アガルートには、自身の会社がオンラインの資格予備校という環境を活用し、実際に資格の取得にチャレンジする社員の方が多くいます。
今回は、3度目の正直で土地家屋調査士に合格した、佐々木さんのストーリーを紹介します。
大事なのは「3回も受けたの?」ということではなく、どのような思いで資格に挑戦し、どのように仕事しながら勉強し、資格を取得した今何を目指すのか、ということです。
普段から優しい佐々木さんは、社歴でもベテランに入る方ですが、そんな佐々木さんが入社してからを振り返りながら、語ってくれました。
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【過去の記事をご覧の方も多いとは思いますが改めて自己紹介をお願いします】
佐々木彰寿です。
よく、あきひさと読み方を間違われてしまいますが、アガルートでは一発で当ててくれる方が多くて驚きました。
さすが司法予備校なだけあるなと思いました。(笑)
あきとしです。
入社時は、「ささき君」や「ささやん」と呼んでくださる方が多かったですが、徐々に「佐々木さん」と呼ばれる場面も増えてきました。
ここ2~3年で社員数が大幅に増え、いつの間にか自分より後に入社される方が多くなってきたので、身の引き締まる思いがあってちょっと焦りますね。
会社が大きくなるスピードに自分が付いていけているか考えさせられます。
飲みすぎて終電を逃して、会社に戻って床に段ボールを敷いて寝ていた頃が気楽だったなと思うことがあります(笑)
【まずは土地家屋調査士試験合格おめでとうございます!これで晴れて調査士の先生じゃないですか!】
ありがとうございます!でも先生はやめてください笑
まだまだ修行中なので、一人前となったら先生と名乗ります笑
【過去の記事を書いた後、佐々木さんはどんな仕事をしていたんですか?】
過去のアガルートの福利厚生について記事を書いた頃は、教材室に異動して間もなかったです。
それまでは入社してから映像室に所属していたのですが、仕事の進め方が全然違いました。
映像室は、仕事の流れ的に、テキスト制作(教材室)→講師の収録→講義映像の公開(映像室)なので、納期に対して一番最後を守っています。
納期勝負です。
複数の講座の公開日が一気に押し寄せてきます。
その当時は上司と一緒になって気合と根性でなんとかしてた部分もありましたが、それはそれで楽しかったです(笑)
教材室は、講師がどんなテキストにしていきたいのか、どんな内容だと受講生から喜ばれるテキストになるのかを大事にするので、テキスト制作には高い技術が求められます。
教材室には、これまで蓄積されたノウハウが数多くあり驚きました。
【なるほど、なかなか大変そうですね。映像業務とは全然違いますがどんな業務なんですか?】
教材室は、講師と完成テキストのイメージを共有する所から始まると思います。
試験種ごとの特徴を踏まえてどんなテキストにしたいのか、そのテキストにするためにどんな技術が必要なのか、を考えます。
また、テキスト制作には講師の執筆時間が大半を占めるため、講師の筆の進みを妨げないよう準備にスピード感が求められます。
作業のゴールを逆算して、作業工程を組み立てる必要があるので、その時の最適な方法を考えて、基本知識を応用して作業する場面も多くあります。
作業工程を考えてみて自分の考えた方法でうまくいった時は、新しいノウハウや知識が増えていますし、面白みを感じます。
【さて、今日は仕事しながら継続されていた土地家屋調査士試験の勉強についてお伺いします。なぜ、土地家屋調査士試験の受験を思い立ったんですか?】
中山先生に出会って目指してみようと思いました!
中山先生から、土地家屋調査士の魅力について色々と教えてもらい、勉強してみようと思いました。
中山先生に出会う前までは、土地家屋調査士という試験種を知りませんでしたね。
【ほう、中山先生との出会いがなければ今の佐々木さんはないわけですね】
そうですね!
