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この連載では、ハイクラス人材紹介事業を行う「WARC AGENT」メンバーが、過去に転職のご支援をさせていただいた「ベンチャー企業で活躍するコーポレート人材」の方々にインタビューをしています。ベンチャー企業へ転職をした理由や実際に働く上でのやり甲斐など、「ベンチャー企業で働くリアル」に迫っています。今回は、株式会社Luupにてご活躍されている大津さんにお話を伺いました。
■プロフィール
株式会社Luup 経営企画部 大津 幸司
新卒で現デリカフーズホールディングス株式会社に入社。IPO準備時にプロジェクトに参加。証券対応他実務を経験。その後ベンチャー企業合計3社でIPOを実務者として経験。2021年2月より株式会社Luupに参画。
▼目次
複数社でIPO準備~上場を経験
『街じゅうを「駅前化」するインフラをつくる』というミッションを体現する
大企業の経験を活かしながらベンチャーで活躍する
複数社でIPO準備~上場を経験
- 本日は宜しくお願い致します!まずは今までの経歴と自己紹介をお願いいたします。
大津さん:最初はデリカフーズに勤めました。総務経理を担当し、上場準備から上場までを経験しました。上場後も引き続き開示を経験していたこともあり、その経験を活かしてトランスコスモスへ転職しました。狭く深い専門的な開示の技術を身につけたことを面白く感じていたのですが、領域的に狭すぎるのはいずれ自分の中で飽きが来るだろうと思い、幅広く経験できるベンチャーのエアトリに転職しました。そこではIPO準備を中心に様々なことに携わりました。その時は、在職中に上場の経験ができませんでしたが、専門的な資料を作るなどこれまでと違ったスキルを身に着けることができました。そこから更に、英会話サービスを運営するレアジョブに転職し、上場準備から上場まで開示をやり切りました。そして、その経験を活かしてアジャイルメディアに転職し、同じく上場準備を経験した後に、現職のLuupに出会いました。
Luupでは、レアジョブやアジャイルメディアと比べ、IPOまでの時間軸でいくとタイミングとしては早く、フェーズの浅いところから経験できることに魅力を感じました。また、社長の岡井が大きなスケールで夢やビジョンを持っていて、これからもまだまだ大きくなるだろうという夢を私に見せてくれました。若いのにはっきりとビジョンを語れることが非常に魅力的な方です。
- 実際に入社してみてギャップはありますか?
大津さん:ベンチャーなので想定していた以上の幅広い業務内容ではありましたが、手の届かない部分も拾っていかなければいけないと思っています。
また、会社としても成長期なので、自分が入社してからも従業員が急激に増えているという変化があります。正社員数は倍ほどになり、管理部や経営企画部のメンバーも増え、経理の専門的な知識を持った方も入社いただき、私としても非常に助かっています。オフィスも移転し、今まで無かった場所にポートを設置出来、街でLUUPを見かける機会も増えてきました。
入社当初から、会社のステージを上げるために出来ることは何でもしたいと思っていたので、その判断は間違っていなかったと思っています。私は基本的にポジティブ思考で、会社全体も同じような考えを持っているので、とてもフィット感を持って働けています。
- フェーズが浅く整っていない分、課題もあると思いますが、現在のミッションは何ですか?
大津さん:IPO準備を大きなミッションとして、上場に耐えられる体制作りの構築、現状出来ていない部分を粛々と補っています。会社が急激に成長していて従業員数が増えたこともあり、仕組み作りをしなければ工数が上がってしまいます。その仕組み作りも含めて、幅広く取り組んでいます。
ビジネスモデルの関係上、LUUPというモノをシェアリングする事業なので、キャッシュはたくさん必要になります。その為、ファイナンスを実行することなどは、私がこれまで経験していないスケールの仕事であり、新たなチャレンジです。また、代表やCFOと一緒に遂行し投資家との座組みを作ると言う取り組みで、自分の提案をさせていただいたこともありました。新しい物事に挑戦をすることが好きなので、非常に楽しい経験となりました。
『街じゅうを「駅前化」するインフラをつくる』というミッションを体現する
- 今まで様々な企業で経験を積まれていますが、その中でもLuupは一番スタートアップ感があると思います。これまでの会社との違いや魅力は何でしょうか?
