【しがない建築学生のインターン備忘録①】 | 株式会社 ビーライトグループ
<ぐ~たらな春休みが色付いたインターン初日!>何か新しいことに挑戦してみたい。そう思ったのがキッカケだった。自分の将来を漠然と考え始めていた大学3年の春休み。私の通う大学の長期休みはとても長いこ...
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<建設業の3Kを払拭させられた最初の一カ月>
建設・建築業界の3Kをご存じだろうか。言わずと知れた、建築業界にはびこる暗黙の文言であり、きつい、汚い、危険の頭文字をとった略称である。最近ではこの3Kに新たな3Kが上乗せされ(給料が安い、休暇が少ない、かっこ悪い)、6Kと呼ばれることもあると聞き、建築業界におけるイメージが決して良くないことが伺える。確かに、大学での設計課題では、徹夜することが当たり前になったし、製図の授業は6時間ぶっ通しで行われることもあり、やる気と根性のない人は早々に脱落していってしまう。私は親戚に建築家がいたり、舞台観劇が趣味で劇場建築などに興味があったりしたので、建築に対するマイナスなイメージをそれほど持たずに建築学科に入学することができたが、一般的に持たれがちな建築業界のイメージはやはり、先に述べたようなものだろう。
また、本業界は専門性が高いため、はなから就職に対するハードルが高く、そこへ前述したようなマイナスイメージが重なるため、若手の人材不足が常に頭を抱える問題であることは容易に想像できる。私も最初施工管理会社でインターンを始めると両親に話した時、大丈夫?と心配されなかったわけではない。
しかし、インターンが始まり1か月が経過した今、少なくとも私が建築業界に抱いていた好ましくないイメージは消え去った。まず、働き始めて驚いたのは、社員の平均年齢の若さだ。普段の業務でCAD (※1)を教わっている施工管理部のリーダー、I.A.さんはまだ20代だし、事業推進部のリーダーで私に恋愛のアドバイスをしてくれるW.Y.さんも20代である。
初めてのインターンで、社会人の大人に入り交ざって仕事をするだけでも気が引けるのに、更に年が離れた目上の方ばかりの職場だと何かと気を遣う必要があり、緊張感が抜けないだろう。若手の人材不足と労働者の高齢化が深刻化する建築業界において、その環境下で仕事をすることに私も不安を抱えていたが、ビーライトではそのような心配は無用だと感じた。東京支社の社員の平均年齢は31.2歳で、仕事を教えてくださる社員の方々とはリラックスして良い意味で対等に会話することが出来る。昼食時には、弁当を持参していない人達で近くのごはん屋さんに仲良く出掛けて行くし、会社に残って昼食を摂る人はオフィスの休憩スペースで一つのテーブルを囲んで食事をする。仕事では関わらない方々とも交流を持てる貴重な機会でもあるので、私はこの時間が好きになった。先日は、昼食後にみんなでトランプをして盛り上がり、和気あいあいと会話が弾んだ。
1時間の昼食休憩が終わると、それぞれまた仕事に戻るのだが、仕事に向かう姿は昼食時の楽しい感じとは打って変わり、真剣そのもの。真摯に取り組み、丁寧かつ確実に成果を上げていく彼彼女らの姿勢は、闘志に燃えている。私もそんな彼彼女らの一員として会社にいれることを誇りに思うし、早く仕事を覚えて会社に貢献したいと意識を高めることが出来るのだ。堂々と全力で何かに挑戦できる環境はそうそうあるとも思わないし、私はそんな場所に身を置けることに感謝したい。
ビーライトでインターンを始めてから驚いたことの2つ目は、残業が極めて少ないことである。インターン生は朝9時に出社し、18時に退勤するのだが、私は今まで残業をしたことがない。そして私たちインターン生だけではなく、社員も18時になるとどんどん帰宅していくのだ。労働者の多くは1日8時間という労働契約が存在し、 “残業”はそもそも例外的な労働であるにも関わらず日本ではその認識が欠落している会社が多いように思う。
その証拠として以前『私、定時で帰ります。』 というドラマが話題になり、多くの視聴者の共感を誘ったことは記憶に新しい。世の中で“働き方改革”が叫ばれる中、身近にある社会問題を提起し「なんのために働くのか?」「自分と仲間を大切にすること」というメッセージを伝えた本作は、当時高校生であった私にとっても印象的であった。少し話がずれてしまったが、残業が少ないというビーライトの社風は、会社が仕事の量ではなく質を大切にしているということの証明ではないだろうか。
事実、私もインターンを始めてから、何事も時間を定め効率を考えて行動するようになった。例えば普段の生活において、何時までに洗濯を終わらせる、この順序で料理をすると早く出来上がるかなど、常に先の行動を見据えることで、作業効率は向上したように思う。「塵も積もれば山となる」ということわざがあるように、些細な意識の積み重ねがいつか大きな成長を生むことを信じて、これからもこの方法を実践していきたい。
初めてのインターン。あっという間に1か月が過ぎた。建設業の6Kのイメージはあとかたもなく消え、自分もまた心の成長を感じられるようになった。今後も備忘録を続けながら業務に邁進し、会社に役に立つ存在になりたい。
【しがない建築学生のインターン備忘録③】はこちら!
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