世界中のトレカファンが訪れる街・秋葉原。その中心で、多くのコレクターから支持を集め、圧倒的な存在感を放っているのがスニダントレカ秋葉原店です。
2023年のオープン以来、国内のお客様はもちろん、海外からのお客様も数多くご来店いただき、トレーディングカード市場の成長を追い風に、トレカショップとして最前線を走り続け着実に実績を積み重ねています。
そんなスニダントレカ秋葉原店の販売フロアを率いるのが、高塚一樹さん。前職は介護士という異業種出身でありながら、24歳という若さで販売フロア責任者に抜擢され、世界中のお客様が訪れる店舗の運営を担っています。
異業種からトレカ業界へ飛び込み、どのようにキャリアを築いてきたのか。そして、急成長する組織で責任者として何を考え、どのような挑戦を続けているのか。インタビューを通じ「スニダントレカで働く」ことのリアルを、高塚さんとのインタビューを通してお届けします。
販売フロアの責任者とは?
―本日はよろしくお願いいたします。
高塚:よろしくお願いいたします。
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―高塚さんは現在、販売フロアの責任者としてご活躍されています。販売フロアの責任者とは、どのような役割なのでしょうか。
高塚:まずは販売フロアの役割からお話しします。
販売フロアは、その名の通り「商品を販売し、売り上げを伸ばすこと」を目的とした部門です。その中でも特に重要なのが、「品出し」と「接客」の2つです。
品出しでは、ショーケースに空きができないよう商品をこまめに補充しています。スニダントレカ秋葉原店のショーケースには、高単価商品をはじめ、豊富な種類のトレーディングカードが並んでおり、中には世界的にも流通枚数が少ない希少なコレクターズカードや、当店ならではのレアカードも取り揃えています。そのため、「見ているだけでも楽しい」と多くのお客様からご好評をいただいています。だからこそ、お客様がいつご来店されても豊富なラインナップをお楽しみいただけるよう、ショーケースに空きができない状態を維持し、見やすく魅力的な売り場づくりを心掛けています。
接客では、お客様に気持ちよくお買い物を楽しんでいただき、「また来たい」と思っていただける店舗づくりを意識しています。スニダントレカ秋葉原店では、他店と比べても高単価なカードを取り扱う機会が多く、お客様にとってはブランド品や高級品を購入するような特別なお買い物となることも少なくありません。そのため、一人ひとりのお客様に寄り添い、カードの状態や特徴を丁寧にご案内し、安心してお買い物を楽しんでいただけるよう、質の高い接客を心掛けています。
この2点をより良くするためには何が必要なのかを常に考え、改善し続けることが、販売フロア責任者として最も重要な役割だと考えています。
―なるほど。売り上げを伸ばすための戦略を考え、現場をリードしていく役割ということですね。
高塚:もちろん売り上げを伸ばすことは店舗全体で取り組むべきテーマです。
店舗では、「買い取り」「販売価格を決定する」「商品を販売する」という一連の流れで運営しています。そのリレーの最終走者が私たち販売フロアです。
だからこそ、自分たちの工夫や取り組みが最終的な売り上げに直結します。その責任を持ちながら、店舗全体の成果に大きく貢献していきたいと考えています。
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市場の最前線で感じるトレカ市場の変化
―この店舗は世界中のお客様にご利用いただいており、常にトレーディングカード市場の最前線にあると思います。実際に現場で働く中で、市場の変化を感じることはありますか?
高塚:やはりポケモンカードの人気は、スニダンアプリの取引量を見てもわかる通り凄まじいです。ただ、最近ではポケモンカードだけでなく、その他のタイトルの取引もかなり活発になっています。
また、国や地域によって人気のタイトルが異なることも、この店舗ならではの特徴です。例えば、ワンピースカードゲームは東南アジア圏のお客様から特に人気が高く、多くのお取引をさせていただいています。
こうした状況を見ると、ポケモンカードだけでなく、TCG業界全体が以前よりも大きく盛り上がっていることを日々実感しています。
未経験アルバイトから責任者へ
―高塚さんは未経験のアルバイトとして入社され、現在では取引量などのデータを分析しながら店舗運営をされています。当時から数字を分析する力はあったのでしょうか?
