Q1. 現在、所属されている部署と役職(担当)を教えてください。
A. 全社開発部門を統括するCTOとして、戦略的な技術投資と組織運営を担っております。主軸としては、Archaive SaaS事業部において開発責任者を兼務し、プロダクト開発の陣頭指揮を執っています。
Q2. CTOと開発責任者、それぞれの具体的な業務内容を教えていただけますか?
A. CTOとしては、全社エンジニアリングチームの生産性最大化に向けた組織設計、アジャイル開発手法や知識共有プラットフォームの構築、そして先進的な試みとして、AIエージェントを活用した開発パイプラインの効率化などを推進しています。Archaive事業部においては、プロダクトマネージャーが定義するビジネス要件を技術的に実現するための戦略策定から実行、十数名のエンジニアのパフォーマンスマネジメント(進捗管理、技術指導、コードレビューを含む)、ユーザーエクスペリエンス(UI/UX)の継続的な改善、およびチーム全体の技術的成長と結束力の強化に注力しています。
Q3. 特に「やりがい」を感じるのは、どのような瞬間ですか?
A. 経営戦略における利益最大化という視点と、技術者としての純粋な技術的探求心、この二つを高度に両立できていると実感できる瞬間は、格別なやりがいを感じます。加えて、当社のエンジニアがストレスなく、最大限の能力を発揮できるような開発環境、すなわち開発体験の向上に貢献できていると実感できた時にも、大きな充足感を得られます。
Q4. エンジニアの開発体験向上のために、具体的にどのような取り組みをされていますか?
A. 開発効率のボトルネックとなりがちだったコードレビューの遅延を解消するため、マネジメント層へのレビュー依頼を含め、24時間体制で即座に対応可能な自動コードレビューAIを内製しました。これにより、レビュー待ち時間を劇的に削減し、結果としてプルリクエストの頻度が増加、ひいてはSaaSプロダクトのアップデートサイクルの加速に大きく貢献しています。
Q5. その自動コードレビューAIは具体的にどのような点をチェックし、導入後の反応はいかがでしたか?
A. フロントエンド(Next.js/React/TypeScriptなど)とバックエンド(Python)それぞれに対して、詳細なコーディング規約とアーキテクチャ設計原則を定義し、命名規則、コーディングスタイル、型定義の厳格性、セキュリティ脆弱性の検出、PEP 8への準拠、コードフォーマットの統一など、多岐にわたる項目を網羅的にチェックしています。導入後のエンジニアからのフィードバックは非常にポジティブで、「レビュー待ちによるコンテキストスイッチの抑制と、スムーズな開発フローが実現した」という声や、レビュー担当者からも「定型的なチェックから解放され、より本質的なレビューに集中できるようになった」という意見が寄せられています。
Q6. 逆に「これは大変だな」と感じることはありますか?
A. 経営層の一員として、事業全体の利益最大化を常に念頭に置く必要がある一方で、現場の開発者の開発体験、生産性向上、そして技術的好奇心の追求といった、エンジニアリング組織の健全な成長に不可欠な要素との最適なバランス点を模索し続けることは、常に高度な判断力と多角的な視点が求められるため、骨の折れる作業だと感じています。
Q7. STAR UPに入社される前は、どのようなお仕事をされていましたか?
A. 基盤技術としてのAIに関する研究開発職を皮切りに、AIエンジニア、インフラエンジニア、プロジェクトマネージャー、そして直近では生成AIを活用した新規事業立ち上げにおける技術責任者、さらには技術顧問としてのフリーランスエンジニアなど、幅広い技術領域と役割を経験してきました。
Q8. フリーランスからSTAR UP社に入社しようと思われたきっかけは何ですか?
A. 事業創造そのもののダイナミズムと、生成AIが社会にもたらす変革の可能性に強く共感したことが大きな理由です。そして、高度な技術を社会実装し、その推進力として活用していく上で、STAR UPが持つ圧倒的な開発スピードと、それを支える組織文化に強く魅力を感じました。
Q9. STAR UP社の「スピーディーな開発環境」を具体的に感じたのはどのような点ですか?