大津さん:事業戦略が非常にしっかりしていて、今後のスケールの様子が見通せるところはとても魅力に感じています。今まで複数社経験してきましたが、その部分に関しては明らかに唯一無二です。ビジネスの特性上、公道でキックボードを走らせるため道路交通法などの規制と付き合っていく必要がありますが、それに対し段階的にアプローチして推進していく様が非常に面白いです。
ベンチャーで事業が伸びており勢いを感じる状態ですが、コーポレート組織が足を引っ張ったりスピードを落とさず協力できるようなかたちを模索していきたいと考えています。特にLuupにはベンチャー出身者も多く入社してきているので、思い描いているかたちを実現できるよう皆で議論しながら進めています。
今後の課題としては攻めの部分で、ファイナンスが大きなところを占めています。CFOを中心に進めていますが、それぞれやらなければいけないタスクは多いため、それぞれのメンバーがやるべきことに注力し、私は守りの部分で支えていきたいと思っています。
まだコーポレート組織の人数がそこまで多くはないので、私も手を動かしています。具体的に言うと現在労務の募集を出していますが、その業務は今私がやっています(笑)
- 大津さんから見てLuupをこんな会社にしていきたいという想いはありますか?
大津さん:『街じゅうを「駅前化」するインフラをつくる』というミッションが会社にあり、それが非常に面白いなと共感し、考え方にも賛同しています。このミッションは、私がその話を聞いた去年の12月よりもかなり現実味を帯びてきたので、そのまま実現できるようにしたいと思っています。その中の手法の一つとしてIPOは必ずあると思うので、確実に遂行しなければいけないと考えています。
- IPOは大変なイメージがありますが、大津さんは準備を含めると4回経験していますね!魅力はどんなところにありますか?
大津さん:何も無い状態から仕組みを作るところが意義であり、この仕事の魅力の一つです。ビジネスのスピードをなるべく落とさないようなかたちでIPOできることが理想です。職種柄、管理系の仕事はどうしても仕事の成果や達成度が目には見えないですが、IPOはその中でも達成度合いを測れる数少ない機会なので、その部分も魅力的です。法律を守りながら組織をつくりビジネスを盤石にしていくひとつひとつの積み重ねは地味ですが、1回経験するとコツを掴めるので、そういった意味でも今まで良い経験をさせていただいたと思っています。
大企業の経験を活かしながらベンチャーで活躍する
- 大手からベンチャーに飛び込むのは勇気が必要だったと思いますが、どういったお気持ちでしたか?
大津さん:仕事を幅広く手掛ける方が自分には合っていると思っていたので、「えいや!」という気持ちで飛び込みました(笑)
Luupに入社する時も、ご紹介いただいた中で1番魅力的だったので躊躇はなかったです。ベンチャーに飛び込むのは一見大きな挑戦に見えますが、出身が大企業であればそこで培ったやり方をどのように混ぜていくか工夫次第で解決できることも多々あります。特に、自分で手を動かして何かを変えていくモチベーションのある方には、非常に働きやすい環境だと思います。逆に、ずっと指示をもらって仕事をするような方だとなかなか居づらいかもしれません。ある程度経験を持っていれば難しくはなく、多くの方が活躍できると考えています。
- 最後に、ベンチャーのコーポレート部門にこれからチャレンジしていきたい方向けにアドバイスを一言いただけますか?
大津さん:ベンチャーで良いなと思うことは、大企業では味わえないような決裁を自ら行い、様々な経験ができることです。どう会社を選ぶかは人それぞれですが、成長している会社に入社するのは特に刺激的です。大きな裁量の中でスピード感持って仕事をすることができるので、面白味もあります。その分のプレッシャーも勿論ありますが、自身が楽しくできるのであれば、絶対に乗り越えられます。
ベンチャーという何も創られていない中でやらなければいけないですが、裏を返すと何でも創っていけることが良さであり、周りのメンバーも皆それを楽しんでいます。そこを面白みとして感じられれば良いと思います。
実際、私がLuupにジョインした時には会計の考え方も十分に整っておらず、一から作り直しました。そこには、今までの創業メンバーが会計の知識がない中で頑張った形跡も見られました。悪気があって上手くいっていなかった訳ではないので、改善に必要な箇所を整え今まで担当していたメンバーにも共有しながらフローを変えていくことで、仕組化することが出来てきました。そういった経験を面白いと感じていただける方がいらっしゃれば、是非ご一緒したいと思っています。
- 貴重なお話をありがとうございました!
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