創業ヒストリー。IT×人事「ジンジニア」として採用コンサルティングに懸ける想いとは | ワミィ株式会社
今回はWamii代表である伊藤へのインタビュー記事をお届けします。創業ヒストリー、採用コンサルティングにかける想いなど聞いてみました。※Wamiiでは、社員同士をニックネームで呼び合っています。...
https://www.wantedly.com/companies/company_4715045/post_articles/341944
こんにちは!ワミィの長川です。
今回は、当社代表である伊藤のインタビュー記事です!エンジニアとしてキャリアをスタートし、人事の領域で採用や育成に携わり、現在は経営者として組織の成長を支えています。異なる分野を経験しながらも、一貫して「人と組織の可能性を広げる」ことを追求してきました。創業の背景から、リーダーとして大切にしている考え方、そしてこれからの組織づくりについて、お話を伺いました。
▍「人材」という経営資源をいかに確保して最大限に生かすかは、永遠の経営課題
▍「個の力」ではなく「チームの力」—リーダーとして大切にしていること
▍輝かしい職歴を持っていても、ブリリアントジャークな人は採用しない
▍10年後、20年後も活躍できる人材へ!
ーはじめに、これまでのキャリアと創業のきっかけや想いについてお聞かせください!
新卒でニフティ株式会社に入社し、システムエンジニアとしてキャリアをスタートしました。ニフティでは法人向けのサービス開発やコールセンターの人が使うシステム構築等を行っていました。その後、京セラグループのIT企業に転職し、人事部門の責任者として、採用・育成・制度設計・理念浸透など幅広い業務に携わりました。
創業のきっかけは、実家が自営をしていたこともあり、幼いころから家族が経営する姿を間近で見て来たことが一番大きいと思います。そのなかで「人材」という経営資源をいかに確保して最大限に生かすかは、永遠の経営課題と感じていました。いま振り返ると、自分で会社を立ち上げたのも自然な流れというか、サラリーマンという職業が当たり前ではない感覚だったのだと思います。
ーなぜ、「エンジニア採用のコンサルティングやRPO」の事業領域を選択したのですか?
理由は3つあります。
① 成長領域であること
② 企業にとって課題の度合いが大きいこと
③ 自分がやる意味があること
私が創業した2016年当時からエンジニア採用に苦戦する企業は増える一方で、そのなかで「採用担当がエンジニアリングへの理解が及んでない」という所が苦戦する理由の一つとしてあると認識していました。なので、エンジニアと人事、双方のバックグランドがある自分だったら寄与できるのではないかと思いました。
※こちらの記事も併せてご覧ください。
ーリーダーシップや組織づくりについて、大切にしていることは何ですか?
当社では、「ベクトルを合わせる」「チームプレーを意識する」ことを大切にしています。会社は一つのチームであり、それぞれが異なる考えや方向に進んでしまうと、組織全体の力を発揮することは難しくなります。
サッカーや野球のようなチームスポーツを例にするとわかりやすいですが、全員が勝利に向かって団結しているチームと、個人のタイトルや成績にしか目を向けていないチームとでは、全体のパフォーマンスには大きな差が生まれます。組織として一丸となり、共通の目標に向かうことで、1+1が5にも10にもなる力を発揮できると考えています。
少し前に読んだ記事の中ですごく共感したのは、サッカー日本代表の森保監督のインタビューです。
(※参照:https://number.bunshun.jp/articles/-/860652)
要約すると、森保監督は「チームを批判する人間」と「チームの輪を乱す人間」は絶対に許さないそうで、かつチームに「時間を守る」「内輪の問題は内輪で解決する(チームの外に出して問題を大きくしない)」「仲間のことをSNSで傷つけたり不快な思いをさせたりしない」という3つのルールを課しているという内容でした。
私はサッカーファンなので、森保監督の動きは随時ウォッチしているのですが(笑)、陰でSNSで監督やチームの批判だけをする選手や、試合後の握手を拒否したりしている選手は、いくらサッカーが上手くても日本代表には招集されていません。このような考え方は組織づくりにおいても大切なポイントだと思いました。問題や課題だと思っていることを挙げる行為は大歓迎ですが、批判だけ・文句だけにならないような会社風土にしていきたいと思っています。
ー組織の一体感を高めるために、日常的に意識しているコミュニケーションの工夫はありますか?
