自己紹介
2025年4月にテックタッチ株式会社のAI Central事業部に入社した横田 匡史(よこた まさし)です。テックタッチでは"ぽちぽち"というあだ名で呼ばれています。以前は不動産×AI領域のスタートアップでCTOを務めていました。開発・マネジメント・組織作りなど、多岐にわたる業務を経験してきましたが、現在はプレイヤーとして、生成AIという革新的な技術をプロダクトと事業にどう活かしていくかに期待を膨らませながら日々業務に取り組んでいます。
趣味は幅広く、いろんなものに積極的に挑戦するようにしています。近所の喫茶店の美味しいコーヒーに魅了されて自宅でも再現しようと研究したり、未知のフルーツや食材、調味料に挑戦したりしています。最近は、東京・錦糸町で見つけたエジプト料理店の伝統料理「コシャリ」に感動しました。(ちなみに記事のカバー写真がコシャリです。王道のトマトソースのコシャリでなく変わり種のイカスミベースのコシャリですが笑)また、フォートナイトは5年以上プレイしており、深夜にオンラインの友人たちと世界大会を観戦して盛り上がる時間も大切にしています。
これまでやってきたこと
東京大学大学院では深層学習(ディープラーニング)を研究し、在学中には囲碁AI「DeepZenGo」プロジェクトに参画していました。このAIは2016年に囲碁のプロ棋士である井山裕太さんに勝利し、ドワンゴ社の協力によりニコニコ動画で対局が生放送されるなど、大学院時代で最も印象に残ったプロジェクトの一つです。
2018年、大学院在学中に不動産データ解析のスタートアップであるRESTAR株式会社の取締役CTOとして参画し、プロダクト開発やエンジニア採用、組織体制作りに携わりました。2024年9月に退任後、複数企業でAI活用支援の業務委託を行い、その中の1社がテックタッチでした。
業務委託として関わったAI Centralは新規事業のPoCフェーズでした。複数企業とのPoCを通じてサービスとしてのニーズが確認できたため、顧客のセキュリティ要件を満たすインフラストラクチャーの本実装や、バックエンドの品質向上のためのリファクタリング、テストコードの追加などを行い、セキュリティと品質の両面を改善しました。その他にも採用周りのお手伝いやセキュリティチェックシートの記載など当時から幅広く業務をお任せいただきました。
なぜテックタッチを選んだのか
当初は業務委託として関わっていましたが、入社する予定はありませんでした。しかし、実際に仕事を進める中で「このチームは本当に素晴らしい」と感じることが増えていきました。
例えば、バックエンドエンジニアの業務委託採用の際、迷っている候補者に最後の一押しをしたくて、事業部責任者の中出さんとBizチームの小西さんに同席をお願いしたことがありました。中出さんは会食中にもかかわらず、1時間後にはMTGを設定し、全力で候補者にアプローチしてくださいました。業務委託にも関わらず採用にここまで真摯に向き合う組織は、正直初めての経験でした。
また、私の仕事観として、仕事は趣味の一つと考えています。趣味は一緒にいて楽しく、信頼できる人と楽しむのがよいと思っています。その意味で、テックタッチは何よりもチームの雰囲気が素晴らしい。端的に言えば「楽しそうに働いている人が多い」と感じました。特にAI Central事業部は新規事業ということもあり大変なことも多いですが、常にポジティブに問題に立ち向かい、チーム一丸となって乗り越えようとする空気があり、それが心地よかったです。
「テックタッチ」で感じた魅力
入社後もよりチームや文化の良さを実感することが多く、私がテックタッチを選んで間違いはなかったと確信しました。以下の点については特にポジティブなサプライズでした。
- 充実したオンボーディング体制: 業務委託時代も丁寧に迎えていただきましたが、2025年4月の正社員としての入社時のオンボーディングはさらに感動的でした。チーム構成や働き方のルールなど、基本的な事項を一つひとつ丁寧に説明していただき、「早くチームに馴染んで活躍してほしい」という想いが伝わってきました。
- 生成AI活用が文化として根付いている: 業務効率化や顧客提案、仮説検証など、あらゆる場面で生成AIが自然に活用されています。特に「AI Central事業部」では、その名の通り生成AIを中心に据えた業務設計がされており、AIをツールとして活用することが前提となっている点が非常に興味深いです。積極的な生成AIサービスの活用を可能にするため、大半のサービスを確認し利用方針を策定してくださっている情報システム部の勝俣さんには感謝と共に規制するのでなく利用を推進するためのルールづくりが上手いなと勉強になりました。
