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特別編 / 3WELL社長のバックグラウンド、設立の背景に迫りました


2020年6月、5名の創業メンバーで設立した3WELL。今回はインタビュー特別編・代表取締役社長の中村さんにロングインタビュー!

今回は、3WELLの代表がどんな人か知って頂くため、どんな人生を送ってきたのか、普段あまり聞かない学生時代についても聞いてみました!



ーあまり聞くことがないですが、中村さんの学生時代のお話をお伺いしたいです。

小さい頃から社長になりたいって夢はあったんですが、毎日適当に過ごしている中で、このままじゃ夢は叶わないんじゃないかってふと思った時がありました。

高校2年生の頃、卒業後の進路を考え始めたときに『社長になるって言ってるけど何から始めたらいいんだ?』と、どういう進路を選択すればいいのかわからなかったんですよ...。

なので自分なりに色々調べてみて、そうしたら大きな会社の社長はみんな、いい大学にいってると気づきました 笑


ーそれで猛勉強をはじめたんですね!
とりあえず大学に行けばチャンスが広がると思ったので、寝る時間以外はひたすら勉強する生活に切り替えました。本当にずっと勉強していたので、高校生の頃の思い出はほとんどありません。

ーそういう切り替えが自分でできるのはすごいですよね。
昔から目標が明確だと自然とスイッチが入るタイプでした。

さらに社長になるという、強い目的意識もあったからこそ勉強を頑張れたんだと思います。目標を立ててから行動に移すのは割と得意かもしれません。

あと、さっきも言った危機感も大きかったですね。


〜ご自身の今までについて〜

ー高校卒業後、イベント関連のお仕事をされていたとお伺いしました。イベントの仕事に興味を持たれたきっかけを教えてください!
必死に勉強して大学受験をしました。でも、上手くいかなかったんですよ。

家庭も裕福ではなかったので、1年予備校に通うのは難しくて大学進学を断念しました。

ー中村さんにも上手く行かない時期があったんですね!
それで、これからのことを悩んでた時、じゃあ、とりあえず自分で事業を起こそうかと考えていて、前から耳にしていた渋谷のイベントサークルの話を思い出したんです。

ータイミングってありますね!
よく調べると、これがビジネスになっていると気付いたんです。

自分にも”若者を集める”ことはできるし、とりあえずイベント事業をやってみようと思いすぐに行動に移しました!

ーこれはこれで、色々苦労がありそうですね。
そうですね、最初はやり方がわからなかったので、たくさん調べました!

mixiというSNSが全盛期だったのでmixiで若手の起業家の人や、イベンター的な人をひたすら調べ、片っ端からメッセージを送って10人くらいとアポを取りました。

その中で出会った方が、「ノウハウを教えてあげるから、とりあえず会場を借りてイベントやってみなよ」と声をかけてくれたんです。

ー熱意ですね。
それで300人くらい入る会場を借りて、とりあえずイベントを開催してみることからスタートしました。



ーその後イベント事業はどう成長されたんですか?

最初はうまくいきましたが、その後失敗もたくさんしました。

それでも諦めずに挑戦し続けた結果、イベントを始めてから一年くらいで5000人規模のイベントを開催できるくらいまでになりました。

ーイベントのお客さんや運営メンバーはどうやって集めていたんですか?
中村:当時はmixiのコミュニティやTwitterを活用してました。

ーmixiのコミュニティって懐かしいですwwイベント運営での役割についても聞きたいです。
中村:イベントでは企画や運営、会場との打ち合わせまで全て自分で行っていました。

自分以外のほとんどの人が集客担当をお願いしていたので、企画や会場打ち合わせ等は全部自分一人でやってましたよ。

最初はメンバーが5人くらいでしたが、SNSで呼びかけたことで、どんどん仲間が集まってきて、最終的には200人くらいのチームになりました。

ーイベント経験から今の3WELLに繋がっていることはありますか?
当時からSNSを活用してマーケティングを行っていたので、まさにその部分は3WELLの原点になっていますね。

あとは多くの人を巻き込んで何かを成す経験を10代で経験できたことは、今の経営にも活きてると思います。





ーイベント事業の他にはどんなことをされていたんですか?

