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だんだん指が硬直してくるし、ついには顔が硬直して呂律が回らなくなったので救急車を呼んだ。緊急搬送を経験して、豊村講師が思うこととは。

豊村講師インタビュー三部作もいよいよ最後となってしまいました。

ここまでは、人気講師になるまでを語っていただきましたが、今日の記事はアガルートに移籍してからのことを深堀しています。なぜアガルートに移籍したのか。移籍して一番大変だったこととは。

前編:https://www.wantedly.com/companies/company_4804130/post_articles/208072

中編:https://www.wantedly.com/companies/company_4804130/post_articles/208086

倒れて気付く。「健康」が一番大事

一番目立つ人が豊村講師 その向かいが代表です。


ー 工藤北斗社長とはどのような関係だったのですか?

実は工藤北斗社長(以下「工藤さん」)とは、LEC時代からの知り合いで、池袋の講義後に一緒に『日高屋』でご飯を食べたり、アガルート設立後も焼肉を食べに行ったりしてたんですよ。

ー LECからアガルートヘ移籍されたきっかけを教えてください。

皆さんご存じのように、民法が大改正されましたよね。自分の講義のためにも大学院で改正民法をしっかり学習したいなと思っていたんですよ。そしたら、講師として行っていた学習院大学に、大学院特待生(学費免除)募集の貼り紙がありまして。思い切って受験してみたら、特待生で合格したんです。

ー すごい。

ところが先ほど言ったように、担当するLECのライブ講義が尋常じゃないコマ数だったんで、とてもじゃないけど大学院に通えないなと気づいたんです。

ちょうどそのタイミングで工藤さんに声をかけていただいて、アガルートのような通信ベースのスクールなら時間の融通がきくなと思って移籍することにしたんです。

ー なるほど。ちなみに、工藤社長とは今でもよく飲みに行きますか?

移籍直後は、週に1回とか行っていたような記憶がありますね。飲みすぎて気づくと深夜2時で終電を逃してタクシーで帰宅とかいうこともありました。

最近は、飲みに行く機会も減りましたね。なにしろ工藤さん、いつも超絶忙しそうですもんね。なかなか飲みに誘いにくいです。僕はだいたい暇なんで、いつでも大丈夫なんですが(笑)


ー 実際にアガルートに入って、どうですか?入社前後のギャップはありましたか?

LEC時代はライブ講義がメインでした。それに対してアガルートは、ほぼスタジオ収録なので、その点はギャップがありましたね。

現在は、ゼミをやりますのでライブ講義も並行しているような感じです。

ー 講義やテキストのこだわりを教えてください。

講義はとにかく「具体例」を出すようにしています。この点は、この業界のどの講師よりも徹底していると思います。

なぜかというと、僕自身が法学部出身ではなくて、最初のうちは法律の抽象的な概念が全く理解できなかったからです。なんとか理解しようと自分なりに具体例をひねり出しながら学習してきた経験があるので、なるべく具体例を出して小難しい話はしないようにしています。
テキストは、講義内で線引き・マーカー引き・書き込みを受講生の皆さんと一緒に行って、復習時に見返しやすいサブノートになるように心がけています。

ー 講師としてやりがいを感じる瞬間を教えてください。

僕の講義を聴くことによって、理解できなかった部分が理解できるようになったと言われるのは非常に嬉しいですね。あとは、合格者祝賀会*で皆さんとお会いできるのがやりがいですね。

*祝賀会・・・試験に合格した受講生と合格を祝う会 


ー 少しお酒の話も出てきたので、聞いてみたいのですが、先生は死にかけたことがあるとか…?

ああ、はいはい。その話ですね(笑)。

アガルートに移籍した時には、さっき話した大学院に既に通っていたんですよ。朝9時から大学院の講義があって。大学院の講義後に、アガルートの収録にほぼ毎日来ていたような感じだったんです。
そうすると、思ったよりも精神的にも体力的にもきつくて、段々とストレスが溜まっていきまして、酒量が増えていったんですね。変な咳も止まらないし。

忘れもしないそういう生活が数か月続いた2017年4月ですよ。経験したことのないくらいの激痛がお腹に走りまして。起き上がるのすら厳しい状態になってしまったんです。

その段階で救急車を呼べば良かったんですが、なぜか「寝ていれば治るだろう」という訳の分からない確信を抱いて寝ていたんですよ。

でも、だんだん指が硬直してくるし、ついには顔が硬直して呂律が回らなくなったので救急車を呼びました。救急車を待つ間に意識を失ってしまい、そこから帝京大学医学部附属病院で50日の長期入院になりました。

入院した当日に、アガルートの制作部署のスタッフがお見舞いに駆けつけてくれたんですけど、ICUに入っていたので、面会謝絶で会えなくて…谷山君は、一般病棟に移ったタイミングでお見舞いに来てくれましたね。

そうそう。工藤さんもお見舞いに駆けつけてくれたんですよ!


