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活動報告その④

ジェトロ・スタートアップ支援課の伊藤です。

今日は特許と商標を活用したプログラムについて紹介します。

Jetro Innovation Program(通称:JIP・ジップ)というプログラムを特許庁さんの支援の元、取り組んでいます。これは日本の特許と商標を活用して、レッド・オーシャンを勝ち抜いていこうというコンセプトの元、日本の比較的アーリーステージな立ち位置のスタートアップ企業(特許、商標取得企業)を対象に約半年間の期間で海外で戦える体力を作っていくという、ブートキャンプ的なプログラムです。

2019年度は米国・シリコンバレー、中国・香港・深圳・上海、タイ・バンコクの三ヶ所を対象に募集を行い、それぞれ10社前後の企業を対象に集中支援を行いました。プログラムの前半は日本で各地のアクセラレーターと共にメンタリングを行い、海外で戦う基礎力を付け、そこで蓄積された能力を元に、プログラムの後半において、海外の展示会、商談会、ピッチイベントなどで、海外の投資家や企業に自社を売り込んでいきます。

プログラムを横串しで見ている立場から見ていると、最初にピッチ資料も英語の話し方なども正直今一つな企業さんも、この短期集中のプログラムによって、驚く程レベルが上がっていきます。もちろん、進行形で動いていく話なので、海外イベントが終わった後も英語でのピッチと商談技術のフォローも行い、次に繋がるような仕組みを作っています。

それぞれの地域の特色を簡単に説明すると、シリコンバレーはマインドセットという意義があり、中国は水平分業と実証実験の場としての立ち位置があり、バンコクは国家政策であるデジタル技術とヘルスケア産業に特化したビジネスチャンスという日本企業にとって魅力的な背景があります。

約半年間、企業により沿ってのハンズオン支援になります。顧客目線で将来のユニコーンを目指す企業と共に走っていける仲間を募集しています。

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