中村:2015年頃の話に遡りますが、当時なんとなく投稿した動画がTwitterでバズってフォローワーが1万人になっちゃいました。みたいな人がちょこちょこ出てきていて、これからの時代はSNSでフォロワーを多く抱える人が芸能人のよりも影響力をもつ時代になると感じたんです。

それでまだインフルエンサーなんて言葉が日本では一般的じゃなかった頃にインフルエンサーに関するビジネスをすると決めました。

ーその頃からインフルエンサーに目をつけていたんですね

車の中で踊る動画がTwitterでバズった子とたまたま知り合って、その子をDJとしてプロデュースしていくことになったのがきっかけで、インフルエンサー専門の事務所を立ち上げました。

ーインフルエンサー事務所ですか!事業は順調に伸びていったんですか?

中村:その後、1年くらいはなかなか芽が出ませんでした。

所属インフルエンサーが徐々に増えてきても、人を雇える状況でもなかったのでぼくを含めて2,3人で仕事を回していて...

ー2,3人で全て回されてたんですね。結構大変じゃなかったですか?

かなり大変でしたね。体力的にも経営的にも。笑

インフルエンサーに同行にして、DJの現場に夜発で大阪行って翌朝までクラブで営業して昼に東京に戻ってきてそのまま仕事をすることも多かったです。

ー寝ないで大阪から東京戻って仕事はかなりハードですね...

立ち上げたは良いものの、当時はまだインフルエンサーの価値が世の中に伝わっていなかったのと、自分たちの実力不足も相まってテレビや雑誌など華があるメディア系の仕事は中々とってくることができず...

そうなると、クラブ出演やパチンコ営業がメインになってしまい、やりたかったことと違うなあと思ったりしましたね。

それでも頑張った甲斐があって、看板インフルエンサーだった子が大手レコード会社からメジャーデビューできたり、テレビ出演させてもらったりと、やりがいも多かったです。

ーここ最近までビジネスとしてインフルエンサーを相手にしない人は多かったと思います。

そのイメージはありましたよね。そんな中ある日、所属インフルエンサー宛に「脱毛の宣伝やってくれませんか」というお話が来たんです。

内容的には簡単に言うと、Twitterにとある脱毛サロンのPRを載せてもらえれば、ギャラを支払いますってことだったんですけど、割といい金額だったので衝撃的でした。笑

普段受けている仕事は、現場行って出演してという感じで1日稼働でギャラをいただく感じだったんですが、Twitterにポチッと投稿してギャラをもらえるなんて凄く効率がいいなって、そこから広告の仕事を積極的に受けるようになりました。

ーそれがインフルエンサーマーケティングのお仕事の始まりだったんですね!

そうですね。ちょうどその頃ぐらいに、看板インフルエンサーだった子が退所してしまったので、インフルエンサー事務所の事業は撤退して広告事業に振り切ることにしました。

その後、ブロガーを束ねてアフィリエイト広告事業をやってる会社があると知って、そこに代理店のような形で参入していきました。

これが今の3WELLの主軸事業であるTHREE Withの始まりですね。


ーなるほど。そんな背景があったんですね。創業当初、苦労したことがあれば教えてください。

どこの会社もインフルエンサーとのネットワークを作ることに苦労してるみたいだったんですよ。要するに新しいインフルエンサーと全然繋がれないってことですね。

そこにチャンスを見出して、インスタグラムから独自の手法でインフルエンサーさんを開拓する方法を編み出し、大量のインフルエンサーとのネットワークを作ることに成功しました。

ーなるほど!多くのインフルエンサーを抱えることになったんですね。

抱えているインフルエンサーのほとんどがインスタグラマーだったこともあって、ブログじゃなくてインスタのストーリーズで広告を行う方が効率いいんじゃないの?と思って、ブログからインスタへ一気に舵を切りました。

その判断が功を奏して、そこから加速度的に成長していきました。

ー共に働く人はどうやって集めたんでしょうか?

初めの頃は、求人媒体を使う頭はなかったので自分のインスタやTwitterで呼びかけたら縁あって素敵な人をたくさん紹介してもらえました。笑

ー組織も大きくなり、現在の苦労とはまた違うと思います。いまはどんなことに一番頭を使っていますか?

積極的に採用を行ってるので、どんどん社員数が増えてきています。多様なバックグラウンドを持った人がたくさん増えてきました。

だから今は、3WELLの組織やカルチャー作っていくことに一番頭を使っていますね。

『企業は人なり』と松下幸之助さんが仰ってましたが、僕も同じことを思っていて、会社経営を通じて一番大切だと思うのは人です。経営者がこの会社はどういうミッションのもと、どんなビジョンにむかっていくのかという考えをしっかり持ち、共通の認識をもって働いていくれる人づくり、環境づくりを行なっていく必要があります。


ーオフィスも人数が増えてパンパンになったから移転しましたもんね。

そうですね。前のオフィスも最初は広く感じたのにあっという間に人が増えて、最後の方は酸欠になりそうでした。笑

ー組織やカルチャーを作っていくとは具体的にどんなことから始めましたか?