- 多様な才能が集まる環境: 現在は「AI Central事業部」のプロダクト開発を中心にバックエンドを担当していますが、他部署の方々とも積極的に交流させていただいています。その中で感じるのは、皆さんそれぞれが尖った才能を持ち、それを存分に発揮されていることです。特に、SRE & Platformチームの市川さんと情報システム部の勝俣さんには技術面やセキュリティ面の議論で大変お世話になり、テックタッチメンバーの技術力の高さを実感しました。
- 充実した技術スタック・開発環境: モダンな技術スタックを採用し、開発環境も整っています。特にAI Centralでは、生成AIサービスを活用した開発が可能で、技術的な挑戦ができる環境が整っています。また、CI/CDパイプラインも整備され、品質や生産性を高めるための基盤が確立されています。
- 高い採用力: 一人一人の採用に対して丁寧かつ真摯に取り組み、確実に一緒に働きたいメンバーを採用できていると感じます。これは単に技術力や文化が良いというだけでなく、それを一人一人が意識的に実践し、日々の業務で体現し続けているからこそ、面接時に候補者にとって魅力的に映るのだと、つい最近まで面接プロセスを受けていた身として実感しました。
- 良いカルチャーの浸透: 一人一人のメンバーがテックタッチのカルチャーを体現をしており、その浸透度がこれまで業務委託時代も含めコミットさせていただいた企業と比べて段違いです。その結果、単に働きやすいだけでなく高いパフォーマンスを実現できる組織ができるのだと、カルチャーの作り方や浸透のさせ方も含め、前職で組織作りをしていた身として勉強になることが多いです。もし、テックタッチのカルチャーについて詳しく知りたい方はこちらの記事やこちらの記事をご参考ください。
「AI Central事業部」での挑戦
「AI Central事業部」では、2025年はプロダクトの基盤固めと仮説検証を積極的に進めていくフェーズです。2026年以降は、より高度なLLM(大規模言語モデル)を活用したプロダクト体験を提供できるよう、今のうちから土台を築いていきたいと考えています。
具体的には以下の3点に注力していきます:
- プロダクトの品質向上:汎用的なLLM実行基盤開発とパフォーマンス最適化
- 顧客価値の最大化:PoC等の仮説検証を通して顧客の声を丁寧に聞き取り、必要な機能を迅速に実装
- 生成AIの積極的活用:最新のAI技術を活かしチーム全体の生産性や開発スピードを高める
私自身はコーディングが何よりも好きですが、ポジションにはこだわらず、事業成長に必要なことはなんでも取り組んでいきます。特にこれからのAI時代を意識して、いかに生成AIを活用して製品/組織作りをするのかを最重要項目として日々仕事しています。例えば、内向きの施策として、最小限のコストでドキュメントを育てられるような体制作りをするために、Githubのリポジトリ上でのドキュメントに移行し、Claude Code Actionsでコードの実態と合うように自動でドキュメントを更新する仕組みを構築しました。また、製品開発では安全に生成AIを実行できるような実行基盤や、生成AIからも安全にチャートを自動生成して顧客に提供できるようにするためのデータ基盤の設計・構築をリードしております。このように、高速に高品質な機能を開発できるための開発体制を整えながら、最高の顧客体験を生み出せる機能を日々試行錯誤しながら仲間と共に作っています。
このようにプロダクトだけでなく組織づくりまで関わることができ、全ての業務においてAI活用を考えられるのは、まだ0→1フェーズかつAIに積極投資している「AI Central事業部」だからこその魅力だと思っています。それが、テックタッチの中でもさらに「AI Central事業部」に賭けようと思った理由でもあります。
これから一緒に働く方へ
私の所属するAI Central事業部は、まだ立ち上げフェーズです。ですが、最高の企業文化を持つテックタッチの、新規事業部である「AI Central事業部」だからこそできる挑戦がたくさんあります。特に、LLMの発展によりあらゆる仕事・働き方を変えていく必要のあるこれからの時代、LLMに積極的に使え、自身のコミットがダイレクトにビジネスの発展につながるAI Central事業部は、Biz/Prod等のポジション関わらず、あらゆる方にオススメできます。だからこそ、やる気のある優秀な方々と一緒にサービスを作っていけると嬉しいです。特に、以下の点に興味のある人にはオススメです。
- 技術とビジネスの両面にコミットしたい
- 素晴らしいチームで、楽しく仕事がしたい
- プロダクトを支える技術基盤を作りたい
- 最新LLM技術に触れながら、実用的なプロダクトを作りたい
- 生成AIを活用して0→1フェーズのプロダクト開発に携わりたい
様々な挑戦をし、キャリアアップを目指している人にはきっと魅力的な環境だと思います。ぜひ気軽にカジュアル面談でお話ししましょう!