こんにちは!ワミィの石川です。
今回は、「“魅せる!”採用ピッチ資料掲載プラットフォーム紹介」をテーマにお届けします。
採用活動において「採用ピッチ資料」を作成する企業が増えてきました。
今回は、採用ピッチ資料をはじめ、さまざまなドキュメントファイルを公開できるオープンプラットフォームをご紹介します。これらのプラットフォームを活用して、自社の魅力訴求や求職者体験の向上にお役立てください!
1. 採用ピッチ資料の必要性
優秀な人材を採用するためには、他社との差別化や魅力訴求が不可欠です。そのため、採用活動において「採用ピッチ資料」が重要な役割を果たします。
従来の求人情報にとどまらず、採用ピッチ資料は企業の文化や技術力、働く環境を魅力的に伝えるツールとして活用されています。例えば、メルカリやGitHub、Slackといった企業では、採用ピッチ資料を効果的に活用することで、応募数や質を向上させています。また、資料を通じて企業文化や働き方を伝えることで、求職者とのミスマッチを防ぐことにもつながります。
2. 参考にしたいドキュメントシェアサービス
採用ピッチ資料を作成する際に参考にしたいサイトとしてSpeaker DeckとDocswell(ドクセル)の2つをご紹介します。いずれのサイトも企業や個人がプレゼンテーション資料を公開するためのオープンプラットフォームで、企業の資料が多数掲載されており、他社の資料を参考にすることができます。資料の閲覧や、アップロード等、どちらのサイトも基本的には無料で十分利用することができますので、ぜひ一度見てみてはいかがでしょうか。(プロフェッショナル機能やカスタマイズ等の分析や特別な必要な場合は有料となります)
①Speaker Deck
Speaker Deckは海外のサービスで、画面は全て英語表記ですが、シンプルなUIで初めての利用でも問題なく操作できます。特にIT業界では、採用ピッチ資料を公開している企業が多く、エンジニア個人がドキュメントをアップロードしているケースも多数見受けられます。そのため、採用ピッチ資料作成のヒントを得るだけでなく、最新の技術トレンドを把握することができ、エンジニア求職者への魅力訴求分析にも役立ちます。
②Docswell(ドクセル)
ドクセルはアプルーシッド社が提供する、国産のドキュメント共有プラットフォームです。文字化けがなく、管理画面の使いやすさに定評があります。また、各種サイトへの埋め込みやアクセス解析、コメント・いいね機能など、豊富な機能を備えています。特にエンジニアやデータサイエンティスト向けの資料が多く、コードやインタラクティブな要素を含むドキュメントを作成・共有することができます。また、スライドの上書き機能があり、情報を継続的に更新できるので管理がしやすい点も特徴です。
3. 採用ピッチ資料に入れるべき項目
採用ピッチ資料の構成ですが、以下の項目は特に押さえておきたい部分です。詳細な内容については、こちらの記事を参考にしてみてください。
- 会社情報:MVV、沿革、会社概要
- 事業紹介:製品やサービス、またその市場での立ち位置
- 社員紹介:社員のストーリーや日常、働く環境
- 開発体制:技術スタック、開発プロセス、チーム構成
- 育成:新入社員研修、技術向上をサポートする体制
- 職場紹介:オフィス環境や福利厚生
- 採用情報:求める人物像、募集職種、選考フロー
Speaker Deckやドクセルに公開されている企業の採用ピッチ資料では、概ね上記のような構成で作成されています。企業によっては、社員紹介や開発体制、研修制度など、特にアピールしたい部分を複数枚にわたり作成しています。他社の資料を見比べることで、自社の魅力的な部分がどこなのか、どのような構成にすべきかが見えてきます。
4. まとめ
採用ピッチ資料は、企業が求職者にアピールするための重要なツールです。特にエンジニア採用では、自社の技術力や働きやすさ、成長の機会を分かりやすく伝えることが求められます。Speaker Deckやドクセルを活用することで、効果的な資料を作成し、魅力的な採用活動を展開することが期待できます。また、求職者が求める情報を把握し、自社の魅力をかけ合わせることで、さらに効果的な採用ピッチ資料となるでしょう。