今回、インタビューするのは、エディターチームの相葉さんです。
相葉さんは2022年7月に入社。
入社して1年ほどですが、前職の経験を生かしながら、日英バイリンガルのライターとして活躍しています!
これまでのキャリアについて教えてください。
「大学卒業後に総合電機メーカーに入社し、コンピューター関係の海外営業に携わっていました。5年間働いたのち、結婚とともに主人の転勤で台湾に住むことになりました。日本に帰国してからは、派遣として翻訳や通訳など英語に携わる仕事をパートタイムでしていました。幼少期には英語圏に住んでいたので、語学力を生かしたいなと思ったんです。
もう一つ並行して仕事をしていたのですが、料理研究家の方のアシスタントとして20年間働いていました。そちらもパートタイムで不定期だったのですが、多い時で月に10日ほどですね。
そこで料理とうつわに関わっていた経験が、今の仕事に生かされていると感じます。お客様からケータリングを頼まれて、盛り付けを担当していたことがあるのですが、こういう料理にはこういう器が似合う、という感覚が磨かれたような気がします。
料理研究家の先生は、はじめは懐石料理を作っていた方だったのですが、お花のアレンジメントの先生でもあったんです。海外生活が長く、なんの基礎もなかった私は、料理にまつわる日本の文化を、側で見て一から学んだような感じでした。また、先生が自分では思い付かないようなアレンジをしている姿をみて、『自由な発想で料理や器を捉えて良いんだ』と気が付かされました。」
Musubi Labに入社を決めた理由
「料理研究家の方が年配になり、仕事が月に2〜3日に減ったことや、娘が高校を卒業したタイミングで、別の仕事をしたいと考えるようになりました。周囲でも、専業主婦が子育てがひと段落して働き始めたという話を聞いていたので、良い刺激になったと思います。
「『在宅もできる、英語を使った仕事』が条件で、あとはできるだけ近くだと良いなと思っていました。そこで検索に出てきたのがMusubi Labでした。あとは面接した時のお話に共感したことや、今までの英語の仕事とは違う、自分の経験を生かしながら英語も使えるのではないかという直感が決め手になりました。」
入社後の感想
「ライターとして働くのは初めてだったのですが、最初は自分が考えていた仕事内容とのギャップに戸惑いました。これまでも英語力を生かして通訳や翻訳をやっていたので、同じように頼まれた仕事をこなしていけばいいのかな?と思っていたのですが、自発的にコンテンツを作っていくことが必要なので、その難しさに直面しました。
英語という母国語ではない言語を使って、食器の商品説明や、使用方法などのブログを書くことが想像以上に大変だったんです。最初の頃は食器に関する深い知識もなく、それに相当する英単語や表現などもわからなかったので、『本当に自分にこの仕事ができるのかな』と何度も悩みました。今でもうつわの専門書や英文の本を読みながら勉強しています。
また、社内のチェックをクリアしないといけないので、自分のアイディアが採用されないこともありますし、いざ書き終わったと思っても、何度も修正が必要になることもあります。コンテンツの内容にあわせてカジュアルだったり、ややフォーマルだったり、色々なトーンで書く必要があるので、単語の使い方や文体の調整が難しいなと感じます。
ただ、手探りで書いているからこそ、満足する文章が書けた時やお客様から良いレビューを頂いた時には、この仕事をやっていて良かったなと感じますね。元々好きだった料理や食器に関わる仕事なので、うつわについての知識も増えたり、実際に器を購入したり、今まで以上に器に対しての興味が湧いて、自分の生活にも良い刺激となっています。」
今の役割について教えてください。
「サイトに載せる全ての文章をライターが担当しています。商品ページの説明や、伝統工芸の産地や窯元の紹介文、作家へのインタビュー記事、ギフト記事、オフィスでテーブルセッティングを組んだ時の紹介文など、多岐にわたります。ECサイトですから、商品を売るという目的はもちろんですが、お客様がリピーターになってくれるよう、読んでいて楽しく雰囲気の良いコンテンツにする必要もあるので、いつもそのバランスについては気をつけています。
また、ライターというとリモート勤務も可能で、自分の裁量で文章を完成させるイメージを持っていたのですが、Musubi Labの仕事ではそうではないんだな、と身をもって感じることが多いです。実際にオフィスにある商品を見ながら文章を書くことがほとんどですし、写真や動画をアートディレクターチームの確認のために撮影に参加することも多いです。また、顧客のニーズにも合うように、売り上げの傾向も確認しながらコンテンツを考えるので、週一回の企画会議の参加も大事です。ただ、社内の密なコミュニケーションというと敷居が高い感じがしますが、皆オープンでなんでも聞ける雰囲気だと思います。お菓子を食べて息抜きしながらの会話でコンテンツのアイディアが生まれたりします。」
1日の流れは?(撮影日の場合)
9:00 出社
その日のテーブルセッティングに使うお皿やメニューやテーマについてのヒアリング。
9:30 撮影スタート
演者として食卓を囲むシーンに入ったり、商品をクローズアップした撮影では、箸やグラス持つなど手元を入れたりもします。
11:00 2つ目のテーブルセッティングの撮影スタート
12:30 休憩・昼食
13:15
テーブルセッティングに関するブログに着手。メモをもとに、使った商品についての調べ物などをしながら書き進めます。
15:00
ちょっとした休憩は自由にとっています。テーブルセッティングで使用したお菓子があったので、皆で食べました。
17:00 退社
撮影がない日は、企画会議をおこなったり、インタビュー先やロケにライターとして同行することもあります。
最後に、入社を考えている方へのメッセージをお願いします。
「自分らしさを生かしつつも、日々刺激を受けることができる、とても良い環境だと思っています。ライター業は初めてだという方でも、今までの社会人経験や英語力を生かしたい方や、海外と日本を繋げるという部分に興味や関心が強く、好奇心が旺盛な方、アイディアが豊富な方からの応募を、ぜひお待ちしています!」