三宅 保太朗のプロフィール - Wantedly
株式会社DTSインサイト, 事業本部 システム事業部 開発四部 部長 組込みエンジニアからキャリアスタート。 各種案件のプロジェクトマネジャーを経て、現在は管理職として忙しい日々を過ごす。 ビックワードに惑わされない「So What」を特定するのが趣味であり、実務。 ソフトウェア工学を語るのが好き。
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はじめまして!株式会社DTSインサイトの広報担当です。
自社製品開発とソリューション開発を行う“組込みの専門家集団”である当社で、事業本部 システム事業部 開発四部 部長を務める 三宅さんにインタビューを実施しました。
新卒で入社して23年。株式会社DTSから株式会社DTSインサイトへの転籍や、組織体制の変更も経験した三宅さんが目指すのは「本質を見抜いた仕事ができるチーム」だと言います。
そのために仕事ではどのようなことを大切にしているのか、これまでのキャリアと共にお伺いしました!
2002年4月に株式会社DTSに入社。組込みエンジニアとしてキャリアをスタート。株式会社DTSインサイト設立のタイミングで転籍し、2022年から関東地区の車載向けソフトウェア開発部門の部長に。2024年4月の組織体制変更に伴い、現職に着任。ソフトウェア工学を語るのが好き。
2002年4月、新卒で親会社の株式会社DTSに入社しました。独立系IT企業、東証一部上場という点に惹かれたことと、人事部の雰囲気が性に合ったことが決め手でした。それから、組込み機器の開発エンジニアからプロジェクトマネージャーの経験を経て、医療系システム開発機器の統括を担当することになります。
2017年4月、車載業界を中心にハードウェアに強みがあった「横河ディジタルコンピュータ株式会社」と医療業界のソフトウェア開発を得意とする「アートシステム株式会社」の両社が合併し、株式会社DTSインサイトを設立しました。そのタイミングで、株式会社DTSインサイトへ転籍となり、2022年からは関東地区の車載向けソフトウェア開発部門の部長を任されました。
現在は事業本部 システム事業部 開発四部 部長として、中部のソフトウェア開発も管轄しています。
入社してすぐ、組み込みエンジニアとして関西支社に配属されました。当時は金融・通信が中心で東京配属が基本だったので、こんなキャリアを歩むことになるとは全く思っていなかったです。同期は300人ほどいたのですが、新人研修の順位はほぼ最下位。通常6月頃から始めるコーディングも、2年経ってからはじめたので、駆け出しはかなり遅かったですね(笑)
ただ、3、4年目くらいから、急激なカーブで成長曲線を描くことができました。手を挙げたら挑戦させてもらえる環境だったので、リーダーにチャレンジしたんです。技術よりもやるぞという気持ちで、まずは挑戦してみることが大事だなと思いました。当時、自分が関わった機種の販売日に、家電量販店で製品が並ぶことがうれしくてしかたがなかったのを覚えています。
最終的には11チーム150人のボスになりました。リーダー陣もお客様も年上ばかりだったので、20代の自分が舐められてはいけないと、当時は髭にオールバックで打ち合わせに出ていました(笑)
2015年、名古屋で車載領域に関わった時ですかね。医療機器開発で培った品質プロセス、CMMIで獲得したプロジェクトマネジメント、放送機器開発で経験したデバイス開発経験を活かして、車載開発の安全性への取り組みを行いました。まさに、現在担当している車載領域につながる経験です。半年間でしたが、お客様にもかなり深く入り込んで、自分のキャリアの中でも濃い時間でした。
当時は大阪の開発総責任者だったので、なんで自分?と思いました。納得がいかなくて、当時転職活動もしていたんです。ただ面接で何がしたいんですかと聞かれても、あんまりピンと来ないことの方が多くて。どうしようかなと思っていたところで、東京で車載領域の総責任者をやって欲しいと言われて、頼られたら仕方ないなと、残ることを決めました(笑)
やりたいことがやれる環境だということは大きいかもしれません。失敗するにしても成功するにしても、早く取り掛かった方が良いよねという文化があります。