ー 壮絶ですね……。

ちなみに、その入院の時の検査で大きな腫瘍が見つかったので、同じ年の8月に摘出手術をしました。お腹を20センチくらい切る開腹手術で、腫瘍も120グラムという巨大なものでした。幸い良性腫瘍で、現在は転移もなく完治しました。


ー 完治して良かったです。ちなみに、アガルートに入ってから、失敗した!やらかした!みたいなエピソード他にあります…?

いやもうそれは今の話につきますよ!

受講生の方にものすごく迷惑をかけたし、僕が収録できなくなった部分は林講師が収録してくれたんですけど、本当に申し訳なかったですね。言うまでもなく、工藤さんをはじめとするアガルートのスタッフさんにも多大なご迷惑をかけてしまいました。


ー 豊村先生の考える「アガルートと他社の講座の違い」を教えてください。

スクールは、どうしても時間的制約があるんですよ。例えば、「憲法」は3時間×8コマで終わらせないといけないとか。そうすると、本当はもう少し話したいことがあっても多少端折りながら話さざるを得ない部分が出てきます。

それに対して、アガルートは収録時間の制約がないですから、キッチリと深く説明ができます。もちろん、だからといって冗長になるのは論外ですが、理解促進のために必要十分な内容を話すことができるというのは講師にとってもストレスがないですし、受講生の方にとってもメリットだと思います。

ー 続いて、アガルートのメリット、デメリットについて教えてください。

まず、「アガルートの」というか「通信講座の」メリットについてお話しすると、通信講座の最大のメリットは自分のペースで時間と場所を選ばずに学習ができるということです。通学であれば、3時間の講義が週2コマしか進まないということがありますが、通信の場合はやる気さえあればどれだけでも進捗できます。

また、アガルートはインプット講義は10分~20分程度の細切れで進行しますし、アウトプットの問題解説は1問1ユニットで進行しますから、自分の必要な部分のみをダイレクトに視聴できるというのは非常に効率的ですよね。

他方、デメリットは、自己管理が要求されるということです。好きなだけ進捗できるというのは、裏を返せば怠けるのも自分次第ということです。通学のように週に2回は強制的に授業が進行することもありませんからね。

ただ、その点もアガルートであれば、「ゼミ」や「質問制度」をうまく利用することで回避できると思いますよ。

ー アガルートと他社の「組織やカルチャーの違い」を教えてください。

まず第1に、スピード感がすごいですね。工藤さん自身が「うちはベンチャーだから」と言われるように、意思決定のスピード感がすごいですよね。こういう講座をやりたいと言えば、すぐにプロジェクトが始動します。

第2に、ものすごく自由ですよね。LECでもずいぶん自由にやらせてもらいましたけど、それ以上です。

2019年は「令和Tシャツ」を着て講義やガイダンスをやっていましたし。2020年の合格発表のYouTube動画はラグビー日本代表のセカンドジャージを着てやりました。

たまに受講生の方に「ああいうのはアガルートからやるように言われるんですか?」と聞かれますが、完全に好きでやってます。

だって、僕以外のアガルートの講師であんな奇特な恰好している人いないでしょ(笑)。自由度が高いですよね。


ー そういえば最近髪の毛の色が明るくなってますね。



ああ、これですね。去年の夏くらいかな。鏡を見ていたら、髪の生え際に白髪を数本発見したんですよ。これはいけない!と思って、美容院で染め出したのがきっかけですね。アガルートで宅建講座を担当されている小林美也子先生―小林先生ともLEC時代から仲がいいんですよ―から髪のダメージが少ないカラーリング剤を教えてもらって試したり試行錯誤中です。

ー なるほど。急に髪の毛の色が明るくなったのは白髪染めが理由だったんですね!

そうです。おじさんが急に色気づいたとかそんなんじゃなくて、白髪染めを始めたら面白くなってだんだんエスカレートして止まらなくなっている状況です(笑)。

ー 今後の目標があれば教えてください。

個人的には、この業界にとどまらず知名度をもっともっと上げていきたいですね。そのためにも様々な分野に顔を出して積極的に動いていきたいと考えています。 あと、最近はブクブク太ってしまったんで、しっかりダイエットしたいですね。ダイエットが成功したら、以前みたいにサーフィンやスキューバにガンガン行きたいです!

ー アクティブ!(笑)最後にアガルートへの転職を考えている方へのメッセージをお願いします!

とにかくスタッフの皆さんが仲良くて、楽しそうに仕事をされているのが印象的です。先ほど言いましたように、会社全体がものすごいスピードで成長を続けていてスピード感がすごいです。事業規模も、僕がジョインした3年前と比べて急拡大していますよね。

レベルの高い人材がどんどん集まって来ている会社だと思うので、そんな環境で圧倒的に成長したい方は、是非アプローチしてみるといいのではないでしょうか。

豊村先生ロングインタビューに応じていただき、ありがとうございます。

そんな豊村先生の講座の詳細はコチラ☟☟☟

https://www.agaroot.jp/gyosei/

今回のインタビューで出てきた、祝賀会の様子はまた別途ご紹介いたします。


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