勤務シフト自動作成サービス「Shiftmation」をはじめとした複数のプロダクトを提供し、少子高齢化・労働人口減少の社会課題解決に取り組む株式会社シフトメーション。
今回は、そんな「Shiftmation」の開発・改善に取り組む4名にお話を伺いました。入社のきっかけや仕事の魅力、フルリモートの強み、家庭と仕事の両立に至るまで、シフトメーションで働くエンジニアたちの生の声をお届けします。
【プロフィール】
谷田 直輝(たにだ なおき) / 取締役CTO
岩城 拓磨(いわき たくま) / ソフトウェアエンジニア
辻本 和晃(つじもと かずあき) / ソフトウェアエンジニア
木下 真人(きのした まさと) / フロントエンドエンジニア
これまでの経験を活かしながら、ライフスタイルに合った働き方を求めて
――まずは、皆さんがシフトメーションに入社を決めたきっかけを教えてください。
岩城:前職で使用していた技術が「Shiftmation」と同じだったので、ジョインしたあとの立ち上がりが早いかと考えたのがきっかけです。あとシフト作成ってWeb技術だけでなく、数理最適化と呼ばれる領域の技術も必要なので、そこも興味深かったですね。
辻本:自分でもっと手を動かして仕事をしたいと思ったのがきっかけです。以前は、考えたものを仕様に落とし込んで、協力会社の方に作っていただく機会が多かったためです。
また、子どもが小学校に入学するのを控え、仕事との向き合い方を見直したいという気持ちも大きかったですね。育児、家事との両立を考えた時に、シフトメーションはフルリモートで働けるので魅力に感じました。
それに、これからの時代、人間が担うには大変なところをコンピューターに頑張ってもらうって、社会のあり方として正しい姿だなと共感しました。
木下:僕は、もともとフリーランスで業務委託という形でシフトメーションに携わっていたのですが、結婚を機に関東から妻の故郷である静岡に引っ越しすることになって。引き受けている案件が終わったら契約も終了かなと考えていたのですが、代表の能塚から「フルリモートで正社員として働いてもらえないか」とオファーをもらいました。
当時はコロナ禍前でリモートワークという働き方が一般的ではなく静岡で仕事を探すつもりだったのと、シフトメーションでの仕事にやりがいを感じていたので、うれしかったですね。
個々のスキルを活かし自走するチーム
――現在、どんな業務分担をされていますか?
それぞれの業務のやりがいや大変なところを教えていただきたいです。
谷田:まず私たちはみんなで一つのプロダクトをつくっています。とはいえ、いろんな要素があって、それぞれに得意分野を担当しています。
私は開発をまとめる立場ですが、このチームはハイスキルなメンバーで構成されているのが魅力。「こんなことしたいな、あんなふうになってほしいな」といったふわっとしたレベルの開発項目でも形として出来上がるっていうのが、おもしろいです。
これ、マネジメントが楽とかじゃなくって(笑)。それぞれが視野を広く持っていて、要件を適切にシステムに落とし込むことができ、任せていると良いものができている。また、当然みんな技術的な得意不得意はあるのですが、それぞれ異なるバックグラウンドの中でお互いにカバーすることで広く対応できている。こういった点がチームの競争力につながっていると考えています。
木下:谷田の言う通り、得意分野が異なる中で、私はフロントエンドを担当しています。Webページで実際に皆さんが見ている画面の改善なのですが、パズルを組み立てる感じがおもしろいですね。ただ、一個の機能とか画面に対しての正解はない。100点満点を取るのではなく、どれだけ点数を上げられるのかっていうところが、楽しくもあり、難しいところでもあります。
「Shiftmation」は、様々な分野のお客様に利用されています。特定の企業に向けて何かを作るのであれば、システムを操作する専任の方がいるため、ヒアリングに基づいて開発することで100点が返せるけれど、そうじゃない。操作が得意な人、苦手な人がそれぞれに煩わしさを感じないように、誰からも80点が取れたらいいかなという気持ちで取り組んでいます。
岩城:私は手広くやるタイプ。広い範囲をカバーするのが好きで、いろんなコードを読み込んで、かつ別の領域の技術を見ていきたいと思っています。私たちの仕事の1つに、お客様から上がってきた課題の改善がありますが、手広く技術を持っていると、その課題に対して自分自身が開発・修正して対応できるのが魅力だと思うし、楽しいです。
今は経験豊富なエンジニアが集まっているのですが、今後はジュニアのエンジニアを育てることにも挑戦したいです。
辻本:私は目に見えないところを改善し、パフォーマンスをアップさせる業務を担っていて、自分の性質にも合っています。きれいな設計の追及や、複雑な機能の実現、非機能要件の見極め、いろいろと課題はあると思いますが、それらを良いものへ変えていくのはやりがいにつながっています。
――実際に働いてみて、入社前とのギャップを感じたことはありますか?
