株式会社CyXen(サイゼン)の若手活躍メンバーインタビュー、記念すべき第1弾に登場するのは、新卒3年目の阿部雄斗さんです。
学生時代は「よくいる地方の大学生」で、就活では人事志望。しかも介護・医療・福祉業界にはさほど関心を持っていなかったという阿部さんが、なぜ営業職のCyXenを選んだのか?
入社の決め手になった出来事やここで挑戦したいこと、将来の展望などを聞きました。
▼プロフィール▼
阿部 雄斗(あべ ゆうと) - 新規営業チーム リーダー
栃木県芳賀町出身。
小学校から野球を始め、中学校まではプレイヤー。高校では男子マネージャーとして活動。
駒沢大学在学中からmedica事業部でインターンを行う。卒業後に新卒でFACに入社し、正式にmedica配属となる。入社8か月でリーダー昇格。インサイドセールス部隊立ち上げなどにも挑戦し、採用の面から福祉医療業界の皆様を笑顔にするために奮闘中。
地元企業を焚き付けたくて「人事」を志望したはずが、選んだのは「営業職」!?
━━ まずはCyXenに入社を決めた理由と、入社後に経験した仕事内容を教えてください。
就職活動中にたまたまスカウトアプリでCyXen(当時は株式会社For A-career)を見つけて、「あなたのチャレンジが最短でできる場所」というコピーが目に止まったことがきっかけです。当時は人事になりたいという思いがあったので、それを一番早く実現できそうな環境だと感じて、選考を受けました。
内定後は半年間新規営業チームでインターンをして、入社後に正式メンバーとして配属されました。それ以降一貫して新規営業を担当してきて、入社8か月でリーダーに昇格。2年目にはインサイドセールス部隊の立ち上げにも挑戦させていただきました。
現在は新規営業チームのリーダーを務めていて、24卒の後輩2人と一緒に3人チームで動いています。これまでは同期をマネジメントしていたのですが、新卒が入社して後輩メンバーを見られるようになってから、「育てる側」としての視点がより深く身についてきたと感じています。
━━ 当初は人事志望だったとのことですが、なぜ「人事」だったのでしょうか?
僕は栃木出身なのですが、地元企業の人事担当者は説明会でもあまりアピールせず、「来たい人が来ればいい」みたいな温度感でした。ある程度の大きさの会社であれば地元の若者に名前が知られていて、社名だけで毎年一定の人数が集まるおかげで、採用に本気にならなくてもよかったんだと思います。
その一方で、就活中に出会った東京のとある企業の人事担当者はすごく一生懸命でかっこよくて、自分もこんなふうに人と向き合える仕事をしたいなと憧れを持ちました。同時に、「自分が東京で人事をやって地元の優秀な人材をどんどん引っ張ってくれば、地方の企業も焦って本気になるんじゃないか?」というちょっとした野望が生まれたんです。
━━ とはいえ、入社後は人事ではなく営業職。それでもCyXenを選んだのはなぜですか?
採用面接で、今の人事部長の石井さんから「人事をやりたいという夢は素敵だと思う。ただ、今の阿部さんが社員を評価できる?」とズバッと指摘されて、考えが変わったんです。
確かに、自分はまだ社会人として何が正解か、どんな人が優秀かも理解していない。だったらまずは、自分が「優秀な人材」「成果を上げられる人材」にならなきゃいけない。だから人事をやる前に、まず営業でちゃんと成果を出せるようになろうと切り替えました。
僕のような「地方から上京してきた『凡人』」が東京でちゃんと結果を出せたら、「自分も挑戦できるかも」と思ってくれる地方の若者がいるかもしれない。そういう背中を見せたいという思いそのものは変わらずありますが、今となっては人事という形にこだわる必要は無いかもしれないと感じています。
どこか遠い世界の話だった介護や医療が、「絶対に助けたい業界」に
━━ CyXenに入社された当初、この事業領域にはどれくらい関心があったのでしょうか?
正直に言うと、そこまで強いこだわりはありませんでした。就職活動の時から一貫して、悪徳なサービスを除けば「何を売るか」よりも「どう売るか」「誰のために売るか」の方が重要だと考えているので、介護・医療・福祉といった領域そのものへの興味関心というよりは、そこでどんなふうにお客様と向き合っているのかと、それを通して自分がどう成長できるかに重きを置いていました。
━━ 実際に働く中で、その考えに変化はありましたか?
