初めまして。
セブンデックスという会社で経営企画として事業開発や組織開発などに携わっています。
セブンデックスはコーポレートブランディングや新規事業開発,UX/UIデザイン支援を展開するビジネス・クリエイティブ・スタジオ事業(以下BCS)と20/30代ハイキャリア向けの転職支援を行うHRソリューション事業(HRS)の2事業を展開しています。
2024年4月にジョインし、早いもので1年半が経ちましたので入社前の自分へオファーレターを送るというイメージでセブンデックスという会社について徒然なるままに書いていきます。
自分が30代のキャリアでやりたかったこと
20代は大手企業で経験を積み、その後スタートアップでは様々な事業づくりに関わり、独立して自分の力で事業を収益化させる経験もすることができました。
30歳になった日、今後のキャリアについて考えました。楽しかったし、成長できたけど、いいことばかりではなかった20代。そんな過去を振り返り、今後やりたいことを並べてみました。
「いい事業をつくり、いい組織をつくること。この事業、この組織でこの人たちと一緒に働けてよかったと思ってもらえる環境をゼロから作りたい。そんな軸で当時は会社を探していました。
いい事業づくりとは何か
セブンデックスにジョインをする前までは、「事業をつくる」という言葉をまだ断片的にしか捉えていなかったと思います。市場分析し、戦略を立て、KPIを設定し、オペレーションを構築し実行する。合理的に再現性を追求していくことが事業づくりだと信じていました。自分が今まで所属をしていた環境ではそのようなスキルを評価され、大きな仕事を任せてもらえることも多くあったと思います。
一方、セブンデックスに来て、その考えは大きく変わりました。
いい事業づくりとは、不確実かつカオスな状況にあえて踏み込み、「人の心をどう動かすか」「社会やクライアントにどのようなインパクト残すか」を考え抜き、問い続けることだと思うようになりました。
私の役割柄、2事業(BCS/HRS)どちらも関わらせてもらっていますが、どの事業においてもクライアントは高い期待を寄せてくれています。
BCS事業に関してはデザインや戦略の質についてはもちろん、「もっと他にはない尖った提案をして欲しい」「今までの延長線上にはない、本質的な課題を設定して欲しい」などといった要望をもらうシーンも珍しくありません。その要望に応えるためには知識やスキルでもなく、「熱量」「姿勢」「不屈さ」といった、人としての在り方や考え方が問われます。
HRS事業においても転職要望を聞き、求人提案するだけではなく、中長期的な視点からキャリア実現を見据え、キャンディデイトの最適な選択肢は何かを考え、複数プランを提案します。キャンディデイトが想像をしていなかったような選択肢を提案することも多く、「どの会社もこの切り口から提案をもらえなかった」「キャリアだけではなく、人生ごと好転した」といった声も多くあり、答えのないキャリア選択というテーマで誰よりも考え抜き、最適解を出すことが求められます。
セブンデックスの事業づくりの根幹にある考えは、このような点にあると思います。
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圧倒的な転職体験の提供は、キャンディデイトの心を動かす。
組織をつくるという、もうひとつの挑戦
いい事業をつくるためには、いい組織が必要です。単にチームビルディングや関係性の質を高めるという話、個が強い集団という意味でもなく、共通の思想やビジョンを持った組織であることがいい組織だと私は思っています。
そのため、情報収集をする際は「組織にどのくらい投資をしているか」については大きな意思決定の軸としていました。
その点については想像以上だったと思います。(いい意味で笑)
・全社メンバーの前で自分のWillについて話す場がある
・事業戦略と組織戦略はセット、分けず同義として考えている
・カルチャー浸透やリフレクションのワークショップが定期的に実施される
・MeではなくWeの意識がメンバー全員にある
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社内ワークショップで使われるトラックサークル(※代表中村が考案)
社員一人ひとりのWillと真摯に向き合うことで、会社を自己実現の場にしたいという思いが経営陣に強くあり、言葉以上に社員のWillと向き合います。経営やマネージャー陣だけではなく、会社単位で人に興味がある人が多く、フラットに仕事への想いや価値観について開示してくれるメンバーが多いです。全社員一人ひとり、恥ずかしがらず、恐縮しすぎず、力強い眼差しで未来を語る姿からは刺激をもらうことがとても多いです。会社のPMVVに共感し、共通言語として仕事へのスタンスが浸透している組織は強く、面白いです。
今まで色々な組織に所属をしてきましたが、ここまで組織に投資している会社は初めてでした。個でも強いメンバーがあえて、独立や他の選択肢をとらずにセブンデックスにいる理由はここにあると思います。
組織開発としての責任は重大ですが、セブンデックスのアイデンティティを確立させていくべく、エキサイトフルに大きな挑戦を進めているところです。
組織を勝たせるために事業も勝たせる
私自身、以前の会社で事業責任者をしていた時、事業をうまく軌道に乗せることができず、採用したメンバーから期待されている成長環境を提供できなかったという経験があります。仕事の報酬は仕事と考えるメンバーが入社してくれる中、今でも夢に出てくることほど辛かった経験であり、あのような経験は二度としたくありません。いい組織がつくれたとしても事業を勝たせなければ、メンバーのキャリア ≒ 人生も勝たせることもできません。
セブンデックスには、「形骸化や惰性を嫌い、組織のサビを防ぐ。」といステートメントがあります。目的のない取り組みや意味のない施策についてはすぐに見直しがされ、朝令暮改上等の精神で日々施策が動きます。
早いスピードでクライアントを成長させることが自分たちの事業成長に繋がり、自身の成長にも繋がるという考えが組織のベースにあるからだと思います。
肌触り感のある仕事とは
いい事業づくり、いい組織づくりとは結果ではなく、過程の総体であると1年半セブンデックスで働いて思うようになりました。メンバー一人ひとりの思考や感情、対話、トライアンドエラーの積み重ねが「熱量」を生み出していきます。日々の取り組みに派手さは必要なく、バリューを体現し、目の前の成果と向き合い続けることが、肌触り感のある仕事を生み、事業を前進させていっています。
これからのキャリアで何かを強く得たいというより、クライアントや自社の事業成長に向き合っていたい。何かに夢中になることで、振り返ったときに自分も前進していたという実感を持ちたい派の方は、エキサイトフルにセブンデックスで働けるかもしれません。
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通期バリュー賞のメンバーたちと
【引用元note】事業も、組織も、全て本気でつくる会社。|岩本 英佑|SEVEN DEX