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アステックペイントでは、塗装業界のDXを推進するエンジニア組織の成長と発展に力を入れています。
今回、エンジニア組織づくりの第一人者である久松 剛さんをお招きし、弊社のエンジニアメンバーへのインタビューを実施して頂きました。
久松さんは、スタートアップから大手企業まで、数多くの組織でエンジニア採用や組織改善に携わってこられた経験をお持ちです。その豊富な知見から、アステックペイントのエンジニアたちがどのような想いで開発に取り組み、どのような環境で成長しているのかを深く掘り下げていただきました。
塗装業界という伝統的な領域で、最新のテクノロジーを駆使して業界変革に挑むエンジニアたち。
彼らの生の声を、久松さんの視点を通してお届けします。
久松 剛
合同会社エンジニアリングマネージメント 社長
慶應義塾大学大学院政策メディア研究科博士(政策・メディア)。
2000年より慶應義塾大学村井純教授に師事。合同会社エンジニアリングマネージメント社長兼「流しのEM」。ベンチャー企業3社にてエンジニアや中間管理職を歴任後、独立。スタートアップ、コンサルティング企業、人材紹介企業など複数の組織で、ITエンジニア採用、研修、評価給与制度の設計、ブランディングなどの組織改善に携わるほか、セミナー講師や執筆活動も行う。
こんにちは、エンジニア組織づくり支援をしている久松です。
今回は、福岡に本社を構える塗料メーカー「アステックペイント」さんに伺いました。
「塗料メーカーにエンジニア?」と意外に思われるかもしれませんが、
塗装業界という伝統的な業界において、自社開発のSaaS「現場ポケット」を通じて業界全体のDX化を牽引する、まさに「イノベーター」と呼ぶにふさわしい開発チームがあります。
塗装業界のDXの最前線を担うメンバーたち
お話を伺ったのは、それぞれ異なるバックグラウンドを持ちながら、塗装業界の未来創造という共通のミッションに向かって歩む5名のメンバーです。
白木さん(プロダクトデベロップメント課 課長/開発リーダー)
Java 1. 0時代から開発に携わるベテラン。アウトソーシング会社、起業経験を経て2012年入社。IT部門立ち上げ期から参画し、現在は開発チームのリーダーとして、技術戦略とチームマネジメントの両輪を担う。
秀島さん(システム企画課 課長代理)
化学系出身で2015年新卒入社。スーパーバイザーとして現場業務を熟知した後、2023年にシステム企画担当へ。現場経験を活かした企画力で、代表直下のプロジェクトを牽引。
師井さん(コアシステム課 課長代理)
公務員からIT業界へ転身、SIerでのSE経験を経てアステックペイントへ。ECや業務支援システムの設計・開発を担当し、事業会社ならではのモノづくりを実践。
堺さん(コアシステム課 新卒3年目エンジニア)
高校時代からロボットプログラミングに取り組み、情報専門学校を経て新卒入社。社内システム「Erawan」のJava実装を担当し、次世代を担う開発者として成長中。
ザンさん(プロダクトデベロップメント課 エンジニア)
ベトナム出身。ハノイ工科大学卒業後、現地での日系企業勤務を経てアステックペイント入社。一度転職するも2023年にアステックペイント再入社。再入社のきっかけは、システム部門の部長から「戻って来ませんか?」と声をかけてもらったこと。会社の雰囲気が良かったこともあり再入社を決意。
塗装業界DXの現在地——アナログからデジタルへの変革
塗装業界のDXについて、白木さんは業界の変化を肌で感じているといいます。
「塗料業界はかつてアナログな業界だったので、"作れば便利"という感覚でした。今は競合製品も出てきて業界全体での需要の高まりを感じます。競合製品が出てきたことで技術力が問われる時代に変わってきています。」
この言葉が示すように、アステックペイントは業界のパイオニアとして、単に便利なツールを作るだけでなく、真の競争力となる技術力の向上に取り組んでいます。