高塚:いえ、最初はまったくありませんでした(笑)。数字分析が得意なメンバーももちろんいますが、僕は感覚だけで仕事をしていましたが、未経験でも興味があればすぐに身についてくるものだと思います。
当社では毎日目標を設定し、朝のミーティングでその日の戦略を話し合っています。例えば、市場の相場や前日の買取・販売実績をもとに、「今日は買取を強化するべきか」「販売に注力すべきか」といった方針を全員で擦り合わせ、それぞれが今日の営業中に果たす役割や目標を明確にした上で業務に臨みます。
その場では上司がどのようなデータを見て意思決定しているのか、その考え方まで学ぶことができますし、何よりこの会社は取引量が圧倒的に多いため、日々さまざまなケースに触れながら成長のヒントを得られる環境だと感じています。
大切なのは、その膨大なインプットを自分なりに考え、実際の行動へアウトプットすることです。
アルバイト時代は「これは売れそう」という感覚だけで動いていましたが、今ではデータや根拠をもとに判断し、運営できるようになりました。
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―そうした力は、上司とすり合わせをしながら試行錯誤を重ねて身につけてきたのですね。
高塚:そうですね。受け身ではなく、常に「なぜこうなっているんだろう」と考える癖がある人は、どんどん成長できると思います。
例えば、「このカードは最近よく売れているな」と感じたら、「なぜ売れているのか」を相場や市場の動きまで調べて、自分なりの答えを見つけにいく。その積み重ねが大切です。
そうした考え方が身につけば、この業界で活躍するためのスキルも自然と身につきますし、成果を出してキャリアや年収を伸ばしていける環境だと思っています。
責任者として感じるやりがいと難しさ
―販売フロア責任者として日々取り組まれていますが、その中で苦労したことはありますか?
高塚:自分は今24歳ですが、この年齢でマネジメント経験が豊富な人は多くないと思います(笑)。
スニダン秋葉原店には、2024年の7月にアルバイトとして入社し、2025年の3月で正社員登用が決まりました。その後、2025年の9月に販売フロア責任者補佐に就任し、3ヶ月後には2025年11月に販売フロアの責任者に就任するという、スピード感で役割をまかせてもらいました。
プレイヤー期間で上げた成果としては販売フロア責任者が不在の時間帯にはフロア全体の運営を担い、状況に応じてスタッフへ指示を出しながら店舗を回していました。また、商品の品出しをより迅速に行えるようオペレーションを見直し、売場づくりのスピードと品質の向上にも取り組んできました。
接客面では、一人ひとりのお客様との信頼関係を大切にし、継続的にご来店いただける関係づくりを意識していました。その結果、自分が接客を担当したお客様との高額のお取引につながったケースや、法人のお客様との新規取引を複数件獲得するなど、売上面でも店舗に貢献することができました。
もともとはプレーヤーとして成果を出すことが得意だったので、マネジメントや育成になってからは今でも難しさを感じています。
販売フロアの責任者に就任した当初は、マネジメントよりも「どうすればフロアの数字を伸ばせるか」ということばかり考えていました。
でも今は、それ以上に一人ひとりと向き合うことを大切にしています。「どうすればこの人が成長できるか」「やりがいを持って働けるか」「働きやすい環境をつくれるか」といった、”メンバーのパフォーマンスを最大化すること”を一番に考えながら日々取り組んでいます。
売り上げというマクロな成果を出すためには、まず人というミクロな部分を良くしていく必要があります。役割を明確にしたり、目標を設定したり、フロア全体の意識を合わせたりと、そうした部分は今も意識して強化しています。
この年齢で責任者という貴重な経験を任せてもらえていることには、本当に感謝しています。店舗運営全般をはじめ、売上管理、スタッフの育成やマネジメント、日々の戦略立案など、大きな裁量を持って仕事を任せてもらっています。自分の判断や行動が店舗の成果やチームの成長に直結する環境だからこそ、責任の重さを感じる一方で、それ以上にとても大きなやりがいを感じています。
―個人と向き合うことを大切にされているとのことですが、例えば業務時間外に積極的にコミュニケーションを取るなどもされているのでしょうか。
高塚:そこまで意識して時間をつくっているわけではありません。ただ、高圧的にならず、「話しかけやすい人」「困ったときに相談しやすい人」でいられるようには心掛けています。
実際にどう思われているかは分かりませんけどね(笑)。
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―責任者として一番嬉しかった出来事は何ですか?
高塚:一番印象に残っているのは、今年の元旦営業です。
その日は非常に高い売り上げ目標を掲げていたのですが、営業中に数字を見たとき、このままでは達成できないと感じました。
そこで副店長と相談し、自分なりに考えた施策を実行した結果、最終的に目標を達成することができました。
販売だけでなく買取フロアからも応援に来てもらい、店舗全体でSODAの行動指針(バリュー)ある「One Team」を体現できた一日だったと思います。全員が同じ目標に向かって動き、達成できたことが本当に嬉しかったですね。
営業終了後に店長から「高塚がいなかったら、この数字は達成できなかった」と声を掛けてもらえたことも忘れられません。今でも励みになっている言葉です。
―接客の中で印象に残っているお客様はいらっしゃいますか?
