広告代理店業界とソフトウエア開発業界で、「下請け市場、日本一」を目指す株式会社detect。
そんなdetectで若くして役員として活躍しているのが、ビジネス開発マネージャーの向井優典。
向井さんの1日は、自転車通勤から始まります。都内の自宅からオフィスまで30分ほどの距離を、自転車で走る朝の時間は、1日の活力になっているそうです。ときには、社員と一緒に自転車通勤をすることも。
今回は、detectの営業責任者として活躍する向井さんの1日について、紹介したいと思います。
朝のルーティン:チームミーティングから始まる1日
―早速ですが、オフィスに到着してからの1日の流れを教えてください!
向井:最初にチームミーティングを行い、今日の流れや数字面で、ずれがないかなどを確認します。午前中は基本的に、自分が持つ施策や運用案件のミーティング、各種タスクの処理が中心ですね。
自分のチームでは情報の透明性を重視しているので、案件の状況を全員で共有しています。チームで情報を共有することで、「誰かが不在でも対応できる体制」を用意できていると思います。
午後:提案活動で真価を発揮する
午後からは、「代理店とのミーティング」や「クライアントへの提案業務」といった対外的な業務が多くなります。1日のなかで、一番エネルギーが高まる時間かもしれません。
―代理店やクライアント様とのやりとりで、いつも心がけていることはありますか?
コミュニケーションを密にとる、つまり「連絡をマメにとる」ことですね。相手に合わせて、話す内容も調整しています。たとえば、技術に詳しいクライアントには専門用語を使いますが、そうではない人には図やたとえ話を交えて説明するなど。また、忙しそうな人には要点を簡潔に、詳細を知りたい人にはじっくりと伝えます。
自社と先方で認識がズレないよう、進捗共有をこまめに行い、「私の説明で不足はないでしょうか?」や「ここまでの内容で確認したいことはありますか?」などと、確認する癖をつけています。
夕方以降:1日のまとめと振り返り
17時頃に外部との対外業務が終わったら、18時から19時頃までの時間で、1日のまとめと振り返りを行っています。この時間は、次の日の準備や、案件の進捗状況を整理する大切な時間です。
―1日を通じて、とくに意識していることはありますか?
そうですね、できるだけ波をつくらず、一定を保つことを意識しています。多くの人と接するので、自分の対応に波があると、さまざまな支障が出ると思っています。たとえば、Aさんには親身なのにBさんには素っ気ないなど、そういった対応は避けたいですね。相手や周囲は、冷や冷やして不安になりますよね。
―確かに、向井さんはいつも安定感がありますよね。波をつくらないという考えは、元からもっていましたか?
detectで働きながら、身につけた考え方です。プロジェクトを進める過程で、自分の対応にムラがあると、チームの進行にも影響が出るんだなと実感しました。だからこそ、どんなに忙しい日でも基本的な対応レベルを保つことが大切だと思っています。
私たちの仕事はチームワークが基本なので、一人の波が全体に響くんですよね。人間なので、実際には波ができる部分もあるのですが、それを最小限に抑えるよう、かなり意識はしています。
入社のきっかけは、シェアオフィスでの運命的な出会い
―向井さんがdetectに入社したきっかけと、役員になってから変わったことを教えてください!
前職のシェアオフィスにオープンスペースがあって、そこで本舘社長とコミュニケーションをとるようになったことがきっかけです。そこから仲良くなって誘われて、入社した流れです。決め手になったのは、スキルを磨きながら裁量を持てる環境だったことですね。
役員になって変わったのは、視野の広さだと思います。前職と比べて、責任の範囲が大きく変わりましたからね。単に数字への責任だけでなく、人間としての発言や行動がどう周囲に影響するかを考えるようになりました。
―ジョイン後に「あ、思っていたのと違う」というようなギャップはありましたか?
入社してギャップを感じたのは、横のつながりがとても強いことです。役職に関係なく相談し合える環境で、誰に何を聞けば良いかが明確かなと思います。人間的にも、柔軟に接してくれる人が多いですね。
仕事終わりに社員と食事に行くこともあり、社内でイベントをしなくても、自然とコミュニケーションがとれていると思います。職場によっては「この人とは話しづらい」とか「この部署とは距離がある」と感じることもあるかもしれませんが、detectではそういった壁を感じることがほとんどないですね。誰とでも気軽に話せる雰囲気が、会社の良いところだと思います。
―私たちのオフィスは、パーテーションが少なく開放的な空間ですよね。この環境で働いてみて、仕事の進め方にどんな影響があると感じますか?
