自分のキャリアの原点と変化
私のキャリアは漫画編集という少し珍しい職種からスタートしました。
大学は私立の文系を卒業し、根っからの文系であること・そして何より漫画が好きいう
気持ちから、就活は漫画編集一択で、IT系は自分とは一番遠いジャンルであるという認識でした。
漫画編集のお仕事は大変なこともありましたがそれはもう楽しくて、作家と二人三脚で作品をつくり、届け方を設計することにやりがいを感じていました。
しかし皆様のご想像通り、業界として激務になりがちで、一時期は会社にほとんど住んでいる状態でした…。
自分の体調やライフワークバランスを考えて泣く泣く退職。その後、イベント企画会社に企画営業として転職。
多くの顧客や協力会社、下請けを巻き込みながら働くことに編集と似た側面も感じ、デザイン面でのクリエイティブな業務もあり楽しくお仕事していたのですが、なんとコロナの影響で会社が実質解散状態となり、こちらも泣く泣く転職…。
全く違う業界ではありますが、リアルな顧客の反応を間近で感じることができること、多くの人と関わりながら業務をマルチタスクに進めていくことなど共通点もあり、何となく自分が働くことに求める「軸」や得意分野が見えてきた時期でもありました。
3社目はIT系SaaS企業でカスタマーサクセス(CS)として転職。
カスタマーサクセスという言葉自体、この転職を機に知ったという具合で、全くの素人だったのですが、今までの「顧客の反応を間近で見られることが嬉しい」、「マルチタスクにいろんな人と関わりながら業務を進めていくスタイルが自分には合っているかも」という経験を活かせるもってこいの職種だと思いチャレンジ。
ありがたいことに採用していただき、CSの立ち上げ~加速期までを経験して、「ただ使ってもらう」以上に、「成果を出してもらう」ことに価値があるCS職に可能性を感じ、CSとしてキャリアを形成していきたいと考えるようになりました。
CSとしての幅を広げたい
転職のきっかけはシンプルに「色んなことができるCSになりたい」と考えたからです。
前の会社でも、マネージャーになったりエンタープライズのお客様を担当したり、色々な可能性はありました。
でも、扱うプロダクトが変わらない中で対応できる範囲にも限界があって、「本当にお客様の課題に向き合えてるのかな…」ともどかしさを感じることが少なくなかったんです。
お客様の課題に対してよりクリティカルなサクセスをもたらすようなプロダクトであれば提案の幅が広がり、必然とこちらのできること、CSとして伴走していく期間も長くなるだろうと考えたのです。そういった環境で自分のできることを増やしたいというのが転職の大きな理由でした。
そして本質的な課題を解決するためには、より多くの企業で普遍的、汎用的に使える製品であること、そして何より自分自身が自信をもってお客様に勧められる製品であることが重要だと考えました。
そんな時にたまたま目にした募集要項がテックタッチでした。
テックタッチの製品に感じた“かゆいところに手が届く”価値
はじめて「テックタッチ」の概要を知った時の感想は、まさに「こんな便利なのあるんだ!いいな~!」でした。実際に前社でもMAツールを導入していて、わかりにくい…めんどくさい…から全くシステムが定着せず、投資が台無しになっていく様子を見ていたからです。そしてこんな便利なシステムがノーコードで実装できるの?!という純粋に感動したのも覚えています。
また、DAP(デジタルアダプションプラットフォーム)という分野自体、この時に初めて知ったのですが、将来性があること、何よりテックタッチの製品は、“人の不安や戸惑い”を想定した設計になっていて、単なる機能ではなく「ユーザーへ親切であること」をプロダクトに落とし込んでいる点がCSとして大事にした部分にもつながり、魅力的に思いました。
「テックタッチ」であれば、多くの企業が抱えている本質的な問題に、「テックタッチ」ならではの解決ができるのでは、そしてその過程にCSとして参加するのはすごくアツいんじゃないかと感じたのです。
※DAP(デジタルアダプションプラットフォーム)とは
ツールの使い方を画面上でサポートしてくれる仕組み。ユーザーが迷わず操作できるように手助けしてくれます
「いつでもごきげん」な会社で働く
そして、テックタッチのカルチャーにも強く魅力を感じました。
なかでも「いつでもごきげん」というカルチャーは、テックタッチらしさを象徴していると感じています。
これは単にポジティブに振る舞うということではなく、自分自身のコンディションを自分で整えつつ、チーム全体で前向きな雰囲気をつくっていこうという姿勢だと受け取りました。
これまでの職場でも、メンバーの感情やモチベーションが成果に直結する場面を数多く見てきたからこそ、テックタッチのように、個人の心地よさとチームの一体感を両立させる文化の重要性を強く実感しています。
こうした環境であれば、無理なく、健やかに、そして長期的に成長していけると感じました。
実際に入社してみて、なるほどこれはごきげんだ!と感じる場面も多いです。
テックタッチには入社時のオンボーディングで「チーム以外の人とも話してみよう」というものがあり、15名ほどの方とおしゃべりさせていただきました。
仕事の内容から趣味・好きな食べ物まで話題は多岐にわたったのですが、どの方も忙しい中時間を割いているといった「やれやれ感」が本当に0だったのです!
15人もいれば塩対応な方も中には…と思っていたのですが、本当にいい意味で裏切られました。
ウェルカムな空気感を一部の人が担保しているのではなく、ひとりひとりが作り出していくという意思を感じて、おそらくこれは業務に入った時も働きやすいだろうなということが初期の段階で想像できたうれしい経験でした。
※オンボーディング
入社した際、新しくツールを導入した際などの走り出しの時期をサポートする取り組み。
またそれに伴って選考期間が若干長めなのも特徴です。
私自身選考中はやや不安になったこともありましたが笑、ふたを開けてみれば
それだけテックタッチのカルチャーにマッチするかを見てくれている、ということでした。
今までの転職活動はハードスキルが重視されていたように感じたのですが、テックタッチではハードスキルと同じぐらいソフトスキルも重視していて、転職あるあるの「入ってみたら雰囲気が合わなかった」がかなり起こりにくいように設計されていると感じました。
転職希望者にとっても、会社にとってもかなり重要なことですが、どうしても後回しにされがちなことで、それを選考の段階で社員一丸となって協力していること自体が「いつでもごきげん」を表していると思います。
テックタッチのCSを選択するということ
これまでのキャリアで大切にしてきた「人に寄り添うこと」や「本質的な課題に向き合うこと」。それらを、テックタッチではプロダクト・チーム・カルチャーのすべてを通じて体現できると感じています。
「プロダクトの力を最大限に活かしながら、お客様の成功に本気で向き合える」——そんな環境でCSとしての幅を広げられること、そしてそれがテックタッチだからこそ実現できることに、今はわくわくしています。
“テックタッチでCSをする”という選択は、他のどこでもない、自分が本当にやりたいCSのかたちに、一歩踏み出す選択でした。
プロダクトへの信頼とカルチャーへの共感、そして自身の成長意欲。
この三つを原動力に、テックタッチでしかできないCSとしての挑戦をしたいと考えています。