中村:まず初めにやったのはミッション・ビジョン・バリュー再定義することです。

メンバーが増えると、僕が一人一人と密なコミュニケーションを取るのは難しいので、迷った時に立ち返ることができるものが、必ずなくてはならないと思ったんですよね。

【ミッションについて】

■MISSION(果たすべき使命):人の夢を、終わらせない
■VISION(実現したい未来):語り継がれる物語をつくる
■VALUE(価値観/行動指針):主人公なら、どうする? ガンガンいこうぜ! Be3WELL

ーミッションやビジョンについて、これを決めた理由・想いを教えてください。

イベントをやっていた時代に「全ての若者に夢を」というMISSIONを掲げていたんですよ。

ーイベントをやっていた時代から今と近いMISSIONなんですね。

自分自身もなにもない状態からビジネスを始めたんですが、どんな境遇にいても諦めずに挑戦していけばなりたい自分になれると証明したかったし、証明することで自分と同じような境遇の人にも夢を与えられる存在になるんだ!と当時から思っていました。

ーなるほど!1人でも多くの若者に夢を与えるっていいですよね!

それから今になってみて、自分は若者という年齢ではないんですけど、変わらず夢を見てます。大人になればなるほど現実にばかり目がいって、夢を見るなんてことは忘れがちだしカッコ悪いことだと思う人が多いと思います。だけど、人が未来に希望を持って生きるためには、絶対に夢は必要ですよね。現に誰かの夢が人々の生活を良くしてきたんです。

難病を治したい。空を飛びたい。遠くいる大切な人の声が聞きたい。

昔は夢物語だったことを、諦めなかった誰かのおかげで現実になってます。人の夢は社会をどんどん良くしていくんです。

ー中村さん自身も夢を追いかけ続けているんですね。

だから、僕は3WELLという会社を通して、夢を見る人を一人でも増やしたい。そして夢を諦める人を一人でも減らしたい。そう思ったんです。

それが『人の夢を、終わらせない』というミッションを定めた理由です。

併せて、自分達がやったことが誰かのためになってずっとずっと残っていくようにしていきたいと思いました。

それが『語り継がれる物語をつくる』。というビジョンに繋がっていきます。



ー具体的にそのために考えていることはあるんですか?

語り継がれる物語とは、簡単に言えば、いつになっても語り継がれるくらい大きな会社をつくるということなんです。

そのためには日本を代表するトヨタ自動車やリクルートのように、その名を誰もが知っていて、誰もがその会社の商品やサービスに1度はお世話になったことがある、というような会社になる必要があると思っています。

ー今後どんなサービスを作りたいと考えてられているのかも気になります!

事業領域を限定せずに、自分達がわくわくすること、社会のためになり経済を回せることであれば、どんどんチャレンジしていきます。

型にハマらずに、3WELLで働いている人たちが会社を通して自分の夢を叶えていけるような会社になりたいんです。

とは言っても、今の3WELLはインフルエンサーマーケティング事業のみなので、直近では既存事業を伸ばしていきつつ、周辺事業をいくつか立ち上げる予定です。

ー楽しみです!代表の中村さんから見て今の3WELLの魅力はなんですか?

チャレンジできる環境がある、いい人が多い、これからとてつもない成長していく、ですね。

ー中村さんから直接、今後の理想の組織についてお伺いしたいです!

一言で言うとワンピースの麦わら海賊団!それぞれの個性、特徴を活かせるような組織が理想です。

船に乗ってる理由はみんな違っても、同じ船に乗って冒険することで全員の夢が叶っていく。とても素敵ですよね。

ー普段どのように会社のメンバーと向き合ってコミニケーションを取られていますか?

一人一人が、何のために働いているか、この先どうなりたいのか、日々考えてくれたらいいな思っています。

それが定まれば、自分がどう成長すればいいのかが見えてくるので、日々の仕事が未来に繋がっていくと思います。そしてそれを会社としても僕個人としてもサポートしていきたいです。


ーこれからどんな人と働きたいですか?

面接でもいつも言ってるんですが、能力よりも人間性とカルチャーマッチを優先しています。とにかく一緒に働いていて気持ちのいい人がいいですね。

あとは、3WELLのバリューの一つにもある『主人公なら、どうする?』を体現している人。

ーこの記事を見てくださった人に一言お願いします!

夢中になれる仕事がここにはあります。語り継がれる物語の主人公はあなたです。

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