私自身が積極的に情報を発信し、会社の方向性を共有することを意識しています。具体的には毎週の全体の朝会で「代表からの一言」という場を設けて、目指したい姿や大切にしたい行動指針、最近のニュースや良いと思ったSNSの話題など大きなことから身近なテーマまであまり制約を設けず社内へ伝えることをしています。
また、1on1などの機会を活用し、お互いの考えを知りながらチームとしての結束を強めています。1on1では目先の仕事の話題だけにならないように、中長期的な話やお互いのプライベートなことなど、色んな話をするように心がけています。
ー仕事をする上での『やりがい』や『面白さ』を感じる瞬間はどんな時ですか?
やっぱり、お客様の成功に貢献できること、そして社員の成長を実感できることが一番のやりがいですね。創業当初しばらくは、自分一人だけでやっていた時期もあり、その時は自分が手を動かして成果を出すことに達成感を感じていました。今は社員が成長し活躍する姿を見ることが何よりもうれしいです。
また、私たちは法人のお客様向けに採用コンサルティングや採用代行というサービスを提供しています。つまり、お客様の目標=私たちの目標と言えます。いかにお客様の目標達成や課題解決に結びつけられるかというのを念頭に置き、「圧倒的な当事者意識」を持ちながら励んでいます。お客様から「ありがとう」と言われたときや、難しい課題を乗り越えたときにも、この仕事の面白さを実感します。
社員同士が協力しながら成長し、会社全体が前進していく姿を見ることができるのも、経営者としての醍醐味ですね。
ー採用の際に特に注目しているスキルや資質は何ですか?
採用では、「素直で誠実な人」を大事にしています。もちろん、スキルも重要ですが、それ以上に周りと協力できる力や、前向きな姿勢が大切だと考えています。
仕事やビジネスは一人ではできないので、周囲の人に助けてもらいながら進めることが不可欠です。私の周りの経営者やビジネスマンを見ても、成功している人に共通しているのは、多くの人に支えられながらビジネスを伸ばしていて性格が良い(=いい人)と感じます。
いくら高学歴でスキルが高く、輝かしい職歴を持っていても、卑屈で他人に嫌がらせをするような、いわゆるブリリアントジャークな人は採用しないように気をつけています
ー具体的に、面接ではどのような点を見ていますか?
面接では、挨拶や笑顔、会話のキャッチボールができるかどうか、質問に対する答えにズレがないかをチェックしています。どんなにスキルが高くても、一緒に働くメンバーとの相性が合わなければ、長く活躍するのは難しいです。スキルは後から伸ばせるものですが、基本的な姿勢やコミュニケーション力は、その人自身の成長にも大きく関わる部分だと思います。
あとは仕事への取り組み方ですね。私が大切にしているのは、「やるべきことをやり切る」という姿勢です。目の前の仕事に真剣に向き合い、結果を出すことで、チーム全体の成長にもつながると思っています。
ー入社後の成長をどのように支援していますか?
当社の社員には、どの企業でも通用する人になってほしいと考えています。そのために、将来的にニーズが高まる事業領域に基づいた上位レイヤーの仕事や、新しいテクノロジーを活用した業務に積極的に取り組める環境を用意しています。
例えば、エンジニア採用においては、スカウトを送るだけのような作業要員ではなく、人にしかできない仕事に挑戦できるよう支援します。技術だけではなく、課題解決力やコミュニケーション能力を伸ばせるような研修やプロジェクトを通じて、社員が10年後、20年後も活躍できる人材へと成長できる仕組みを整えています。
また、社内外の勉強会や業界の最新動向をキャッチアップできる機会を提供し、常に学び続けられる環境を作ることも大切にしています。成長を支援することが、社員のキャリアアップだけでなく、会社全体の成長にもつながると考えています。
ありがとうございました!
次回、代表インタビュー後編に続きます。