【Opt Fit × 人材エージェント EDOA 新井田様 対談企画】「実践」と「協調性」で社会課題に挑む。フィットネス業界のDXを牽引するOpt Fitの魅力と成長の軌跡
こんにちは!Opt Fit採用広報です。
今回は、アーリーフェーズのスタートアップに特化した人材紹介で弊社をご支援いただいている株式会社イードアの新井田様とのご縁から、対談企画を実施しました!
弊社が創業から現在に至るまで採用・組織づくりで大切にしてきたことや、事業の展望について、人材エージェントである新井田さんの視点も交えながら紐解いていきます。
対談者のプロフィール
渡邊 (写真 左) 株式会社Opt Fit 代表取締役CEO。 幼少期から水泳に打ち込み、大学卒業後はITベンチャー企業へ入社。24歳で一度目の起業を経験後、フィットネス業界が抱える人手不足という課題を解決するため、株式会社Opt Fitを創業。AIカメラを活用したソリューションで、業界の変革を目指す。
新井田さん(写真 右) 株式会社イードア シニアコンサルタント。ITエンジニア派遣の会社を経験後、イードアへ入社。アーリーフェーズのスタートアップ企業へのHR支援部門で企業担当チームのリーダーを務め、株式会社Opt Fitの専任担当として人材紹介支援に従事。
イードアから見たOpt Fitの第一印象
新井田さん: 本日はよろしくお願いいたします。まず、弊社が最初にOpt Fit様について調べさせていただいた際の印象からお話しさせてください。技術革新性を強みとするスタートアップが多い中で、フィットネス業界の「労働力不足の課題解決」という非常に具体的なテーマに、テクノロジーでアプローチされている点が非常にユニークだと感じました。
また、急速に成長されている市場の中で、創業からわずか3年で2000店舗という導入実績を上げられている理由や、ジムDX以外のサービスも展開されている背景にも強く興味を持ちました。そして何より、渡邊さんご自身が連続起業家でいらっしゃることから、ぜひお話を伺いたいと思ったのが最初のきっかけです。
逆に、弊社が最初にご相談をさせていただいた中で、Opt Fit様から見た弊社の印象はいかがでしたでしょうか?
渡邊: こちらこそ、ありがとうございます。最初のきっかけは、弊社の株主からのご紹介でしたね。率直に申し上げて、「本当にここまで支援してくださるんだ」と感じるほど、弊社のビジネスを深く理解しようとしてくださる姿勢がすごく伝わってきたのが、最初の強い印象です。
ここまでしっかりとビジネスを理解しようとしてくださるエージェントさんは、なかなかいらっしゃらないのではないでしょうか。その熱心な姿勢が、結果的に早期の良い人材採用にも繋がったと感じています。
新井田さん: ありがとうございます。そう言っていただけると大変嬉しいです。 ここからは本題として、私たちが候補者様とお話しする中で感じているOpt Fit様の魅力について、さらに深くお伺いしていきたいと思います。特に、直近でご入社された方々が口を揃えて「渡邊さんを担ぎたい」「渡邊さんの人柄に惹かれた」とおっしゃっているのが印象的でして、その人間的魅力の源泉はどこにあるのか、探っていければと思います。
魅力1:渡邊の人柄と、社会課題解決への熱い想い
新井田さん: 渡邊さんのキャリアの原点についてお伺いしたいです。24歳という若さで起業されていますが、同世代には様々な選択肢がある中で、なぜ「起業」という道を選ばれたのでしょうか?
渡邊: もともと父親が自営業をしていたので、「起業」というキーワードは幼い頃から身近な存在でした。ただ、大学4年生まではずっと水泳一筋の生活で、アルバイトも禁止されていたため、社会人としてのスキルや常識は全くない状態からのスタートでした。そんな中でも、「何か社会にインパクトを出せるようなことをしたい」という思いは漠然と持っていました。その思いが具体的になったのは、大学3年生の時に出会った「メルカリ」というアプリがきっかけです。働いたことのない人間でも、アプリ一つでお金を生み出せるという体験に大きな感銘を受け、「自分も人に感銘を与えられるようなサービスを作りたい」と強く思うようになりました。そこから、IT分野で起業するという軸が固まりましたね。
魅力2:「実践」から本質を見抜く、泥臭い事業推進力
新井田さん: お話の中で「自分がやってきたことしかアウトプットできないと思っている」という言葉がありましたが、これはどのようなお考えから来ているのでしょうか?