中山先生と出会ってなければ、土地家屋調査士を勉強しようと思わなかったですし、そう思うと人の縁ってすごいですよね!笑
中山先生がアガルートへ講師応募されなかったら、どうなっていたんだろうか、と思ったりします。
講師応募されたら、その講師に模擬講義をお願いしているのですが、中山先生に模擬講義の案内をしたのを今でも覚えていますね(地球儀の風船を持って収録されたのは新鮮でした)。
中山先生も模擬講義のことを覚えてくれていて、あの新人さん大丈夫かな(苦笑)という印象だったそうです...入社されて良かったです(笑)
【忙しい中でどうやって勉強時間を捻出したんですか?】
平日は、朝仕事前に1時間、お昼休憩に30分、通勤時間に30分、帰宅してから1時間のような感じで、少しずつ時間を取っていました。
休日は、なるべく1日勉強時間に当てていました。
【過去2回の受験を振り返ってどうですか?】
もう1回目の受験の不合格の時は、ほんとうに地獄でした。
すごくショックで、土地家屋調査士という言葉を見たくなかったですね・・
テキストや問題集は、本試験後から3か月ぐらい後にやっと開いた感じですね。
1回目の本試験とあって自分の中の勢いがすごくて、その分ショックが大きかったです。
2回目の本試験で不合格だった時は、1回目と比べるとそこまでではなかったです。
悔しくなかった訳ではありません。
少し冷静になって、自分の足りない所を考えることができたのが一番大きかったと思います。
【長期の勉強はすごく大変だと思いますが、何がモチベーションとなって継続できたんですか?】
問題が少しずつ解けるようになっていったことが、面白いなと思いましたし、もっとやってみようという気持ちになりました。
問題を解けるようにするために、仕事で疲れてしまった日もなんとか1日1問の問題を解くようにして、何も勉強しない日を極力減らすようにしていました。
こんな疲れている日に問題解く人いないだろと勝手に自分を褒めていました(笑)
【周りは勉強を継続している佐々木さんをどのようにサポートしてくれたんですか?】
社内から、励ましの声や勉強を応援してくれたのは、元気を貰えましたし自分のやる気にも繋がりました。
あと、アガルートからテキストと講義映像を提供いただき、勉強させて貰ったことは大きいです。
試験前になると早めに仕事を切り上げたり、有給消化で休むこともできたので、柔軟に勤怠の調整ができたことも有難かったです。
【合格発表当日のことって覚えてますか?】
覚えています!
東京法務局の掲示板へ直接見に行ったのですが、公開されるまでの間はめちゃくちゃ緊張しました、、
自分の受験番号があった時は、おおおおおおおおお!!って感じでした(笑)あの瞬間は最高でした!
【今後はどんな業務内容になるんですか?】
今後は、調査士実務をメインに仕事をしていく予定です。
まだ業務内容がぼんやりしているので、しっかり自分の身になるように取り組んでいきたいです。
【かなりのスキルアップですね。やはりアガルートで人生が変わったんですか?】
調査士試験前から、人生が変わったなと思います。
新卒の頃は、自分がどんな仕事がしたくて、どんな業務が向いているのか、自分のキャリアと向き合うことを避けてきましたが、アガルートに入社してからまずは社会人としての下地を整えて、その後は自分の特性や強みを考えて部署異動をさせてもらいましたし、自分の進んでいきたい方向が少しずつ見えるようになってきたので感謝しています。
【次は何にチャレンジしますか?】
調査士の仕事の幅が増やせる行政書士や司法書士などの資格もチャレンジして取得したいです。
それと、アガルートは取り扱う試験種が最近増えてきていますが、新しい試験種にも興味を持てたものは勉強してみたいですし、その担当講師との出会いはワクワクします(笑)
あとアガルートは既婚率が意外と高くて、最近一番近い同期も結婚するので、私も頑張りたいと思います笑
【ズバリ、アガルートとは佐々木さんにとってどういう存在ですか?】
仕事と勉強の恩人、です。
【最後に、この記事を見ている求職者の方へ一言お願いします】
最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございます。
世の中には色々な職業がありますが、自分が何をやりたいのか、何に向いているのか分からない方は多いと思います。
アガルートは、まずはやってみようという姿勢を大事にしています。
オープンポジションで応募された方も、最初は自分が何をしていきたいのか分からないと思いますが、色々な仕事を担当してもらいます。
その中でこれちょっと面白いかも、と思いもよらない機会をたくさん秘めているのがアガルートの良い所だと思います。
真面目に仕事に向き合ってやる気がある方であれば、その機会に出会えると思います。
まだまだコロナが流行っていますが体調には気を付けて、頑張ってください!
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いかがでしたでしょうか。
私も佐々木さんが土地家屋調査士の取得に向けて勉強されていたことは知っていましたが、想いや背景についてはここで初めて知りました。
同時に、昼休みにフリースペースで勉強しながらテキストを見ていた佐々木さんに一度遭遇した時に「こんなにテキストがくたくたになるまでやりこんでいるのか」と驚いたものです。
弊社は、オンラインの資格予備校であるということで、勉強できるリソースは確かに多くありますが、それ以上に、周囲がサポートしてくれるとても温かい環境を兼ね備えています。
もちろん仕事をおろそかにしないことは前提ですが、もし「働きながら勉強したいと思ってた」という方は、一度お話を聞きに来ませんか?
お待ちしております!