「正直、最初は何もできませんでした。でも今は、自分が描いた図面で現場が動いています」
そう語るのは、2025年2月にビーライトへ入社した23歳の若手社員・Sさん。北海道出身で、前職は会議の進行や契約業務などを担当していた彼が、まったくの未経験から電気工事の施工管理職に挑戦し、3か月で“現場の主担当”を任されるまでに成長を遂げました。
入社のきっかけは、「この会社ならやっていけそうだ」という直感だったと言います。
「施工管理ってもっと堅くて厳しい雰囲気があると思っていたんですが、ビーライトの面接では社員の皆さんが自然な笑顔で話されていて、とても話しやすい空気感でした。こちらの話にしっかり耳を傾けてくれたことも印象的で、“ここなら自分の力を出せそうだ”と感じたのが決め手でした」
こうして始まった施工管理職としての第一歩。入社後すぐは、電気設備図面の基本的な読み方や、CADソフトの操作方法を学ぶところからスタートしました。
「最初の1か月は、先輩方に図面の記号やルールを教わりながら、照明やコンセントなどの設備をプロットして図面を描く練習をしていました」
2か月目には、実際に現場へ足を運び、自分が描いた図面がどのように施工されているのかを目で確かめる機会が増えました。消火器や自動火災報知設備に関する検査にも立ち会い、検査の流れや注意点を学びながら、現場の動きを少しずつ体得していきました。
そして迎えた3か月目。ついに、現場の主担当に選ばれました。
「これまでは先輩の現場にサブとして関わってきましたが、次の現場では自分がメインで担当します。今は、その現場の図面を自分で描いて準備しているところです。責任は大きいですが、それ以上にやりがいを感じています」
とはいえ、ここまでの道のりが簡単だったわけではありません。
「一番印象に残っているのは、着工初日に現場へ行ったときのことです。職人さんたちが次々と作業を進めていく中、自分だけが流れに乗れず、何をすればいいのか分からなくなってしまって、現場の無力さを痛感しました」
その経験を通じて、図面を描くだけでは現場は動かないという現実を身をもって理解し、より現場感覚を重視した図面づくりへと意識が変化していきました。
「最初は図面の意味も分からず、言われた通りに描くことで精一杯でした。でも今は、施工ルールを踏まえて、現場で使える図面を意識して描けるようになってきました」
今後の目標は、初めての現場をしっかりと完遂すること。
その先には、一級電気工事施工管理技士の資格取得や、複数案件を同時に管理できるような技術者を目指しています。
「誰からも信頼される現場代理人になりたいので、
そのために、日々の積み重ねを大切にしていきたいと思っています」
Sさんが現場の主担当を任されるまでの歩みの裏には、ビーライトの整った教育体制があります。
分からないことを丁寧に教え、現場での経験を通じて着実に学べる環境が、ここにはあります。
一つひとつ積み重ねながら成長できるこの現場で、次に挑戦するのはあなたかもしれません。