渡邊: これは私の根幹にある考え方かもしれませんが、私は意外とリスクヘッジを常にしながら進める慎重なタイプなんです。自分が本当にわからないことや、心から熱意を注げないことって、どこかで必ず綻びが出ると思っているんです。だからこそ、自分がちゃんと触れてきたこと、経験してきたことの延長線上で常に熱量を燃やしていくことが、結果的に成功への近道になるのではないかと考えています。
新井田さん: なるほど。その考えが、一度目の起業にも繋がっているのですね。
渡邊: はい。新卒で入社したITベンチャーでウェブメディア事業を経験し、自分自身は長年水泳に打ち込んできました。その二つの経験を掛け合わせ、スイミングスクールに特化したウェブメディア事業を立ち上げたのが最初の起業です。
ですが、事業を進めるうちに大きな違和感を覚えました。東海地方のスイミングスクールの約半分に課金していただくほど事業はスケールしたのですが、よくよく話を聞くと、彼らは集客にはそれほど困っていなかったんです。「僕がやっていることは、誰も助けていないんじゃないか」と強く感じてしまいました。
新井田さん: その違和感が、現在のOpt Fitの事業に繋がるわけですね。
渡邊: まさにそうです。「もっと本質的に役立てることをしたい」と考えたとき、スイミングスクールの現場で人手不足が深刻な「監視業務」に着目しました。これをAIで代替できないかと考え、プールの溺れ検知システムの開発を始めたのが、今の事業の前身です。ただ、プールでの開発は難航し、うまくいきませんでした。そんな時、スイミングスクールに併設されているフィットネスジムの課題解決に可能性を見出し、ピボットした結果生まれたのが、現在の「ジムDX」というソリューションなんです。
新井田さん: そこから創業3年で2000店舗導入という実績は驚異的です。この急成長のポイントは何だったのでしょうか?
渡邊: 一つは、コロナ禍というマクロ環境が大きな追い風になったことです。店舗ビジネスにおいてコスト管理が非常にシビアになり、「人がやらなくていい業務を代替する」という我々のコンセプトが、市場のニーズと見事に合致しました。
そしてもう一つは、とにかく現場に出たことです。サービスリリース当初は、「自分がデータを集めるなら、自分が模擬データになる」くらいの意気込みで、一日の大半を現場で過ごしていました。この泥臭い実践の積み重ねが、お客様に本当に使っていただけるサービスを創り上げたのだと思っています。初期のお客様には「一緒に良いものを作っていきましょう」というマインドでご協力いただき、本当に頭が上がりません。
魅力3:「協調性」を核とした、バリューチェーンで戦う組織づくり
新井田さん: 事業をさらに拡大していく上で、経営理念や組織づくりにおいて大切にされていることは何でしょうか?
渡邊: 私たちはSaaSというビジネスモデルで事業を行っていますが、SaaSで最も重要なのは「バリューチェーン」だと考えています。セールスだけ、開発だけが良くても事業は成り立ちません。すべての部署がしっかりとチェーンのように繋がり、機能することで初めて価値が生まれるんです。
だからこそ、私たちのカルチャーの核として「協調性」、つまり「みんなで助け合っていく」ということを非常に大切にしています。
新井田さん: その「協調性」を組織に根付かせるために、具体的に取り組まれていることはありますか?