高塚:特定のお客様というより、自分が接客したお客様はほとんど覚えています。
何度かご来店いただいている方には、「先日はありがとうございました」とお声掛けすることもあります。
―ほとんど覚えているんですか?
高塚:責任者として、お客様一人ひとりと向き合う意識は常に持っています(笑)。
「カードショップで働いてみたい」という気持ちがキャリアの転機に
―前職は介護士だったと伺っています。まったく異なる業界に挑戦されたきっかけを教えてください。
高塚:もともとトレーディングカードが好きで、「いつかカードショップで働いてみたい」という憧れがありました。
SODAとの出会いは、たまたま求人を見つけたことがきっかけです。最初は「好きなことを仕事にできたらいいな」という気持ちで応募したのですが、面接を通じて店舗運営や事業に対する考え方、これからさらに成長していくフェーズであることを知り、「ここなら自分も挑戦しながら成長できそうだ」と感じ、入社を決めました。
―そこから責任者まで成長されたわけですが、何か成長の転機はあったのでしょうか。
高塚:一番大きかったのは、「やるしかない環境」だったことです。今では1階も7人ほどで営業していますが、自分が入社した頃は3人ほどしかいませんでした。
当時は現在のように1階が主にPSA鑑定品、2階がシングルカードというフロア分けではなく、1階でPSA鑑定品とシングルカードの両方を展開していました。そのため、品出しや商品管理の量は今以上に多く、常に店内を動き回るような環境でした。そんな状況だったので、自分も自然と「やるしかない」という気持ちで毎日取り組んでいました(笑)。
周りの先輩方も丁寧に教えてくださり、自分も要領よく吸収できたことで少しずつ成長できたと思います。忙しい毎日ではありましたが、振り返るとその忙しさが自分には合っていました。気付いたら一日が終わっているような感覚で働けましたし、店舗の売り上げがどんどん伸びていく様子を間近で見られたことにも大きなやりがいを感じていました。仕事への熱量や吸収力を評価していただけたのだと思います。
―前任の販売フロア責任者(現・名古屋店責任者)から受けた影響も大きかったのでしょうか。
高塚:そうですね。受け継いでいることはたくさんあります。ただ、まだブラッシュアップできる部分も多いですし、自分は「あの頃よりもっと良いフロアをつくりたい」という思いで取り組んでいます。面白いことに、自分は前任者の先輩がぶつかってきた悩みや課題と同じところで壁にぶつかっています。悩んで相談すると、「俺もそこは同じだったよ」と言われますし、店長からも「それは〇〇も同じところでつまずいていたよ」と言われることがあります(笑)。
スニダントレカ秋葉原店で働く価値
―高塚さんが考える、この会社で働く一番の価値は何でしょうか。
高塚:一番は、この規模の売買を経験できる店舗は他にないということです。
これだけの取引量を経験できる環境は非常に貴重ですし、「なぜこれほどの売買が成立しているのか」というノウハウを現場で学ぶことができます。
また、役職に関係なく誰でも意見を発信でき、挑戦できる環境があります。裁量も大きいので、自分で考えたことを形にしやすい職場です。
将来、自分でカードショップを経営したい人や、店舗運営を本気で学びたい人にとっては、これ以上ない環境だと思います。
今後のビジョン
―最後に、今後のビジョンについて教えてください。
高塚:これからも変わらず会社に貢献していきたいと思っています。
振り返ると、自分のキャリアはかなり早いスピードで進んできました。アルバイトとして入社し、半年で契約社員、その半年後には正社員となり、その後すぐに販売フロアの責任者を任せていただきました。
販売フロアの責任者になること自体は「いつかはそうなるだろう」と思っていましたが、想像していたよりもずっと早くその機会をいただきました。
だからこそ今は、役職に自分の実力が追いつくよう必死に努力している段階です。
個人としても「将来こういったキャリア形成をしていきたい」というビジョンをちょうど描き始めているところです。
マネジメント力をさらに磨き、より大きな決裁を任せてもらえるようになれば、マネージャーや販売フロアの枠を超えた価格担当など、新しいキャリアも見えてくるのではないかと思っています。
その時になって初めて、自分の次のビジョンが見えてくる気がしています。
そうですね...最終的には"ビッグな男"になりたいですね。(笑)
―その言葉どおり、さらに大きく成長される姿を楽しみにしています。本日はありがとうございました!
高塚:ありがとうございました。
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