こんにちは。NX・NPロジスティクス(株)です!
第2回目のストーリーは、当社が事業を行う上で根幹となる考え方、拠り所になっている思いでもある【私たちのミッション】【私たちの約束】という経営理念についてぜひご紹介させていただきたく、取締役 執行役員の中林さんに語っていただきました。
目次
NPLの「私たちのミッション」、「私たちの約束」とはどういうものなのでしょうか?
この経営理念はどのようにして作られたのですか?
この経営理念にはどのような思いが盛り込まれているのでしょうか?
パナソニックらしさやNPLらしさはどのように表現されているのでしょうか?
実際の会社全体や職場の雰囲気もそのような感じなのでしょうか?
一方で、時代も働く人の価値観も変わり、多様性が重視される時代ですが、そのような中で経営理念も変わっていくのでしょうか?
最後にNPLを志望されようとする方にメッセージをお願いします!
NPLの「私たちのミッション」、「私たちの約束」とはどういうものなのでしょうか?
一言でいうと、私たち従業員が大事にする経営理念です。
当社は親会社であるNXグループの【私たちの使命=それは社会発展の原動力であること】等の経営理念に基づき経営を行いますが、それに加えてNPL独自の経営理念も掲げており、それが「私たちのミッション」、「私たちの約束」となります。
経営理念では、私たちの会社が目指す方向性とその目標に向けて、私たち従業員の心構えや行動規範が記されています。
この経営理念はどのようにして作られたのですか?
もともと当社はパナソニックのグループ会社で、当社の創業者である松下幸之助が作られた経営理念(パナソニックと同じもの)を掲げていました。
しかしながら、2014年の資本譲渡により、パナソニックグループから今のNXグループに移行するに際して、パナソニックグループとしての経営理念は使えないということになりました。
その時の選択肢としては、NXグループの経営理念をそのまま使うという道もあったのですが、パナソニックの資本も入っていますし、NXグループとなってもパナソニックグループ時代に培ってきた経営についての思いや、従業員が培ってきたノウハウやマインド、風土については、ずっと残していきたいという思いがあり、NXにも了解をいただいて、私たち従業員でプロジェクトを組んで自前で作ろうということになったのです。
当時の社長・経営陣も当社独自の経営理念を作ることに賛成をしていただいており、本社在籍だったNPL社員(プロパー)の部長3名でプロジェクト化して検討を進めました。
基礎をこのメンバーで作りながらも、これからのNPLを発展させていく次期責任者層などの意見を聞き、従業員が納得感を持てるように作り上げていきました。
この経営理念にはどのような思いが盛り込まれているのでしょうか?
まずはNPLがどのような会社であるのか(生い立ちや生き様)を伝えよう、更には諸先輩がどんな気持ちで仕事をされてきたのかということも残していこうということで、そのような思いについては、私たちのミッションにおいて記しています。
そのうえで、パナソニックの経営理念や松下幸之助創業者の教えや伝統、経営の姿勢については維持・継承していきたい、という思いをベースに作っていきました。更にはパナソニックの方にも堂々とお見せできるもの、そして他のお客様への姿勢や向き合い方やパートナー会社の皆様へのメッセージも表現し、最終的には社会への向き合い方を公言・約束するという思いで作成しました。
長年、パナソニックのグループ会社として誇りをもって事業を作り上げてきた当社において、資本譲渡は正直インパクトが大きいことでした。
そのため、経営理念の策定におけるプロジェクトメンバーの共通の思いとして、
何よりも、全従業員に、引き続き前を向いて誇りの持てる会社にしていくことを明確に打ち出そう!