渡邊: まだまだ仕組みづくりの途中ですが、いくつか計画していることがあります。例えば、特定の部署だけでなく、会社全体の目標達成に連動するインセンティブ制度の設計です。また、各部署が共通の目標(KPI)を持ち、自分たちの部署だけの評価にならないような仕組みづくりも必要だと考えています。
そして、何よりも「人と人」の関係性を重視しています。そのために、ビジネスサイドのメンバーは基本的に出社を推奨し、対面でのコミュニケーションから生まれる組織の一体感を大切にしています。
Opt Fitの事業戦略と今後の展望
新井田さん: 次に事業戦略について深くお伺いします。ビジネスモデルとしてSaaSを選ばれたのには、どのような背景があるのでしょうか?
渡邊: AIカメラのソリューションには買い切りモデルもありますが、私たちは顧客と共にサービスを成長させていく「終わりなきチャレンジ」だと捉えています。継続的に料金をいただくことで、お客様からの期待を預かり、より良いものへと改善し続けていく責任が生まれます。その責任をしっかりと持ち、お客様と伴走しながらサービスを創り上げていきたいという思いから、SaaSモデルを選んでいます。
新井田さん: フィットネス業界の次は、介護業界に進出されています。この領域を選んだ理由を教えていただけますか?
渡邊: 私たちが取り組んでいるのは「少子高齢化による労働人口の減少」というマクロな社会課題です。フィットネス業界で培ったアセットを活かし、この課題により深く踏み込むために、次の領域として介護を選びました。ヘルスケアという大きな括りで見ると、フィットネスと介護は表裏一体であり、ビジネスモデルも非常に近いんです。スタートアップとしてより大きなチャレンジをし、企業価値を最大化していくという使命感もあります。
新井田さん: フィットネス、介護の次に狙っている業界はありますか?
渡邊: 具体的な業界はまだ絞っていません。ここは、これからジョインしてくださる仲間と一緒に見つけていきたい部分です。ただ、コンセプトは明確です。私たちのAIカメラのアセットを活かせる「店舗運営」や「施設運営」といった領域で、遠隔管理や省人化を実現していくというテーマはぶらしません。
新しい市場に参入する際の勝ち筋は、「コミット力」だと考えています。広く浅く手を出すのではなく、一つの市場を定めたら、そこにリソースを集中投下してやりきる。これが我々のポリシーです。
Opt Fitが求める人物像と未来の仲間へのメッセージ
新井田さん: 最後に、組織のカルチャーと、どのような方と一緒に働きたいかについてお聞かせください。
渡邊: 私たちのスローガンは「実践から本質を見抜け」です。とにかく泥臭く実践し、その中で本質に近づいていこうというカルチャーを大切にしています。その「実践」の軸となるのが「主体性」と「協調性」です。当事者意識を持って「これをやりたい」という目的を明確にしつつも、一人で突っ走るのではなく、みんなで助け合いながら進んでいく。これが私たちの理想とする働き方です。
新井田さん: そういったカルチャーの中で、どのような方に仲間になってほしいとお考えですか?
渡邊: まず大前提として、「少子高齢化」や「労働力不足」といったマクロな社会課題の解決に面白みを感じてくださる方ですね。その上で、カルチャーの面では、「みんなで大きなチャレンジをしていきたい」というマインドを持っている方と一緒に働きたいです。
「自分一人で何でもできる」という方は、私たちのチームにはフィットしないかもしれません。主体性は非常に重要ですが、大きなことを成し遂げるには必ず周りを巻き込む必要があります。私たちのSaaSビジネスは、バリューチェーン、つまりチームでしか戦えません。そのことを理解し、仲間と共に成長していける方に来ていただけると、とても嬉しいです。
新井田さん: 渡邊様、本日は貴重なお話をありがとうございました。渡邊様の起業家としての哲学、泥臭い実践を厭わない事業推進力、そして「協調性」を軸とした強い組織づくりへのこだわりが、Opt Fit様の急成長を支えているのだと改めて感じました。社会課題解決への強い意志と、それを共に実現する仲間を心から求めている姿勢が、多くの候補者様を惹きつけるのだと思います。
我々も、Opt Fit様のビジョンに共感し、共に大きなチャレンジをしていきたいと思ってくださる方とのご縁を繋げるよう、引き続き尽力してまいります。本日は誠にありがとうございました。
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