仕事は裁量の大きさが楽しさにも直結すると思ってるので、ルーティンワークの中でも裁量は必要ですね。だからこそ、部下にも受け身は良くないよという話はよくしますね。自分で何かを学ぶ姿勢があるとか、やってみたいことを声に出せる方だと、かなり合いやすいと思います。
2024年4月に組織体制の見直しがあり、事業本部という形で「プロダクト事業部」「システム事業部」「ソリューション事業部」「本部企画部」が同じ部門になりました。
私が所属している「システム事業部」では、医療・車載・組み込みを中心とした受託ソフトウェア開発を担っています。大手メーカー様からの、一次請けのご相談が多いです。中でも、開発4部は車載がメインです。1課(東京)と2課(名古屋)に分かれています。1課は新卒も多く和気あいあいとした雰囲気、2課はキャリア採用が多いので、専門家集団な感じです。
事業同士のつながりを考えるようになったと感じます。今までは人も技術も分断されているような感じがあったのですが、この溝を埋めるためには何が必要なのか、どうしないといけないのかということに、気づけるようになりました。必要な物事が見えるようになった感じです。
ただまだまだ課題もあって、今後はどう混ざっていくのかを考えていきたいです。特には大きく足し算・引き算をして、事業の整理をしていくことも必要だと思うのですが、このあたりは今後の課題です。
今は教育・研修に力を入れています!いくつかありますが、特徴的なのは外部の技術研修ですね。外資系企業に新しいOSの独自研修を組んでもらっています。誰かがやっていることをやって必要とされてもライバルだらけになってしまうので、まだ他社がやっていないことを先行してやるというのは意識しています。
唯一無二なチームです。社名にもなっている“insight”には、本質を見抜くという意味があります。本質を見抜いた上で、経済学的に有利なポジショニングで商売できるところで勝負したいんです。流行っているからやりましょうということではなく、競争相手が少なくて儲かるからやりましょうという考え方です。この考え方はすごく好きで、案件の受発注を決める時や企業戦略を考える時にも、大切にしています。それがDTSインサイトにしかできないよねと、仕事を頼まれる状態につながっていくはずです。
はい。昔からお客様には「自分と付き合ったら出世しますよ」と言っています(笑) 自分がそのくらいの覚悟で取り組むので、個人目標や期待している成果は、包み隠さず教えて欲しい。ざっくり言われても、本質的な仕事にはならないですから。誰とでも本音で会話することを1番に意識しています。当時の担当者は今みんな出世していて、会った時には「ほら言ったでしょ」と(笑) 自分の仕事に自信を持つべきだし、そんな働き方ができるように、メンバーにも成長して欲しいと思っています。
他己的な人ですね。あとはお喋りな人。自分の意見を声を大にして言えると、チームの相談においても主導権を握ることができます。またやりたいことはもちろんですが、不満も外に出せる人の方が良いです。放っておくとやらされることばかり増えてしまうので(笑) 話を聞いてくれる環境もやってみたいことにチャレンジできる環境も、ここにはあります。
オープンマインドでいることです。信頼を得るためには、まず自分をさらけ出さないといけない。だから、自分はこんな人間で、ここが良い/悪いところ、これが好き/嫌い…全部言うようにしています。自分が隠しごとをしていると部下たちにも影響すると思っているので、すごく大切にしていますね。
だからこそ、カジュアル面談もとことんやります!ちょっと聞きづらいなと思うことでも、ぜひその場で聞いてください。コンプライアンス違反にならない限りは全部答えますから(笑) 騙すことはしたくないので。ちなみに、先日入社したメンバーとは、気づいたら3時間話していました!
あとは、ありがとう・ごめんなさいをちゃんと言うことも大事にしています。全然仕事ができなかった若手時代に、上司から唯一誉められたことでもあります。1番良いところだから大事にしなさいと言ってくれたことを、今でも定期的に思い出すようにしています。
組込みが中心ではありますが、クラウド、Webといった既存にはないスキルへの活用と期待も高まりつつあります。安定した組込み事業を土台としながら、新しいサービスを育んでいけるチャンスも豊富です。未成熟な企業ですが、故に“正しいこと”を自ら定義できる企業でもあります。責任感をもって、会社を背負って、一緒に仕事をしませんか?ぜひ気軽に話しに来てください。