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国立大→信金「堅め」の人生だった人間が不動産ベンチャーにジョインした話:社員インタビュー02

2020年11月から東・仲で働いている岩元さん。今回は、彼のキャリア観の変化や、いわゆる「堅い」キャリアからベンチャーに転職した経緯などを聴いてみました。


地元で生きていこうと思って、ゆっくりと歩んでいた20代前半

岩元さんは、地方の国立大から信金に入社していましたよね。すごく真面目、堅いイメージがありますが、もともとどんな価値観で大学、就職先を決めたんですか?

僕は岡山の出身なのですが、高校生の頃から「都会に興味がない」「地元に貢献したい」と思っていたんです。周囲の同級生は大阪や東京に出ていく者もいましたが、私は地元でやっていこうと決めました。科目として英語が好きだったので、大学在学中も、「英語を使った仕事がしたいなあ」とぼんやりと考えていたものの、将来の職業については「地元」以外は決めてませんでした。

正直にいうと、大学時代は「ゆるい学生生活」でしたね。アルバイトもする、授業もそれなりにちゃんと受ける。でも、何かに真剣になってチャレンジしたり、思いっきり頑張ったり、という経験がなかったんです。このまま、真面目に、コツコツと安定して、、、と考えていたような気がします。大学2年までは公務員になろうと考えていたぐらいです。

そうすると、信金の仕事はある意味ピッタリだったのではないですか?

そうですね。ピッタリでしたね(笑)。信金を選んだのは、お金に関する判断を自分でできるようになるだろう、家族や親戚を知識で支えることができるだろう、というのが大きな理由になりました。当時は自分では「地元」とだけ思っていたのですが、振り返ると「知識で人を支える」という気持ちはあったんだと思います。

歴史がある会社だからこそ、限界を感じた

でも、いざ働いているといろいろな感情が出てきたんです。一つは、勝ち負け。営業成績というものは、周囲の人間と比較されますが、それが刺激になりました。金融商品を扱うため、勉強はたくさんする必要があります。お客様に選ばれるかどうかのポイントは、人間としての信頼と、自分が持っている知識・経験の総合値なのですが、自分の実力が見えることで「もっと頑張りたい」という気持ちが出てきたんです。

そこから、自分なりに努力をするようになりました。休日は資格試験などを想定した勉強をし、就業時間中は、とにかく多くのお客様に会いに行き、先輩や上司にお願いしてトレーニングや勉強会をしてもらったり、質門に答えてもらったり。それまでの人生でなかったぐらい、頑張ったつもりです。

そうすると、成果が出てきました。結果的にどうしても勝てない先輩が一人いたのですが、支店内で2位をキープするようになりました。努力した結果が目にみえる、形となって現れることの面白さをこの時に知ったと思います。

もう一つは収入です。結婚を意識するようになり、収入を増やしたいと思うようになりました。しかし、信金という組織は「何歳になったら、役職があがったら年収がどうなるか?」が明確に見えています。安定といえば聞こえはいいですが、「限界がある」と感じたんです。ネガティブな言葉ですが「ここで頑張っても先が見えている」「夢がない」と思ってしまいました。地元よりも、自己成長と家族が優先になってきたんです。それで転職を決意しました。


※奥さんと草津温泉にて

東・仲に入る前はswiftのエンジニアになろうとしてましたよね

チャレンジしましたね。ダメでしたけど(笑)

業界として、職業として可能性が広いのはなんだろうと考えたとき、その一つがプログラマーだな、と思ったんです。ちょうど妻も転職を意識していたので、一緒にプログラマーにチャレンジしようということになりました。半年ちょっと試行錯誤して、アプリ制作をしてきました。つくること自体は楽しいのですが、残念ながら結果は出ませんでした。自分のスキル、アウトプットが評価されないことから、他の仕事で「可能性が広がる」という観点で改めて転職活動をしていきます。

その中で出会ったのが東・仲です。営業職は信金時代にも楽しめていましたから、新しい分野ではありますがやっていけるだろう、ベンチャー企業で規模は小さいけど「大きく環境を変える」「家族を大切にする」ことはできるだろうと思いました。



ベンチャーで求められるのは理論的な営業スキルとマルチタスク力

東・仲で仕事をしてみて、何か印象的なことはありましたか?

自分は信金時代も、先輩からテクニックを教えてもらっていました。でもそれは、先輩の経験に基づいたもので非常に感覚的なものでした。また、当時のスタイルはとにかく客先を訪問すること。訪問して、話して、私の人間性を知ってもらえればなんとかなるというものでした。

東・仲での仕事を通じて、それだけではダメなんだなと感じています。営業スキルは理論的に説明できるものだと痛感させられました。営業トーク一つをとっても、どんな言葉を、どんなタイミングで伝えるか、計算しなければならないのだと感じました。漠然と「熱意でカバー」と考えていた私にとってはカルチャーギャップです。

もちろん、熱意が不要なわけではありません。信頼をいただくための土台ではあります。しかし、お取引金額が大きいからこそ、お客様がご納得いただける状態をしっかりとつくることが大事になってきます。営業テクニックを、こちらの言い分を通すためでなく、相手のために使わないといけないといけません。

同時に、ベンチャーだからこそのマルチタスク力の必要性を感じています。自分の仕事が「コレだけ」と限定されることはありません。成果につながるなら、失敗する可能性も含めて自分で実践することが求められてます。複数の業務を同時並行的にこなすことができないといけないな・・・・と痛感しています。やっぱり先輩社員はそうした仕事力も高いですね。

飯島さん(3年目の同じ年)に勝ちたい

入社して約4ヶ月ですが、今後の目標は?

まずは、当面求められている営業活動で成果を出すのは当然やっていきます。イメージでいうと、毎月2件の契約を必須にしていき、金額はその上で追いかけようと思っています。金額ももちろん大事なんですが、それだけだと必要のない契約やこっちの売上のための仕事になってしまいかねないと思うので。



もう一つ考えているのは、同い年の先輩に追いつきたいということですかね。彼(飯島さん)は、年齢は一緒なんですが、入社は自分より約3年早いんです。言い訳に聞こえるかもしれませんが、今はまだ経験の差があるなあと感じます。でも同い年ですから、早々に彼に追いつきたいですね。セールスですから成果という点で評価される側面はありますが、瞬間的な数字ではなく、安定したセールスパーソンとして彼のレベルに到達することを目指したいです。

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