誓い合おう!ということに一番重きを置いて作りました。
【私たちのミッション】
私たちはお客様のパートナーとして
グローバルなエレクトロニクス物流のイノベーションを創造し
社会の発展と人々の幸せに貢献します
【私たちの約束】
「創る」たゆまぬ研鑽と自らの変革でお客様の期待を超える”感動”を創ります
ー私たちの最大の喜びは、お客様に喜んでいただき、感謝されることです。
自らを磨き、変化させ続けることによって、常に最高のサービスをご提供しましょう
「築く」誠実な姿勢と感謝の気持ちでお客様・パートナー会社様との”信頼”を築きます
ー私たちの仕事はお客様とパートナー会社様があって成り立つものです。
常に真心を込めて接し、感謝の気持ちを持ち続けましょう
「磨く」旺盛なチャレンジ意欲と果敢な行動で”私たちの力とお客様へのサービス”を磨きます
ー私たちの会社が進化・発展していくためには、新たなことに挑戦し続けることが重要です。
壁を破る勇気と積極的な行動でお客様への「価値」を高め続けましょう
「紡ぐ」コミュニケーションとチームワークで私たちの”「絆」と「夢」”を紡ぎます
ー私たちの仕事にチームワークは欠かせません。お互いを尊重し、衆知を集め全員が夢と誇りを
持つことができる職場・会社を目指しましょう。
「守る」公平・公正・素直な心で、”社会のルールと地球環境”を守ります
ー私たちの会社は社会の公器であり、社会に役立つ存在でなければなりません。
私たち自身も社会を構成する一員であることを自覚し行動しましょう
パナソニックらしさやNPLらしさはどのように表現されているのでしょうか?
パナソニックでは共存共栄や物を作る前に人を作る、という経営理念があり、ステークホルダーや従業員を大事にするという風土がありました。更には衆知を集める、和親一致等、チームワークを尊ぶことを大事にしており、NPLも仲間を大切にする伝統や風土がありましたので、人と仲間を大事にする会社・風土こそが=NPLらしさだと思っています。
実際の会社全体や職場の雰囲気もそのような感じなのでしょうか?
現在、支店長として採用面接に参加する機会が多くありますが、インターンシップや会社説明会時における先輩社員と懇談、また複数回の面接時における面接官とのやり取り、そして窓口となる人事社員との接点の機会を通じて、当社を志望いただいている皆さんから、「NPLはお会いする方々が皆さん、いい人が多く、親切で、アットホームな印象を受ける」と言っていただいています。
また、従業員にアンケートをしたりすると、やりがいを感じるときは、「人に感謝されたとき」と答える方が凄く多いので、人を尊重したり、仲間を大事にしたり、人のために役に立ちたいという風土はある程度浸透していると思います。
一方で、時代も働く人の価値観も変わり、多様性が重視される時代ですが、そのような中で経営理念も変わっていくのでしょうか?
もちろん、時代も変わり従業員の価値観も変わってきていますので、経営のスタイルや仕事の進め方などは変わっていかざるを得ません。むしろ変化にあわせて柔軟に変わっていくべきだとは思います。
しかしながら、企業ですので皆が好き勝手に仕事をして、バラバラでいい ということにはなりません。
やはり、従業員全員がお客様との向き合い方や従業員同士のコミュニケーションの重要性など、ある程度の共通のコンセンサスがないと組織はバラバラになり、生産性も低下しますし、従業員の働きがいも低下します。
その共通認識を持たせられるものが”経営理念”であり、そのことがNPLの存在理由・存在価値に繋がっていると思います。困ったときにはこうしようとか、立ち帰る原点のようなものも「私たちのミッション・約束」だと思います。
私はサッカーが好きなのですが、例えば、非常に能力の高い11人を集めれば、そのチームは強いのか?というとそうではありません。
クラブチームであれ、国の代表であれ、強いチームにおいては、選手一人ひとりがチームの戦略や戦術をしっかりと理解し、共通認識を持っていることが非常に重要ですし、強いチームにはそのような共通認識・アイデンティティがしっかりとあります。
逆にそれがないと、いかに能力の高いスーパースターを11人集めても、個人技だけの烏合の衆で、まとまりがなく力が最大限に発揮できないということになります。
私たちの会社でいうと、その共通認識のアイデンティティこそが経営理念ということになります。
最後にNPLを志望されようとする方にメッセージをお願いします!
NPLには、電機業界の仕事を長年取り組んできたノウハウ「電機物流プラットフォーム」と、電機業界・工場で教えられ鍛えられてきた「神戸化」という二つの経営の柱・特徴がありますが、もう一つの大事な柱があり、それが「経営理念」です。
経営理念が幹としてどっしりとあり、従業員に浸透しているという事が、NPLの大きな強みです。
経営理念があればこそ、従業員同士が助け合ったり素直に行動出来たり、という企業風土に繋がっていると思います。
実際にNPLにはそのような経営理念を体現しておられる素晴らしい仲間がたくさんいますので、是非私たちの事業や経営理念に共感いただける多くの方に、NPLで仲間として働いていただきたいと思いますね。