パーテーションが少なく、オープンな環境なので、メンバー同士が気軽に相談し合える雰囲気だと思います。この環境のおかげで、疑問点があればすぐに声をかけられるので、仕事の進行スピードも速くなりますね。他チームの会話も自然と耳に入るので、担当外の情報も入ってきやすく、プロジェクト全体を把握しやすいという利点もあります。
detectの魅力:多様な経験と裁量の大きさ
―向井さんから見て、うちの会社の一番の魅力はどんなところだと思いますか?
業務の幅広さが一番の魅力だと思います。detectでは、代理店との打ち合わせからSNS運用・ウェブサイト制作、ときにはシステム開発までさまざまな業務に携われるので楽しいです。先週も、ウェブサイトの改修プロジェクトで、久しぶりにコーディング作業をする機会がありました。
もう一つ大きいのは、裁量の大きさですね。役職に関わらず意見を出しやすい環境があると思います。新しいメンバーが提案したアイデアでも、「試してみよう」となることも多いです。私自身も、提案したことがすぐプロジェクトに反映されることがあります。扱う商材も多岐にわたるので、常に新しい知識を得られる点も魅力だと思います。業務量は多いですが、その分成長できる環境だと感じています。
―新メンバーからは、どんな感想をもらうことが多いですか?可能性を感じるという声はよく聞きますが…
そうですね。新しく入社した人たちからは、『この会社には可能性がある』という声をよく聞きます。それと、うちの会社は将来独立したいと考える人も多くて。そういった相談があれば、黙殺されるわけではなく、むしろ「それ面白いね!」と受け止めてもらえるような空気感があります。逆にいえば、次のステップを見据えられる環境だからこそ、今ここで思い切り力を発揮できるのではないかと思っています。
幹部候補に求めるもの:コミュニケーション力と学習意欲
―うちでは今、第二創業期として幹部候補を募集していますが、どのような人が向いていると思いますか?
そうですね、積極的にコミュニケーションをとれる人が合うと思います。クライアントワークが多いので、オープンでない人や、自分から意見が言えない人だと、業務がうまく進まない可能性があるかなと。たとえば、代理店さんとの打ち合わせで「こうしたらどうですか?」と提案できるような、自分の考えを持ってきちんと伝えられる人が求められますね。
―スキル面では、どのような人が活躍できると思いますか?
自分から「知らないから調べよう」と、積極的に学びにいけるような人かなと思います。広告業界は、本当に変化が速いですからね。昨年のやり方が、今年は通用しないこともザラにあるので。わからないままでいると、代理店さんや顧客に迷惑をかけてしまうので、自ら学ぶ姿勢は必要ですね。知らないことはみんなあると思うので、素直に聞いて、すぐに吸収する力も大事だと思います。
―成果に対する姿勢も大切ですよね?その点については、どう思いますか?
私たちの仕事は、最終的に数字で評価されます。クライアントの売り上げに貢献できたか、コンバージョン率はどれくらい改善したかなど。だから、「こうすれば成果が出るはず」っていう仮説を立てて検証する姿勢が必要です。それと並行して、成長志向で、スキルを高めたい意欲がある人が活躍できる環境だと思います。最初は分からなくても自分で考えて行動して、数か月後には見違えるほど成長している人も多いです。そういった姿勢がある人なら、会社としてもどんどん任せていきたいって思いますね。
成功体験と今後の展望
―detectで働いてみて、特に印象に残っている成功体験はありますか?
一番印象に残ってるのは、やっぱり代理店さんとの関係構築ですね。最初は、商材自体の知識もほとんどなくて。それでも、代理店さんとの関係づくりに力を入れました。とにかく頻繁に通って、こまめに連絡をして、「自分が何かお役に立てることはないかな」と、常に考えながら動いていました。すると、少しずつ信頼関係ができてきて、「この案件、向井さんのところでできない?」って声をかけてもらえるようになりました。そういう過程で、やりがいを感じましたね。
―現在は、何社くらいの代理店さんを担当しているんでしたっけ?
30社くらいの代理店さんを担当しています。マネジメント層だとこれくらいが標準的な数で、一般のスタッフだと10社から20社くらいを見ることが多いですね。
最後に、detectに興味を持ってくださった方々へメッセージをお願いします。
detectは、本当に「人」を大切にする会社だと思います。
みんなでワイワイ意見を出し合って、お互いに高め合える環境もあります。
若いうちから、これだけ幅広い経験ができる環境って、なかなかないと思うんですよね。それが将来どんな道に進むにしても、かけがえのない財産になるはずです。興味があれば、ぜひ一度うちの環境を見に来てください。