皆さまこんにちは!
HR事業部広報担当の木村です。
働き方や価値観が、どんどん多様化している今の時代。
チームの力を高めるための「人材育成」のあり方も、少しずつ変わりつつあります。
一概に「人材育成」と言っても、そのアプローチや捉え方は人それぞれ。
どこか遠い話のように感じる方もいれば、今まさに「教える難しさ」に直面している方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、当社で活躍するD.Aさんに、人材育成をテーマに執筆いただきました!
エンジニアとしての経験をもとにした内容ですが、人を育てる立場にある方はもちろん、これからマネジメントに携わる方にも参考になる考え方が詰まっています🌟
ぜひご覧ください♬
目次
はじめに
1.組織(チーム)について
2.チームにおける人材育成
①スキルを「配る」方が、チームの成果は最大化する
②自身の評価は難しいが、他人の成長は評価しやすい
3.育成上手への第一歩
4.おすすめテクニック
①受け手の適性や傾向を考える
②作業理由と目的を明確に伝える
③答えを教えない
④過度に人材育成に期待しない
⑤とにかく実践する
おわりに
はじめに
エル・フィールドでエンジニアとして働いている、D.Aと申します。
今回は自身の経験から、組織(チーム)で働く一員として「人材育成」をテーマにお話しさせていただきます。
「自分にはまだ関係ないかな」「これまであまり意識してこなかった」という方にこそ、ぜひ読んでいただきたい内容です。
なお、人材育成を行う専門部署での経験はありませんが、「そういった捉え方もあるんだな」という現場の経験に基づく一意見として、ご覧いただければ幸いです。
1.組織(チーム)について
組織とは、「ある目的を達成するために、分化した役割を持つ個人や下位集団から構成される集団」を指します。
簡単に言うと、「目標を持ったチーム」です。
先輩、後輩、部下、上司、社長など肩書きや役割は違えど、エル・フィールドもひとつのチーム(=組織)です。
私たちエンジニアは、普段から複数人のチーム体制で動くことが多いと思います。
特に、リモート前提の働き方をしているときは、一人で作業をしている意識が強いかもしれません。
しかし、大きなものづくりをする際は、顧客や従業員など必ず大勢のステークホルダーが関わってきます。
そのため、エンジニア人生を続けるうえで、チームは切り離せない大切な存在と言えます。
2.チームにおける人材育成
人材とは、「目標達成における活躍できる人」を指します。
つまり、人材育成とは「チームの中で、そうした活躍できる人を育てること」になります。
では、人材育成を行うメリットとは何でしょうか。
それは、大きく分けて2つ考えられます。
①スキルを「配る」方が、チームの成果は最大化する
何かしらのチーム目標に対して、一人でできることには限界があります。
例えば、メンバー3人の現場を想像してみてください。
自分なら100%のパフォーマンスを出せる業務を、他のメンバーはまだ10%ずつしか出せないとします。
このとき、自分一人では同時にすべての作業を並行してできないため、チーム全体の成果は最大でも「120%」で頭打ちになってしまいます。
しかし、もし自分が持つ知識やスキルをメンバーにすべて伝えることができたらどうでしょうか。
100%の力を発揮できる人が3人に増え、チーム全体としては最大「300%」の成果を出せるようになります。
これは極端な仮定の話ですが、伝えたい本質は同じです。
一人でスキルを抱え込むよりも周りに配る方が、結果としてチーム全体が受け取れる恩恵は圧倒的に大きくなります。
②自身の評価は難しいが、他人の成長は評価しやすい
「自分が今の現場にしっかり貢献できているだろうか」「成長できているのか」と、不安になることはありませんか?
他人から明確なフィードバックをもらえない限り、自分を客観視することが難しく、不安が堂々巡りしてしまいますよね。
一方、メンバーを育成した場合は、そのメンバーがチーム内で活躍できているかどうかを客観的に評価できるようになります。
もし、自分が育てたメンバーやチーム全体が上層部から評価をいただいたなら、とても感慨深いものがあるでしょう。
また、「自分がその人材を育てた」という自負があれば、チーム全体の評価に対して自分が大きく貢献できたのだと、素直に自分の成果を受け止め、自信を持つことができます。
3.育成上手への第一歩
ここが一番難しい部分なのですが、先ほど例に挙げた「自分が持つ100%の知識やスキルを相手に渡す」というのは、マンガのように簡単に手渡しできるものではありません。
それでも、理想に近づけるための「育成テクニック」はいくつかあります。
どれだけ多くの引き出しを持ち、状況に応じてどのように使うかによって、育成の上手さが決まります。
ただし、人材育成は相手が「人」だからこそ、受け手側の特性に大きく左右されます。
どれほど優れたテクニックをフル活用したとしても、必ずしも全員が同じように育つとは限りません。
だからこそ、相手の性格や特性に合わせてテクニックを使い分けることが、一番大切だと考えています。
知識やスキルを伝えたにもかかわらず、相手が望んだ成果を出せなかったということもあるかもしれません。
そんな時は、自分の伝え方やタイミングに問題がなかったかどうか、一度立ち止まって振り返ってみましょう。
4.おすすめテクニック
世の中には、人材育成に関する素晴らしい本が溢れています。