岩城:もともとリモートで働いていた経験もあったので、働き方という点でのギャップはすくなかったです。ただ以前は、今より少し大きな会社だったので、開発は慎重さがもとめられていました。一方で、シフトメーションは今、まさに成長途中なのでスピード重視。「最低70点で、まずは価値を共有する」、スピード感の優先順位が高い点は以前との違いですね。
辻本:私も以前、インフラのシステム開発に携わっていましたが、絶対にミスが許されないすごくシビアな世界でした。何度もレビューを重ねて、長い時間をかけて完璧なものを作っていたんですね。でも、今はそうじゃない。スタートアップらしいスピード感は求められながらも、ある程度、裁量を持ってのびのびと仕事ができています。企業としても、プロダクトとしてもまだまだ成長途中ということで、問題点が見つかることももちろんあります。でも、ピタッと当てはまるような解決策が見つかる瞬間があっておもしろいです。
フルリモートのメリットを活かし、パフォーマンス向上へ。仕事と子育ての両立も
――働き方についても教えてください。
谷田さんは東京ですが、木下さんが静岡、岩城さんが京都、辻本さんは滋賀と皆さんバラバラな場所にお住まいですよね。フルリモートで働かれることについて、どう感じていますか。
木下:すごく伸び伸びと、気持ち的にも楽に仕事ができています。以前、会社員で働いていた時、いろんな人が頻繁に話しかけてくれたのですが、集中力が途切れてしまって。自分のタイミングとは異なり、強制的に切り替えのスイッチをオン・オフされるのが苦手だったんです。フルリモートは自分に合った働き方だと感じています。
辻本:私はリモートの経験があまりなかったのですが、困った時はチャットやビデオ会議で相談できるので、そこに関して困ったことはありません。でも、隣の人が何をやっているのかぱっと分からない。ふとした合間のコミュニケーションがないのは、ちょっと寂しいと感じることも。その分、会議の合間の雑談や、年に数回ある懇親会は楽しみなんです。
谷田:だから私、突然「zoomするぞ!」って声をかけることがあって(笑)。あと、ビデオ会議のときに、本当の要件だけで済まさないよう意識しているんです。とはいえ、「フルリモートだけど、全員出社しているみたいに、密にコミュニケーションを取りまくるぞ!」なんて考えていない。しゃべる時間はある程度確保した方がいいなとは思いつつ、フルリモートの良さは殺さないようにしたいですね。
あと今のメンバーは遠隔地に住んでいてフルリモートですが、今後入社される方で、希望があれば出社スタイルでも良いんです。私も、リモートと出社を織り交ぜています。各々が働きやすい、集中しやすいスタイルでいいと考えています。
――フルリモートの良さでいうと、仕事と家庭の両立のしやすさもあると思います。谷田さんと辻本さんは子育て中ですが、働きやすさはいかがでしょうか。
辻本:共働きで妻は朝7時半には家を出るので、保育園の送りはほぼ毎日、迎えは半分くらいを私で担当しています。やっぱり、フルリモートなので調整がつきやすいです。
谷田:会社として一定の条件でスライド勤務ができる制度も設けていて、子育てや学業などで利用している人がいます。私も共働きで小さい子が2人いて、家庭との両立の大変さを身に染みて感じているので、ちゃんと成果を発揮してくれるのであれば、個人個人が働きやすいように柔軟な対応をしていきたいと考えています。
求めるのは【興味を広く持って柔軟に対応できる人】
――最後に、新たにメンバーを迎えるにあたり、どのような方が活躍すると思いますか。
谷田:スタートアップですので、ひとつのジャンルに特化してそれだけに取り組みたい方よりも、「じゃあこれも」と幅広く対応できる方や興味を広く持てる方があうと感じています。
興味を広く持てるっていうのは、いろんな要素がありますが、まずは「広い範囲の技術に興味を持てる方」。コンピューターが好きで、仕事で直接扱う技術以外にも色々なことに興味があって、という方は、その幅広い知識を活かして頂ける環境があります。
もう一つが技術以外への興味です。例えば自社の事業について、お客さまの反応について、世の中の動きについて、など、「いろんな分野に興味を広く持っている方」。今日お話したように、「こんなのしたいな」というふわっとした要件を叶えるために、どんな仕様でどうやって作っていくかを一貫してお任せしたいです。そのためには、技術に限らず広く興味を持てる柔軟な方を歓迎します。
この記事を読まれて、株式会社シフトメーションの仕事内容や働き方に興味を持たれた方、勤務シフト自動作成サービス「Shiftmation」事業の拡大や、その先の展開を一緒に取り組んでみたいと思われた皆さまのエントリーを、社員一同お待ちしております。