現場に最も近い立場からシステム企画を担う秀島さんは、業界のDXの真価について語ります。
「現場で実際に使っていた立場として、"こうだったらいいのに"を企画に活かせるのは面白いです。営業経由で届く"生"のフィードバックをもとに企画ができるのが、自社開発の大きな強みですね。」
イノベーションを生み出す開発体制——ユーザーの声が直結する環境
アステックペイントの開発チームが他社と一線を画すのは、ユーザーとの距離の近さです。堺さんが語るエピソードからも、その特徴が伺えます。
「社員の方からふと『便利になったね』と声をかけられるんです。自分が作ったシステムを実際に使ってもらえて、直接感謝の言葉をもらえる。これは自社開発ならではの醍醐味だと思います。」
師井さんは、事業会社としての開発の魅力をこう表現します。
「製造・流通にまで関わる"事業会社"の立場でモノづくりができる点に惹かれました。SIerとは違い、自分たちが作ったものが事業の成長に直結する実感があります。」
このような環境だからこそ、エンジニアたちは単なる技術者ではなく、業界のイノベーターとしての使命感を持って開発に取り組んでいます。
未来創造への具体的なビジョン——技術的チャレンジと事業展開
開発リーダーの白木さんは、技術的な進化への明確なビジョンを持っています。
「長く運用してきたサービスなので、今後の事業成長を踏まえると技術的な課題も見えてきています。現行プロダクトのリアーキテクトに着手したい。現行サービスを運用しながらの移行——これは技術者としてぜひ挑戦したい領域ですね。」
秀島さんと師井さんは、事業展開についても考えていました。
秀島さん
「現場ポケットでしか解決できない領域に挑戦したいです。将来的には海外展開も視野に入れていきたい。塗装業界のDX化を日本から世界へ広げていくイメージです。」
師井さん
「販路拡大に耐えうるシステム設計をリードしたいです。技術的な挑戦と事業成長の両方を支えるアーキテクチャを構築していきたいですね。」
次世代イノベーターへの想い——成長できる環境への確信
皆さん成長意欲が高く、プロダクトに対しての誇りを持っていることが印象的でした。
チーム内での成長について、特に印象的だったのは堺さんの言葉です。皆さん達のようになりたい!と先輩達へ熱い視線を送っていたのが印象的で、部門内の仲の良さと尊敬し会える関係性を伺うことができました。
「今はプログラマですが、プロジェクトの設計やPMに挑戦したいです。PMを担う皆さんのような先輩達のようになりたい!『このシステム面白そう!』と感じる感覚を大切にしながら、興味が持てるテーマに出会えると、成長も早いと実感しています。」
ザンさんも、国際的な視点から成長への意欲を語ります。
「設計やインフラ、AI活用にも挑戦し、プロジェクト全体を牽引できるエンジニアを目指しています。焦らず、自分の成長が実感できる会社を探してください。アステックペイントは、そう思える環境でした。」
白木さんは、これから参加する仲間への期待をこう表現します。
「自社開発の魅力は、責任もあるけれど"自分のプロダクト"として長く関われること。そういうスタンスの人を歓迎します。」
そして、チーム全体を象徴する秀島さんの言葉
「『楽しくなければ仕事じゃない』という言葉に共感してくれる人と、ぜひ働きたいです。」
塗装業界のイノベーターとして——DX化と未来創造への使命
アステックペイントのエンジニアチームは、単なる「システム開発者」ではありませんでした。
現場の声に耳を傾け、自社プロダクトに責任を持ち、技術で業界そのものを変えていく——そんな使命感を持ったプロフェッショナルたちが、塗装業界のデジタル化と未来創造ミッションを、日々の開発を通じて実現していると感じました。
モノづくりに"手触り"を感じながら、業界のイノベーターとして働きたい方。
自社サービスを通じて事業の成長に関わり、未来を創造したい方。
ぜひ、アステックペイントの開発チームと、カジュアルにお話してみてください。