皆様、こんにちは。広報チームの磯崎です。
今回は、育休取得経験者である業務部 松浦さん(参照:【社員インタビュー】)と、その上司である落石部長にお話を伺いました。2025年冬、業務部の松浦さんは第一子の誕生に伴い、3か月間の育休を取得しました。男性社員の育休取得は珍しいものではなくなりつつありますが、実際には「業務は大丈夫だろうか」「周囲へ負担をかけないだろうか」と不安を感じる人も少なくありません。
初めての子育てに向き合った3か月間。そして、それを支えたチームの取り組み。
当時の率直な思いや学びについてお二人にお話を聞いてみました。
育休取得を決めた理由:「生まれてすぐの時間を、家族と一緒に過ごしたかった」
磯崎:育休を取得しようと思ったきっかけを教えてください。
松浦: 第一子が11月に生まれる予定だと分かったのが半年前くらいでした。僕自身も初めての子育てで不安がありましたし、それ以上に妻の不安が大きいだろうなと思ったんです。生まれてすぐの時期は、できるだけ一緒に育児をしたい。そこは早い段階で決めていました。
磯崎:最初から育休は取るつもりだったんですね。
松浦: そうですね。ただ、仕事のことは正直かなり気になっていました。私が担当している法人高圧の請求業務は長年担当者の知識や経験に支えられてきた業務で、かなり属人化していたんです。なので、「休むならまず引き継ぎをしっかりしないと」と考えていました。
上司として最初に感じたこと:「正直、来たか…と思いました」
育休取得の申し出を受けた管理職側は、どのように感じたのでしょうか。
磯崎:相談を受けた時の率直なお気持ちは?
落石: 正直ベースで言うと、「来たか……」でした(笑)。請求業務はかなり複雑ですし、松浦さんが中心となって回している部分も大きかったので、「請求業務どうしようかな」というのが最初に頭に浮かびました。
磯崎:やっぱり驚きはありましたか。
落石: ありましたね。ただ、それとこれとは別で、育休を取得したいという相談を受けた以上、気持ちよく取ってもらうべきだと思っていましたし、周りのメンバーも同じ考えだったと思います。だから「反対する」という選択肢はありませんでしたね。どうやってチームで支えるかを考えました。
育休準備で見つかった「属人化」という課題
育休取得に向けて、松浦さんは引き継ぎの準備に力を注ぎました。
磯崎:引き継ぎで特に意識したことはありますか?
松浦: 今回は単純に「仕事を渡す」ではなくて、「誰でもできる状態にする」ことを意識しました。マニュアルも普段ならある程度経験者向けに作るんですが、今回は1から100まで全部書きました。自分がいなくても対応できるようにしたかったんです。
落石: 私も育休前の3か月ほど実際に請求業務を一緒にやっていました。その中で、「こんな複雑なパターンがあるんだな」と改めて知ることも多かったですね。
結果的に、この見直しは育休対応だけにとどまりませんでした。今まで松浦さんしか知らなかった知識やノウハウがチーム全体へ共有され、属人化解消の大きなきっかけになったのです。
「連絡が来なくて不安でしたか?」の質問に…
3か月の育休期間中、会社からほとんど連絡はなかったそうです。
磯崎:育休中、会社からの連絡はありましたか?
松浦: ほとんどなかったですね。会社携帯も一応持っていましたが、全然見ていませんでした(笑)。
落石: こちらも意識して連絡はしないようにしていました。
松浦: ありがたかったですね。多分困る場面はたくさんあったと思うんですが、本当に任せていました。
そんな中で松浦さんが特に印象に残っているのが、生後2か月頃の夜泣きの時期だったそうです。
松浦: あの時は妻の負担が本当に大きかったですね。もし一人で育児をしていたら精神的にかなり辛かったと思います。そばにいて一緒に乗り越えられたのは、本当に良かったです。
復帰後に感じたのは「感謝」
磯崎:復職初日はどうでしたか?
松浦: 緊張よりも感謝でした。自分がいない間、支えてくれた皆さんに対して「ありがとうございます」という気持ちの方が強かったですね。
一方、受け入れる側だった落石さんは意外な印象を持っていました。
落石: ブランクを全然感じませんでした(笑)復帰してすぐ動き出して、「ここまで整理しました」と成果を出してくれたので。むしろ今回の経験を通じて、よりチームを引っ張っていってほしいと思っています。
「育休は個人だけでなく、チームを強くする」
最後に、お二人へメッセージをお願いしました。
松浦: 取得を考えた時、不安は絶対あると思います。でも周りとしっかりコミュニケーションを取って準備をすれば大丈夫だと思います。育児に向き合える時間は本当に貴重なので、ぜひ前向きに検討してほしいです。
落石: 今回改めて感じたのは、日頃から属人化をなくす努力とコミュニケーションが大切だということです。
そして、育休の相談を受けたらまずは快く返事をすることですね(笑)。
育休は「休む人」のためだけの制度ではありません。
業務を見直し、チームで支え合う体制をつくる機会でもあります。
今回のインタビューからは、家族を大切にする文化と、社員同士が自然に支え合うグローバルエンジニアリングの風土が伝わってきました。