないため自己学習の時間を確保できますし、キャリアアップも目指しやすいです。また、トラブル対応など夜勤だからこそ経験できる貴重な業務もあるんですよね。
IT業界はスキルを積み上げれば3年後、5年後には「引く手あまた」になれる。経験を積んで資格を取得し、実績を残していけば、キャリアを選べる立場になれることを示し、本人が納得いくかたちで入社できるようフォローしています。
──林さんは営業担当として入社後のエンジニアと“伴走”する立場にあると思います。信頼関係を築くにあたって心がけていることはありますか?
林:配属して間もない1週間後、1ヵ月後、2ヵ月後には定期的に現場を訪問し、エンジニアとお客さまの状況を確認します。特に新卒入社者は社会人生活に慣れていない中、人によっては地元を離れて一人暮らしをしていたり、夜勤があったりと新しい環境への不安も多いですから、そうした一人ひとりの「生活」を想像しながら接しています。
また、キャリアアップを望むエンジニアにはモデルケースを示し、共にキャリアプランを設計していきます。目標と期限を設定し、クリアできたら私みずからキャリアアップにつながるように、契約単価の見直しや担当業務の拡大、配属先の変更などをお客様と交渉していく。エンジニアのモチベーションにつながるよう、具体的に行動していくことを心がけています。
書類ではわからないエンジニアの魅力をフルに活かして。
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──これまでの業務の中で、連携がうまく作用した事例があれば教えてください。
宮崎:高卒でトラックドライバーを経験していた方は印象に残っていますね。面接でIT業界で働きたい理由を聞くと、目を輝かせながら自作PCの話をしてくれました。マザーボードやグラフィックボードのスペック(=パソコンの性能や使える機能を決める、重要な部品の仕様)について質問したところ、スラスラと答えてくれて…! 「この方は優秀なエンジニアになる」と確信しました。
エンジニアリーダーにも情報を共有した結果、未経験者としては珍しく、パブリッククラウド構築という高度な案件に配属されることになりました。情報連携と配属先の受け入れ体制がマッチしたからこそ実現した事例です。彼は入社後半年ほどで複数の資格を取得し、今でも楽しく働いていると聞いています。
林:自己紹介動画のインパクトが強かった、 昨年新卒入社したエンジニアは特に印象的でしたね。卒業論文のテーマが「麻雀研究」で、動画ではその熱を雄弁に語っていて。純粋におもしろく、頭の切れる印象を受けました。採用担当にも印象を尋ねてみると、「自分で考えて行動できるし、コミュニケーションが丁寧」との回答がありました。
当時、あるお客様が大規模プロジェクトの発足で人材確保に大変苦労されていました。未経験者や新卒の配属実績がなく、通常であれば提案が難しい状況でしたが、私は彼のポテンシャルに賭けてみることにして。「経験はなくとも、彼の人間性なら必ず貢献できます」と強く推薦しました。
その期待どおり、配属後は高いパフォーマンスを発揮し、お客様からも「林さんの言う通り、素晴らしい方ですね」と非常に高い評価をいただきました。この一件がきっかけでお客様との信頼関係は確固たるものになり、感謝の言葉と共に、その後1年間で新たに7名ものエンジニア増員に繋がりました。彼自身も今ではどんどんスキルを身につけ、活躍するエンジニアになっています。
このように書類や経験だけではわからない人間性や可能性を採用担当との連携によって見極められたことで、BREXA Techにとってもお客さまにとっても、また、エンジニア本人にとっても適切なマッチングができたと考えています。
エンジニアの現状やキャリアについて向き合える環境づくりを
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──今後、採用と営業の連携でもっと実現していきたいことはありますか?
宮崎:情報連携をさらに強化していきたいです。市場にどんなエンジニアがいるのか、どんな人材が市場やお客様のニーズに応え、活躍できるのかも共有しながら、戦略的にエンジニアを採用していく体制を作りたいと考えています。
林:そうですね。注力したい企業があっても、在籍エンジニアだけでは叶えられないニーズもあります。そのため、採用担当と連携し、「どのようなエンジニアを、どのように募集していくか」を入社前の段階から営業も踏み込んで考えていく必要があると感じています。
これが実現すれば、候補者も希望する仕事にすぐに就け、採用担当も明確な目標を持って活動でき、営業もお客さまのニーズに応えられる。三方良しの関係が築けるでしょう。このスキームが確立できれば、BREXA Techはさらに大きく成長していけると考えています。
──エンジニアの支援体制について、今後強化していきたい点はありますか?
宮崎:どの会社もサポート体制の仕組みはありますが、大切なのはその機能を活用することです。入社が決まった方には「不安なことがあったら、営業担当、キャリアアドバイザー、エンジニアリーダー、採用担当と誰でもいいので、ため込まず思っていることを伝えてください」とお願いしています。
すぐに対応できることはすぐに解決しますし、時間がかかる場合でも一緒に計画を立てて、少しでも早く解決できるよう進めていけます。些細なことでも早い段階で相談をもらえれば、本人にとっても会社にとっても負担が減りますよね。
林:私たち営業担当は定期的に面談を行っているものの、もっと伴走できるエンジニアがいるのも事実です。キャリアアドバイザーとも相談しながら、エンジニアの現状やキャリアについて向き合える環境づくりを構築している最中です。
また、定期的なイベントを通じて、エンジニア、営業担当、キャリアアドバイザーが対面で会話する機会を増やしていきたいと考えています。ちょっとしたことでも、社内に気軽に相談できる人が増やせたら働きやすいですよね。
──最後に、BREXA Techが気になっている方に向けてメッセージをお願いします。
宮崎:転職活動中は悩むことも多いと思いますが、まずは気軽にカジュアル面談にご応募ください。冒頭でも触れたように、これまでの経験を振り返りながら「自分は何がしたいのか」を一緒に整理していきます。選考というよりも、対話の場や情報収集の場だと思っていただければうれしいです。
BREXA Techの魅力は、変化に素早く対応できる柔軟さです。現場で課題があればすぐに見直し、改善策を実行に移すスピード感があります。こうした対応力は、企業としての体力があってこそです。
派遣型の働き方にネガティブな印象を持っている方もいるかもしれませんが、社員の働きやすさに本気で向き合っています。全員が働きやすさを実感できるよう、常に職場の環境をより良くする努力を続けていますので、ぜひその一員になっていただければうれしいです。
林:BREXA Techは、社員数2万人を超える大きな会社になりましたが、それでもなお成長の途中にあります。だからこそ、現場で働くエンジニア一人ひとりと丁寧に向き合いながら、これからのキャリアを一緒に考えていきたいと思っています。
明確な目標を持っている方はもちろん、まだ目標が定まっていない人も大歓迎です。私たちは、何かあればすぐに声をかけられるような距離感を大切にしながら、共に歩む姿勢を大事にしています。
そして何より、人とのつながりや信頼を大切にする会社です。まずは一歩踏み出してみてください。きっと、BREXA Techのあたたかさを実感していただけるはずです!
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