体系的な理論については、そうした本を読んでいただくのが一番良いかもしれません。
ここでは、私の実体験から、成果の大きかった方法や考え方を5つご紹介します。
なお、すべてケースバイケースとなりますので、何かのヒントになれば幸いです。
①受け手の適性や傾向を考える
まずは、普段のコミュニケーションで相手を観察し、特性を判断してみましょう。
例えば、
・聞かれた際に1を教えれば10を理解するタイプか
・こちらから10をすべて教える必要があるタイプか
・尖ったスキルを持っていないか
などです。
厳密に枠にはめる必要はありません。
ざっくりとした得意・不得意の傾向を見つけて、その後のアプローチに活かせればOKです。
②作業理由と目的を明確に伝える
個人的には、これが最重要だと考えています。
どちらもビジネスでよくある考え方ですが、人材育成の現場で活用できている人はかなり少ない印象です。
具体的にどう使うかというと、「How(どのように)」ではなく「Why(なぜやるのか)」の情報を伝えます。
そうすることで、言われた通りの一本道作業ではなく、相手に「考える余地」が生まれます。さらに、「目的(ゴール)」の目線を合わせておくことで、アウトプットのイメージが大きくズレる心配もありません。
つまり、「自分で考える努力をしながら、ゴールを目指せる人材」が育つということです。
逆に、やり方だけを教えたり、ゴールの認識が合っていなかったりすると、受け手は正しく思考することができず、言われた通りの作業をただこなすだけの状態に陥ってしまいます。
これは結果的に、相手の成長の芽を摘んでしまうことになり、裏を返せば「人材育成が上手くできない人の特徴」とも言えます。
「自分が指示を受ける側のとき、どんな頼まれ方をされたら作業のモチベーションが上がるか」
普段の教え方を、ほんの少し相手の目線になって想像してみるのがおすすめです。
③答えを教えない
人材育成において、最も大切なのは「受け手に思考してもらうこと」です。
そのため、自分が質問を受けたときに「こうですよ」とすぐに答えを伝えるのではなく、情報を少し与えて、本人に考えてもらいます。
もちろん、緊急の案件だったり、本人ではどうしようもない状況の場合は、その場で答えを教えても問題ありません。
しかし、基本的には本人が出した回答をもとに、こちらがゴールまで誘導していく形を目指してください。
「10を教えないとわからないタイプ」に対して、9.9までヒントを教えて「あとの0.1は自分で考えられないか」と促すような塩梅は、現場のスケジュールや本人の習熟度に合わせて調整していく必要があります。
④過度に人材育成に期待しない
人材育成は、「できたらラッキー」程度に考えておくのが、実は一番上手くいきます。
当たり前ですが、新卒に1から教えるのと、経験豊富なベテランに一部を引き継ぐのとでは、育成の難易度がまるで異なります。
特に、新卒レベルのメンバーを育てるのは難易度が高く、スケジュールギリギリまで労力をかけても、あっさり離脱してしまうことが珍しくない業界です。
過度にリターンを求めて手間暇かけすぎると、思い通りにいかなかったときの精神的ダメージが大きくなってしまいます。
だからこそ、重く捉えすぎず、これまで紹介したような「サッとできるテクニック」を適宜実施していくスタンスがおすすめです。
もちろん、こうした細かい積み上げによって、新卒レベルだった人材がチーム内外で大きく評価されるまでに成長した経験も私は持っています。
何事も、見返りを求めすぎない「小さな積み重ね」が、結果的に良い実を結ぶのかもしれません。
⑤とにかく実践する
結局は「人」が相手なので、最後は経験値です。
さまざまな個性を持つ人に対して、あらゆるアプローチを試み、成功と失敗を繰り返すことで自分のナレッジを貯めていきましょう。
ここで得た経験は、必ず次に活きるはずです。
おわりに
私は人が成長していく姿を見るのが好きなので、人材育成に注ぐエネルギーを惜しいとは思いません。
ですが、最初からそうだったわけではありません。
エンジニアとして働く中で人の成長に触れる機会があり、「面白い」と感じたことから、段々と大事にするようになっていきました。
人材育成は、自分自身にも大きなメリットがあります。
また、ほんの少しの工夫で手軽に実践できる反面、携わっている方が意外と少ない領域でもあります。
この記事を通して、一人でも多くの方が人材育成に興味を持つきっかけになれば幸いです。
D.Aさん、ありがとうございました!
実体験から生まれた工夫の数々が紹介されており、人材育成のヒントがたくさん詰まった内容でしたね💡
これらはエンジニア職に限らず、人を育てる立場にあるすべての方に共通する大切な考え方だと感じました。
「成功も失敗も、すべて自分のナレッジになる」
そんな風に試行錯誤をしながらも、常に受け手側の視点に立って考えることを大切にされている姿勢が、とても印象的でした。
これから人材育成に関わっていく方や、現在その中で悩まれている方にとって、一歩を踏み出すきっかけとしてぜひ受け取っていただけたら嬉しいです。
エル・フィールドには、、D.Aさんのようなメンバーの成長やチームづくりを大切にする社員が多数在籍しております😆
定期開催しているイベントの様子は、公式サイト内のブログでもご紹介していますので、ぜひチェックしてみてください♬
少しでも気になった方は、ぜひ一度お話ししてみませんか?
皆さまからのご応募、お待ちしております!
それでは、次回もお楽しみに🌈