A. 新規プロダクトのアイデアが生まれた際、その日のうちに仮説検証プロセスが開始され、AIを活用した高速プロトタイピングによって、迅速にペルソナに対するデモンストレーションを実施しようとする、その驚異的なスピード感に、STAR UPの強みが凝縮されていると感じています。
Q10. STAR UP社への入社を決めた、最終的な「決め手」は何でしたか?
A. 経営陣全員が知的好奇心に溢れ、オープンで親しみやすい人柄でありながら、事業の成長に対して真摯かつ情熱的に取り組む姿勢に深く感銘を受けました。最終的には、共に働く「人」と、その「姿勢」が私の決断を後押ししました。
Q11. STAR UP社の「社風」や「文化」を一言で表すと?
A. 「真摯なモノづくりを通じて社会に価値を提供したい」という強い意志を持つプロフェッショナルが集い、互いに尊重し合いながら成長を追求できる、温かいコミュニティですね。月例の懇親会や、海外在住のメンバーもバーチャルオフィスを通じて常に連携できる環境も、その一体感を醸成しています。
Q12. 「本気でモノを作る」を支える具体的な文化や制度はありますか?
A. 半年に一度、集中的な開発と交流を目的とした一泊二日の開発合宿やハッカソンを定期的に開催しています。また、エンジニアの自律的な学習とスキルアップを支援するため、毎週テーマを変えた勉強会(もくもく会)も開催しており、知的好奇心を刺激し、技術力の向上を組織的に支援する文化が根付いています。
Q13. 開発合宿やハッカソンで印象に残っているエピソードは?
A. AI技術を活用したプロダクト開発をテーマにしたハッカソンで、「逆アキネイター」というプロダクトをチームで開発した経験が印象的です。これは、アキネイターが心に思い描いた単語を、人間が質問を通じて当てていくというゲームで、生成AIの潜在能力と自由な発想を掛け合わせることで、非常にユニークで面白い成果を生み出すことができました。
Q14. 制度や福利厚生の面で「働きやすい」と感じる点は?
A. フルリモートワークが可能でありながら、バーチャルオフィスが整備されているため、物理的な距離に関わらず、海外のメンバーを含むチーム全体が常に活発なコミュニケーションを取り合える点が、非常に働きやすいと感じています。これにより、多様な働き方を尊重しつつ、チームの一体感を維持できる点が大きな魅力です。
Q15. お休みの日は、どのように過ごされることが多いですか?
A. 筋トレ、ランニング、読書をして過ごすことが多いです。
Q16. 読書はどのような本を? 最近面白かった本はありますか?
A. 稲盛和夫さんの『一日一言』を愛読しており、日々の業務における判断軸として常に参照しています。
Q17. ワークライフバランスはどのように意識されていますか?
A. 意識的に業務時間外に体を動かしたり、美味しいご飯を食べることで、心身のリフレッシュを図っています。また、ルームシェアの仲間とゲームなどで交流することも、良い気分転換になっています。
Q18. お仕事面での今後の目標を教えてください。
A. エンジニア一人ひとりがその潜在能力を最大限に発揮し、仕事を通じて最高の喜びと成長を実感できるような、そんな理想的な開発組織を構築することが、私の最大の目標です。
Q19. 個人的なキャリアやスキルアップに関する目標はありますか?
A. プロダクトチーム、営業チームをはじめとする様々な部門と緊密に連携し、プロダクトを市場で成功させ、スケールさせていく一連のプロセスを深く理解し、その経験を積んでいきたいと考えています。また、エンジニアからのあらゆる技術的な相談に対して、迅速かつ的確な解決策を提供できる、頼りになる存在を目指しています。
Q20. STAR UP社に興味を持っている未来の仲間に向けて、一言お願いします!
A. 事業を自らの手で創りたいという強い意欲を持つ方、高度な技術を社会実装したいと考える方、そしてエンジニアリングの道を深く追求したいという情熱を持つ方、どんな方でも大歓迎です。熱い志を持つ仲間たちと共に、最高の職場を築き上げていくことを楽しみにしています!