それはもう、劇的に変わりました。もともと医療や介護といった分野は、どこか「非日常」の世界に感じていた部分があったんです。僕自身は病院にもそんなに頻繁に行かないですし、祖母が老人ホームでお世話になってはいるものの、どこか自分の生活とは切り離されていたような感覚でした。
それが入社して毎日8時間以上この業界のことを考え続けるようになると、例えばふと病院に行った時に、これまで気に留めていなかった看護師さんの仕事ぶりが目に入ってくるようになりました。今では「この業界の人たちが僕たちの生活を支えてくれているんだ」と実感するとともに、改めてなくてはならない職業だと感じています。
その一方で、業界が抱える山積みの課題も目の当たりにしました。人手不足のせいで現場の労働環境は良いとは言えず、賃金も高くはない。経営面で課題を抱える事業者も多く、知れば知るほど「なんて苦しい業界なんだ」と痛感します。だからこそ、僕たちの手で絶対にこの業界を良くしたいと今は強く思っています。
━━ 今の阿部さんの言葉で表現すると、CyXenはどんな事業ですか?
一言で言うなら、CyXenのコンセプト通り「最前で、最善を尽くす」事業です。この解釈は人に寄る部分もあると思いますが、僕が考えるCyXenとは、まずは現場の「最前線」で悩んでいるお客様のすぐ隣に立って、一緒に悩み続けるということです。
今の世の中、サービスは山のようにあって、正解が一つとは限りません。お客様によって、最適な手段も違います。だからこそ、僕たちは「この人にとっての最善策は何か?」を考え続けなければならない。正解がないからこそ、「もっといい方法があるんじゃないか?」「もっと役に立てる手段があるんじゃないか?」と自分に問い続けながら、お客様の声を拾い、理解し、試行錯誤し続ける。それがCyXenの掲げる「最前」であり「最善」、つまりこの事業の本質だと思っています。
一人の力には限界がある。組織で大きなことを成し遂げ、その中核を担う人材でありたい
━━ 最後に、これからCyXenで成し遂げたいことやキャリアの展望があれば教えてください。
将来的には、介護・医療・福祉業界における採用担当の方々だけでなく、現場で働く方々にも「CyXen」という社名が当たり前に知られるような存在にしていきたいです。そしてその組織の中核を担う人材に、僕がなっていたい。リーダーではなく、マネージャーとして組織全体を引っ張っていける存在でありたいです。
僕が所属する新規営業チームは、新卒メンバーを除けば今はまだ20人にも満たない組織ですが、将来的には50人以上の規模に拡大させて、そのチームのトップに自分が立っていたいです。そのために大切なのは、画期的な何かを打ち出すというよりも、日々の積み重ねだと思います。目の前のお客様一人ひとりの課題に真摯に向き合い、地道に、確実に成果を出し続ける。そんな背中を見せられる、かっこいいリーダーでありたいです。
━━ 目の前のお客様への「最善」を積み重ねることが、「地元栃木に影響を与えられる存在になりたい」という目標にも繋がりますか?
はい、繋がると思っています。正直、プレイヤーとしてどれだけ成果を出しても、その名前や仕事が栃木の若者の耳に入るかというと、なかなか難しい。でも会社がもっと大きくなって、地方の企業や福祉施設でも使われるサービスになっていけば話は変わります。
「CyXenって会社、最近地元でも聞くようになったね。しかも、そこで活躍してるマネージャーって、うちの高校出身らしいよ」なんて話が出たら、それだけで地元の若者が一歩踏み出すきっかけになるかもしれない。地元で暮らし続けることに疑いを持っていなかった人たちが、「自分も東京に出てチャレンジしてみようかな」と思えるような、そんな存在になれたら嬉しいです。
目の前の仕事に本気で向き合うことが、やがて誰かの人生の選択肢を広げることにつながる。そう信じて、今与えられているマネジメントの機会や、日々のチャレンジを一つひとつ大事にしていきたいと思っています。